朔月の玩具箱

ついのべ、都々逸、一文小説など。ブログ(宵月楼 http://ayakashi.tsuyushiba.com/ )に格納するまでの置き場なので、移動したものから消します。
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@sktkx

ピンク色の綿飴兎。実際に綿飴でできているわけではなく、ふわふわの毛と空を跳ねる姿からそう呼ばれている。好物はピンク色の花びら。だが、見て楽しむのも好きなので食べるか飾るかで毎回思い悩むらしい。満月の晩に月の光を浴びることで、空を跳ねる力を得ている。 @junju_usako

2012-11-29 12:31:20
@sktkx

武家の生まれだが親の浪人暮らしに嫌気がさして市井に暮らす瓦版屋。あった出来事を外れることなく脚色し楽しませる技を持つため、なかなかに好評をはくしている。しゃべり方も態度もすっかり町人だが、身の危険に対しては昔習った剣術が役に立っているという。 @shizuka_unoya

2012-11-29 12:22:44
@sktkx

西洋菓子に魅せられている座敷童。煎餅よりもクッキー、お汁粉よりもプリンを好む。背の中程まで伸ばした黒髪と愛らしい顔立ちの少女の姿をしており、おやつの時間によく姿を現す。人と一緒にお茶するのが好き。しかし、辛いものを口にすると家から去ってしまうという。 @amelie_0824

2012-11-28 23:08:04
@sktkx

見習い神狐の少女。修行のために人の世の稲荷社に遣わされた。参拝客が少なく寂れる一方のお社を何とかするべく、日々巫女装束にたすき掛けで頑張っている。明るくよく働くが、人の世に慣れていないので時々ドジを踏んだりする。大きな失敗の後は屋根の上にいることが多い。 @kino_box

2012-11-28 22:14:47
@sktkx

春の佐保姫の側近く仕える春風の風使い。いたずら好きで、明るく、身軽。春一番で木々や大地をたたき起こす役割を持っているが、少々寝坊ぐせがあり、おっとりと穏やかな佐保姫のペースに乗せられて二人でお昼寝してしまうこともしばしば。そのたびに、蝋梅姉さんに怒られている。 @hmoegi

2012-11-28 21:57:23
@sktkx

神社に納められている一振りの太刀のあやかし。いつまでも輝きと鋭さを失わない名刀だが、銘がない。名がないということなので、神社の狛犬や巫女、神官には親しみを込めて「(名無しの)なーちゃん」と呼ばれている。非常に不本意であり、銘をつけてくれる主を欲している。 @hauy_night

2012-11-28 21:36:45
@sktkx

人の街にただ一人の黒い翼を持つ子供。実は子供のない夫婦が社に祈ったところ遣わされた烏天狗の赤子。羽は普段は消しておけるが、感情が高ぶると本人の意思に関係なく現れる。優しい両親と幼馴染みに見守られてまっすぐ育っている。最近、あやかしとしての修行も始めたらしい。 @crow0404

2012-11-28 21:16:31
@sktkx

古い屋敷の一番奥の座敷に住まう筆の付喪神。長い髪をうなじで結わえ、和服を着た姿をしている。非常に高級な筆であった為、使われず家宝として部屋に飾られていた。持ち主の読む本を共に聞くのが何よりの楽しみであり、今では自ら物語を綴り、句を詠む充実した日々を送っている。 @nayotaf

2012-11-28 16:44:23
@sktkx

白き狼の戦士。生まれつき神通力と長い寿命を持ち、群れから追い出されて長い間さまよっていたが、山奥の隠れ社の姫巫女に拾われて己の力を悟る。その荒ぶる能力に意味をくれた姫巫女を慕い、人となり狼となって付き従う。白き毛並みに返り血も汚れもつかぬほどの手練れである。 @a_te_ra

2012-11-28 12:54:15
@sktkx

銀河警察辺境支部太陽系駐在所所属巡査部長。月生まれの月兎族出身であることから太陽系に配属された。事件がほとんどない辺境なので、長い耳を隠すための帽子をかぶって、見回りと称して地球に遊びに行くのが楽しみ。しかし、某所では隠さなくても怪しまれないとか。 @naholograph

2012-11-28 12:32:09
@sktkx

狸のあやかしだが人の世で暮らしている。狸が創設した居酒屋のフランチャイズチェーン「ちょっと一杯」の社長秘書として、人間のみならず妖狐や猫又とも渡り合う。穏やかに見えるが状況把握能力と事務処理速度は他の追随を許さず、魅力的な微笑みでいつのまにか自社に有利に事を運ぶ。 @_urt

2012-11-28 12:18:20
@sktkx

雪割草のあやかし。薄紅の着物をまとい、黒髪の左側の一房だけを同じ色のリボンでまとめた色白の少女の姿をしている。物静かに見えるが、穏やかな微笑みの奥に芯の強さを感じさせる。柔らかいその声と言霊は、冬の間、塞ぎがちな人々の心にあたたかな灯りをともす力を持つ。 @xx__moon

2012-11-27 22:41:24
@sktkx

蒼き龍の末裔。普段は只人と変わらない(むしろ人より穏やか)。感情の高ぶりに呼応して雷を呼ぶ為、自らを少し鈍く保っている節がある。うなじにある三枚の鱗のうちの一枚は逆鱗であるため、それを無造作に伸ばした黒髪で隠している。水に縁ある種族のためか、暑さに弱い。 @aoi0208

2012-11-27 22:08:57
@sktkx

紅梅のあやかし。紅ではあるが落ち着いた色の瞳を持つすらりとした立ち姿の舞姫。肌身離さず持っている扇は普段は舞いの供でありたおやかな仕草に花を添えるが、時に狼藉者と渡り合う武器ともなる。静かな中にぴしりと筋の通った様はまだ冷たい空気に花開く紅梅そのものである。 @ask_goto

2012-11-27 21:57:10
@sktkx

旅籠の前で子供がわあわあ泣いていた。聞けば店先に置き去られたのだという。人に化けて旅籠に泊まっていた妖狐の琥珀は眉をひそめた。人は時に理解に苦しむ。何故子を置き去るのか。ともあれ泣き止ませるのが先決だ。「ぜんざいでも食うか?」そう話しかけて、子供を抱き上げた。 #twnovel

2012-11-25 21:54:35
@sktkx

子猫のしっぽを追いかけたら、見知らぬ店にたどり着いた。子猫はしっぽをぴんと立てて、僕を誘うようにちらりと振り返る。店はツタが絡まり、扉は重々しい木で、外からじゃなんの店かはわからない。それでも僕は扉に手をかけた。開くと中から古い紙とインクの匂いがした。 #書き出し

2012-11-24 20:16:39
@sktkx

本の森のお姫様。夢はそのまま新しい物語になり、本は夜毎に増えてゆく。

2012-11-23 08:20:31
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