『赤い靴を履いた愛しいあの人が12月の雨に撃たれながら消えた』で寒い雨の日に紅葉を銀の弾丸から庇って死んじゃう市子(イキナリ
2012-10-30 23:26:25市子はある夜部屋に突入してきた吸血鬼紅葉と会うのね 紅葉はよそ見しながら空飛んでたら予想以上に家が近くて止まれなくて突っ込んじゃう
2012-10-30 23:28:04んであんまりにも絶品だったんでその日から市子の部屋に毎晩通いに行く紅葉 紅葉「ねー市子ー、血ぃくださいよ、血」市子「いやだっつってんだろこの吸血鬼が!」
2012-10-30 23:32:14でもいくら血が欲しくても紅葉は襲ってこないから市子は段々と紅葉に心開いてくのね 今日は何があったとか、そういう些細なこととかを話し合える仲に
2012-10-30 23:34:10そういう日々が続いてくなかで市子が少しくらいならいいかなーと思って指先を紅葉の目の前で切るのね それみた紅葉は慌てて止血するの
2012-10-30 23:36:25紅「あなたね、イキナリなにしてるんですか!」市「何って血を飲んでもらおうかと…」紅「お願いですから、やめてくださいよ」市「でもアンタ飲みたいんでしょ」紅「いやそりゃ飲みたいですけど」
2012-10-30 23:37:54紅「それとこれとはまた話が別といいますか…」市「なにそれ?よくわかんないんだけど。飲めばよかったのに」紅「いやですから…あーもう面倒くせえ、こうしましょう」
2012-10-30 23:39:30紅葉は市子が傷つくのを見たくないから約束を取り付ける 1.今後一切自分から飲ませようとしないこと 2.市子から血を貰うときは市子が死ぬ時 っていうプロポーズまがいの
2012-10-30 23:40:51そうやって二人で出かけたりすることが多くなってきたところに協会とか組織とかに紅葉の所在がバレちゃうのね ふたりは気づかないまま
2012-10-30 23:43:4512/22が紅葉の誕生日だと分かったからふたりで食事に行こうって市子が紅葉を誘うの 誕生日とか祝ってもらったことのない紅葉は柄にもなく浮かれてみたり
2012-10-30 23:45:39当日は生憎の雨で、紅葉はちょっとまずいかなー(流水が弱点:当たると焼ける)みたいに思ってるけど、折角だから傘持って張り切って待ち合わせ場所にいくの
2012-10-30 23:47:03紅葉を見つけた市子が駆け寄ろうとするんだけど、紅葉に向けられた銃口に気づいちゃって傘投げ出して紅葉と射線の間に割り込むの 紅葉は念の為に掛けてきたサングラスで周りがいつもより見えてない状態で
2012-10-30 23:49:53傘投げ出すほど会いたかったのかなーなんて呑気に考えてたら銃声が耳に入って、市子が倒れてそこでようやっと事態を理解する
2012-10-30 23:50:38自分も傘を投げ出して当たる雨が肌を焼いてるのに市子に駆け寄って抱き寄せるけど、銃弾が心臓に命中しててもう死んじゃってて、冷たい雨が降ってるのに温かい血が腕の隙間から流れでてくのね
2012-10-30 23:53:00一縷の望みを賭けて血を吸ってみるけど、結局市子は眷属にならずに死んじゃったとか ここでやっと最初のツイートに戻ってきた…
2012-10-30 23:54:18『アスファルトの上に転がる赤い靴 雨ざらしのままで転がる赤い靴 いつかの面影が錆びた景色の中 閉じ込められ泣いている』っていうところで多分復讐鬼になった紅葉を想ってきっと市子は泣いてる
2012-10-30 23:59:03紅葉は神様に祈ったことはないだろうけど、神様に答えを求めるの 『忘れていくことだけが ただひとつの救いだなんて 辛すぎるだろう 答えてくれ ああ神様』って
2012-10-31 00:00:18