10/20 #同題ssBSR まとめ お題「赤蜻蛉」

#同題ssBSR 10/20のお題分のまとめです。 ざっとまとめただけです。誰でも編集可能ですので、追加・削除などご自由にどうぞ。 作品冒頭にある【 】内はCP表記です。ただし、全ての腐要素のある作品に記されているとは限りませんので、地雷のある方は注意。→http://j.mp/Kcy03q 続きを読む
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同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

10/20~10/23(22:00) 今回のお題は『赤蜻蛉』 お題提案はランプリイさんです。ありがとうございます #同題ssBSR

2012-10-20 22:01:16

@myura3037

(題:赤蜻蛉)忠勝の槍は「蜻蛉切」と呼ばれ、当たるだけで蜻蛉が真っ二つになる。家康が小さい頃、忠勝の槍に止まった赤蜻蛉を取ろうとしたら蜻蛉は真っ二つになった。家康は大泣きし、赤蜻蛉がトラウマになった・・という噂が流れて以来、虫網を持った三成が各地で目撃されている #同題ssBSR

2012-10-20 22:37:19
東露 @tooro_banbino

重垂れた稲穂の上を蜻蛉が飛んでいく。金と赤、豊穣の色だ(今年も無事に実ったか)毛利は目を細める。この国を何からも守ってみせると強く思う。アキツ、日ノ本と蜻蛉、両の古称は同じ音。豊秋津島。帰りたい、守りたいどこか。こんな風景を人は古里と呼ぶのかもしれない。/赤蜻蛉 #同題ssBSR

2012-10-21 00:00:45
雷芭秋春 @fausut

夕焼けの中。負われて見たのはいつの日か。昔、小さかった三成は畏れ多い事に秀吉の背に背負われて、それを見た。隣で半兵衛はぐるぐると指を回して「捕まらないね」なんて笑った。――誰もいない今。彼は瞼の裏に浮かぶ昔と共に、目の前の蜻蛉を切り捨てた。【赤蜻蛉】#同題ssBSR

2012-10-21 00:16:22
@Kei_Amamiya

【赤蜻蛉/三成】以前聞いたことがある、赤蜻蛉は魂を運ぶ生き物だと。ならばこの鮮血に濡れた大地と血汐に似た夕陽に染まる戦場跡で群れ飛ぶ赤蜻蛉は、己が斬り捨てた魂を連れ行く案内役なのだろうか。同時にあの方を連れ去ったのか、と考えた次の瞬間には刃の鈍い輝きが閃いていた #同題ssBSR

2012-10-21 00:24:43
やゆ @ya_yu3

《赤蜻蛉【チカツル】》足を挫いた鶴姫は、痛みが酷く、元親の背に負われることに。嫌々だった鶴姫だが、夕焼けに染まる綺麗な銀髪と秋空を飛ぶ赤蜻蛉が見えて、なんて綺麗な光景でしょうと、思わず見惚れていたのだった。『夕焼け小焼けの赤蜻蛉。負われて見たのはいつの日か』 #同題ssBSR

2012-10-21 06:37:46
@sakisosss

【弁と佐】指先で円を描けば目を回して指に乗るのだ、と教えたのは迂闊だったろうか。興味津々、といった様子で眺めていたからと言ってみただけなのだけれど、朝から真剣な面持ちで赤色を追ってはそればかり繰り返すこどもは、夕焼けでそれと同じ色に染まっている。<赤蜻蛉> #同題ssBSR

2012-10-21 10:02:11
みるくss用 @milkss_ss

金色に揺れる稲穂を眺めていると、肩に赤蜻蛉が留まった。人に留まるなんてと思ってから、無意識に気配を消していたことに気付く。肩の力を抜くと、蜻蛉はすぐに飛んで行った。(俺様ってば、骨の髄まで忍だね)一人おどけて肩を竦め、佐助は闇の中へと姿を消した。/秋色、赤蜻蛉 #同題ssBSR

2012-10-22 00:49:32
@rin_haruno2222

「~♪柿の種、柿の種ぇえに足を付けたら油虫♪~」「政宗殿、某、柿の種ではござらん、て何故鉢巻?」「そりゃ足なんだヨ、You See?」「~♪油虫、油虫ぃいに羽を付けたら・・♪~」「それは箒でござる」「いーや、それは赤槍という名の羽だ!分かったか赤蜻蛉♪」赤蜻蛉/#同題ssBSR

2012-10-22 08:38:54
緋星(空神) @utsugami

【徳川主従】忠勝の兜に赤蜻蛉が止まった。「忠勝、この蜻蛉は頭が良いなあ」「……」彼の槍は蜻蛉切。もしもその穂先に止まったなら、蜻蛉は命を失っていただろう。だが、直にその心配をすることは無くなる。「行くぞ、忠勝!」「……!!」天下平穏の日までもうすぐ。〈赤蜻蛉〉 #同題ssBSR

2012-10-22 11:18:42
たま@取引用 @kabikiller_tko

【関ヶ原】遠い昔に一度焼け野原と化した風景は、今や一面の薄の下に幾千の屍を沈めて黄金色の大海原となっていた。儂らはどこで道を違えてしまったのだろうなあ、と呟く声は風に浚われていく。無数の古傷を刻んだ手甲の先、慰めるような穏やかさで赤蜻蛉が一つ舞い降りた。/赤蜻蛉 #同題ssBSR

2012-10-22 17:41:27
ランプリイ @Lampray555

【赤蜻蛉/政宗】稲穂の海を渡る赤を隻眼の男はじっと見ていた。「今年は豊作で何よりでございますね」言った小姓は戦場を知らぬ。主君が見ている光景を知らぬ。靡く薄の穂波を斬り裂き戦場を舞った赤い、赤い…(遠い昔だ、何もかも)赤蜻蛉稲穂に戯れ、泰平の世は事もなし。 #同題ssBSR

2012-10-22 19:38:48
閑井嵩 @syusizu

【官兵衛と大谷】竹先に止まる赤蜻蛉。その前で大きく武骨な指をぐるぐる廻す。そうして捕らえた其れを得意そうに此方に見せる。「どうだ。さすが小生だろう?」「其のような事、主でなくとも出来るであろ」ヒヒっと微笑うと、知性派も笑って、その赤色を手放した。<赤蜻蛉> #同題ssBSR

2012-10-23 01:10:37
イグアナくん @nkgmbs

【官鶴】秋の散歩道で――「あれはなんですか?」「ああ、赤とん……げっ」指差す先には繋がった濃淡の茜色が二つ。「赤とんげさん?なんだか仲良しさんみたいですね!」「……まあ、確かに……」奴らは今“お楽しみ中”なんだと教えたら、この娘も真っ赤になるのかね。〈赤蜻蛉〉 #同題ssBSR

2012-10-23 15:37:15
閑井嵩 @syusizu

「赤蜻蛉サンイッパイねー!私ダイスキヨー!」「聞きましたか宗茂!もっと勧誘してきなさい!!」「はっ!(え~信者にする気!?)」「こんな秋の日は酒も旨かねぇ」「秋の日輪も良きものよ」「なあ先刻から小さな虫が大量に小生にまとわりついて…何故じゃあああ!!」<赤蜻蛉> #同題ssBSR

2012-10-23 22:08:55
六(りゅう) @ryu_nemui

「ゆうやーけこやけぇの、あかとーんーぼーっ」小十郎に負ぶわれ、畦道を進みながら、梵天丸は無邪気に歌う。「おわれーてみたのぉはぁ…あっ、あかとんぼだ!」「ほう、歌の通りになりましたね」「つまり、いつかはきょうなんだね、こじゅうろっ!」「えぇ、そのようです」/赤蜻蛉 #同題ssBSR

2012-10-23 22:14:57
実田 @sanada_minoruta

徳川四天王の一人本多忠勝は蜻蛉切とよばれる長さ2丈におよぶという長槍を愛用した。 その名の由来は蜻蛉が穂先に止まった途端に真っ二つに切れてしまったという。「!」「忠勝!赤蜻蛉だ!もう秋だなあ…」蜻蛉切に止まる前に家康は赤蜻蛉を捕まえた。「止まらせない…」<赤蜻蛉>#同題ssBSR

2012-10-23 23:17:53
ヒロト @hiro_kyd

指でくるくる円を描いて、そーっと近づいて。「取れた!」蘭丸は赤蜻蛉の羽を摘んで二人に見せた。「蘭丸君上手ね。」「帰蝶、あれ私にもして下さい。」「目を回すわよ?こう…」本気にして円を描き始める濃姫に吹き出しそうな光秀。蘭丸は呆れながら赤蜻蛉を空に帰した。/赤蜻蛉 #同題ssBSR

2012-11-11 01:26:53
ひよ子ちゃん @shiotanumauma

【長曾我部】天下わけめの戦は終わった。勝ちを挙げても死んでいった者たちは生き返ってこない。戦の処理のうちに、四国では田畑の収穫が始まっていた。黄金に輝く稲穂の上を、どこからともなく飛んできた虫が集まってくる。「……野郎どもが帰ってきたんだ」【赤蜻蛉】 #同題ssBSR

2012-12-09 22:30:33
うえち @d2oub3lock

【伊達+いつ】領地の検分という名目で臣下を連れて刈り入れを手伝いに来た政宗が指に蜻蛉を招いて遊んでいた。「直に冬が来る、備えはしておけよ」いつきの気配に飛び立つ蜻蛉を目で追いながら言う。「名残惜しいだか?」熱の籠もった隻眼は、赤い炎を映しているのだろう。/赤蜻蛉 #同題ssBSR

2013-06-08 22:32:18