「シュアールグループの挑戦」@慶應大ソーシャライズWS
大木氏: また、予備校に通ったことのある方も多いと思います。聴覚障害者に対応できる予備校はほとんどない。それだけでハンディ。だから大学側、予備校側、それぞれで対応策をこれからつくっていってほしい。 #schata
2012-10-29 19:53:23#schata 聴覚障害者は塾に通えず、受験テクニックを学べないという不平等さがある。また、もともと大学行っても授業聞こえないし無理だと考える人が多いという問題もある。まずは機会が一律に与えられるようにしたい。と大木氏。
2012-10-29 19:55:11#schata 事実を知らなかったことで、怒りこみ上げ、それがシュアールの根源になった。普通なら、「不平等な社会に苦労した。」といったような当事者意識から起こる反屈精神があって、やっと動きだせるのではないかと想像。大木さんに、これほどの当事者意識をもたせた何かは、一体なにか?
2012-10-29 19:52:30大木氏: アメリカ人は母語が英語なので、第二外国語は自由に選べる。日本人はほぼ英語。だからアメリカでは、手話を学ぶ人は結構多い。 #schata
2012-10-29 19:56:01大木氏: 大学の授業で、聴覚障害者はノートテイクだけで全て上手くいくかというと、必ずしもそうではない。日本語が母語でない人が大勢いる。できる人はバイリンガル。スタンフォードの大学院にいる聴覚障害者の友人も、授業はできれば手話で受けたいと言っていた。 #schata
2012-10-29 19:57:26大木氏: 今となっては手話バカだが、もともとそこまでではなかった。大学2年のときに「手話の娯楽すくない」ということに気づいて、ボランティアでやりたいなと思ったのが小さなきっかけ。で、実際にやり始めたら山積している課題に気づいた。ボランティアでは限界があった。 #schata
2012-10-29 20:00:29大木氏: 「今しかできない」と思った。大学2年生のとき。お金に困っていたわけではなかったし、成績優秀で奨学金ももらっていた。今ボランティアでやっていることに時間とお金を打ち込めるのはそのときだけだった。 #schata
2012-10-29 20:01:47大木氏: 様々な選択肢を考えたが、自分の性格的に、現場に課題に、フルコミットしないとやっていけない性格。だからぼくは起業という選択肢を大学2年のときに選んだ。今でも社長という肩書きにはピンとこない。主将、チームのキャプテンだと思っている。 #schata
2012-10-29 20:03:56聴覚障害の今を変えたいと思ったとき。①教授になる②政治家になる③ボランティアとして続ける④お金持ちになって寄附をする⑤起業する #schata
2012-10-29 20:05:28#schata その5つの中で起業が一番早くて打算的と考えた。また、本人の性格として現場で働かないと気が狂うという考えもあり、起業を決意。そのため社長と呼ばれることに慣れていないそう。
2012-10-29 20:04:49手話を言語だという前提で考えるけど。障害者ではない人間が、他言語を学ぶ場合のメリットの一つに選択肢が広がるというものがあるが、手話の場合どのような選択肢が広がるのだろうか。 #schata
2012-10-29 20:01:28大木氏: 海外では手話通訳士の給料は、平均より高い。ひとつの専門職として成り立っている。日本では資格をとっても、手話通訳士単体で食べている人は少ない。その資格の合格年齢は40代以上で女性が大半。主婦の人が社会貢献意識でとるパターンが多い。食べる手段になっていない #schata
2012-10-29 20:06:59大木氏: 手話通訳士の地位をあげるのがぼくの使命の一つだと思っている。フルタイムの仕事として、手話通訳士の仕事をもっと普及させないといけない。現状ではこの資格をとっても、たしかに直接的なメリットは実際には少ない。接客業などの中のスキルとしても、価値をあげたい。 #schata
2012-10-29 20:09:54#schata 仕事辞典的なもので手話に関する仕事の項目に「食べていけません」と書かれているそう。そんな教育をしてる。なんてこった。
2012-10-29 20:10:20実は小学校のとき、手話クラブだった。メリットを感じる場面なかったな。。。今の子供向けの仕事辞典には『食べていける仕事ではない。』と書いてあるらしい。日本の手話通訳士の地位を向上するのは? #schata
2012-10-29 20:11:03大木氏: 年代によるので一概には答えられないが、日本語がまったく分からないという方もいる。映画に手話弁士がついた上映会などのイベントが、聴覚障害者内で人気を持っている現状はある。手話だからこそ楽しめる分野、媒体、機会はある。 #schata
2012-10-29 20:13:25大木氏: なにを持って普及というかは難しい。だが、制度的に普及が十分ではないと思う。手話が世界共通ではない、ということが知られていないなど、正しい理解も普及していない。みんななんとなく知っている、という現状。 #schata
2012-10-29 20:15:38#schata そういえばLGBT映画祭の公演で、横で手話してくれてるひとがいた。手だけじゃなくて顔とかからだ全部で内容を伝えようとしてくれてる感じがして、字幕と比べた手話のよさってこう言うとこかなと思いました。
2012-10-29 20:15:59