丸山天寿先生の「食と性を極めた名画」

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丸山天寿 @tenjumaruyama

さて日曜日のお遊び。食欲と○欲とスポーツと芸術の秋。秋は何をやるにも心地よい。そこで本日は食べて、やる映画。ただ食べるだけではなく、色気の方も満たされるという素敵な映画。お題は「食と性を極めた名画」。お子様、潔癖な方はスルーされたし。全ての異論、叱責、追加を認めます。→

2012-10-28 07:53:44
丸山天寿 @tenjumaruyama

「濹東綺譚」-永井荷風先生原作。当時としては珍しいアイスクリーム、愛人が揚げる天ぷら等、文豪の愛したグルメが随所にちりばめられている。大黒屋やアリゾナ・キッチン等の有名店も登場。そして、玉乃井の娼婦・雪(墨田ユキ)の白い肌と文豪とのからみがとってもエロチック。一見の価値あり。→

2012-10-28 07:55:33
リンク www.cinematopics.com 濹東綺譚 − 映画作品紹介− CINEMA TOPICS ONLINE 濹東綺譚/作品解説:永井荷風の同名小説を元に、荷風と娼婦の淡いロマンスを描く。大学教授でありながら、遊蕩生活に明け暮れる荷風は、玉ノ井で
丸山天寿 @tenjumaruyama

「愛のコリーダ」-愛するあまりに恋人の男根を切りとった安部定の事件を大島渚監督が映画化。旅館に居続け果てしなく求めあう二人が、つかの間に取る食事の仕方も衝撃的。当時、大問題になり入手が少し困難だが、見て損はない。四六時中求め続ける定も、それに応え続ける吉蔵の凄さにも圧倒される。→

2012-10-28 07:57:17
リンク www.cinematopics.com 愛のコリーダ − 映画作品紹介− CINEMA TOPICS ONLINE 愛のコリーダ/作品解説:1976年、カンヌ国際映画祭。その監督週間のオープニングに上映された大島渚監督の「愛のコリーダ」は凄まじい反響と絶賛の拍手にむかえられた。試写会場は連日超満員、少なくとも11回という異例の回数を重ね、カンヌ映画祭最高の人気と評判を呼んだのだった。 日本に軍国主義の黒い影が重く(more)
丸山天寿 @tenjumaruyama

「かげろう」-第二次世界大戦中のフランスの片田舎が舞台。子供達とパリから逃げて来た美しい未亡人は17歳の少年と恋に落ちる。切迫した戦時下とは思えない、ワイン、ウサギ、鶏などのリッチな料理が登場し、未亡人と少年の愛が深まる。森の中で二人が愛し合うシーンは惚れぼれするほど美しい。→

2012-10-28 07:59:59
リンク www.cinematopics.com かげろう − 映画作品紹介− CINEMA TOPICS ONLINE かげろう/作品解説:1940年、ドイツ軍攻め入るフランス、パリ。夫を亡くした教師オディールは、戦火を逃れるため、2人の子供と共に南へと向かう。空襲の最中、突然現れた不思議な青年イヴァンに命を救われた母子は、彼に導かれ静寂の森を深く進む。たどり着いたのは、時間の止まった屋敷だった。閉ざされた生活を送(more)
丸山天寿 @tenjumaruyama

「宮廷料理人ヴァテール」-17世紀のフランス。隠居同然の生活を送る大公の城に国王が訪れる。国王の関心を取り戻すべく大公は、豪勢な料理と女性を用意する。かくして三日間の宴が始まり実在の天才料理人が作った豪華絢爛な料理が登場する。ヒロイン、ユマ・サーマンのヌードも拝める美味しい映画→

2012-10-28 08:01:45
リンク www.cinematopics.com 宮廷料理人ヴァテール − 映画作品紹介− CINEMA TOPICS ONLINE 宮廷料理人ヴァテール/作品解説:伝説となった男がいた。その才能と誇り高い生き方が後世まで語り継がれた実在の天才料理人フランソワ・ヴァテール。『宮廷料理人ヴァテール』は彼の3日間の饗宴に隠された愛と陰謀と欲望を描いた一大スペクタクル・ドラマだ。フランス映画史上空前の40億円の制作費を投じ、2000年カ(more)
丸山天寿 @tenjumaruyama

「最後の晩餐」-金も名声もある四人の中年男が郊外の屋敷に集まる。彼らの目的は「食欲」を満たしながらの食い死に。朝昼晩、ひたすら食べ続け、満腹になれば娼婦達との乱交パーティに明け暮れる映画。超豪華料理が切れ目なく登場するが、同時にエログロシーンも満載。カンヌ審査員特別賞受賞。→

2012-10-28 08:03:30
リンク www.allcinema.net 映画 最後の晩餐 - allcinema 映画「最後の晩餐」について: グロテスク・リアリズム風のユーモアで、現代人のモラルを切って捨てるフェレーリの作品の中でも、ドギつさNo1。四人の男がとにかく喰ってばかりいる究極のグルメ映画と言えるが、
丸山天寿 @tenjumaruyama

「サテリコン」-美少年に恋した青年の運命を通して紀元前ローマの頽廃を描く。貴族達の酒池肉林の宴。巨大な豚の丸焼きが登場し、その腹から「カタツムリ」「ツグミ」「ソーセージ」「レバー」「山鳩」等の食材が。それを食べながら乱交、男色、カニバリズム、拷問と何でもありの映画。覚悟して観よ→

2012-10-28 08:05:20
リンク www.allcinema.net 映画 サテリコン - allcinema 映画「サテリコン」について: 愛する美少年を追う学生エンコルピオが出会う数々の数奇な運命を通して紀元前ローマの退廃を描く。男色や人喰い、酒池肉林の宴といった様々な不道徳な要素をスペクタキュラーな映像で
丸山天寿 @tenjumaruyama

「カリギュラ」-狂気の暴君カリギュラの半生を描いたエロス・スペクタクル。映画史上最高の酒池肉林映画。出てくる料理も豪華だが、クライマックスは元老院の妻達を売春させる大乱交シーン。全長48メートル、黄金で彩られたセットのあらゆる場所で凄まじいシーンが繰り広げられる。未成年は駄目よ→

2012-10-28 08:07:24
リンク www.allcinema.net 映画 カリギュラ - allcinema 映画「カリギュラ」について: ローマの暴君、カリギュラを主人公に、ローマ大国の退廃を描いた大作。米の男性誌ペントハウスが製作したという変わり種だが、出演陣が妙に豪華なのが不思議。ただ、性器のUPを捉え
丸山天寿 @tenjumaruyama

「ソドムの市」-舞台は第二次世界大戦末期のナチス支配下の某都市。拉致・監禁された選りすぐりの美男美女たちを、権力者たちは欲望のおもむくままに弄ぶ。ありとあらゆる変態行為のオンパレード。赤ワイン○○煮込みのディナーには驚かされる。パゾリーニ監督は反体制思想を表現したかったそうだが→

2012-10-28 08:08:50
リンク www.allcinema.net 映画 ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市 - allcinema 映画「ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市」について: 第二次大戦末期、ナチ占領下の北イタリア。郊外の屋敷を舞台に、ファシスト達が少年少女にあらんかぎりの変態行為を尽くすというショッキングな作品。マ
丸山天寿 @tenjumaruyama

他にも「コックと泥棒、その妻と愛人」「クイルズ」「スウェプト・アウェイ」「失楽園」等々、食欲と性欲が満たされる素敵な映画がある。最近は優等生の見る映画(?)ばかり撮られているような気がする。私は映画館の入口で左右を見回してそっと入らねばならない、背徳感のある映画が観たいのに。了

2012-10-28 08:11:34
リンク www.allcinema.net 映画 コックと泥棒、その妻と愛人 - allcinema 映画「コックと泥棒、その妻と愛人」について: グリーナウェイの名を一躍メジャーに押し上げた作品。夜の闇の中、悠然と輝きを放つ高級フランス料理店ル・オランデーズ。ここではゴシックの食卓画を思わせる絢爛
リンク www.allcinema.net 映画 クイルズ - allcinema 映画「クイルズ」について: サディズムという言葉の起源にもなったサド侯爵の晩年にスポットを当てた舞台劇の映画化。サド侯爵の権力への孤高の抵抗のさまを、「存在の耐えられない軽さ」のフィリップ・カウフマン
リンク www.allcinema.net 映画 スウェプト・アウェイ - allcinema 映画「スウェプト・アウェイ」について: 高飛車なマダムとその世話係となった船員が2人だけで無人島に取り残されたことから立場が逆転、やがて真実の愛に目覚めていくラブ・ストーリー。74年の「流されて&」を「ロ
リンク www.allcinema.net 映画 失楽園 - allcinema 映画「失楽園」について: 渡辺淳一のベストセラー小説を「それから」の森田芳光(監督)、筒井ともみ(脚色)のコンビで映画化した不倫ドラマ。主演は役所広司と黒木瞳。大胆なセックス描写が話題になった。中年を