望月大社長かく語りき！　Zhis / "On the perimeter of a mountainous belly" 制作秘話

@MANKINDREX

zhisレコーディング話①唯一birthとけいちゃんだけは、スタジオにお邪魔して一人一人自由に演奏してもらった。島口君の音はドラムって事もあり、いくら滅茶苦茶に叩こうが、使いやすかった。けいちゃんがギターを弾くと、スタジオにいた見たこともない虫が高速回転した。続く

@MANKINDREX

こうた君は、自分のギターをループさせながら次々と展開させる演奏をした。けんじ君も、それだけで曲になっているような演奏だった。こういう音はとにかく使いづらい（いい意味で）。12曲目のピアノのような音と時計の秒針のような音が浩太君。後ろでうっすら全体を包んでいる低音がケンジ君。

@MANKINDREX

zhisレコーディング話②MOLと名取君、明日香ちゃんロッタちゃんの四人参加の曲は、全員が声で参加。中でも名取君は歌ってしまっていたので、どうしよう？って感じだったが、曲の途中でぴたっと収まる場所を発見したら、何とも感動的な曲になった。続く

@MANKINDREX

藤巻家の愛猫「ロッタちゃん」の声も収録されているとても大事な曲。藤巻兄妹は完全にzhisを困らせようと企んでいるかのように猫とたわむれている声のみを送ってきた。

スダースカ @askojisan

@MANKINDREX いやはや、あの時は完全に真面目な悪ふざけでしたが今となってはうちの宝となっております。

@MANKINDREX

zhisレコーディング話③LFBの二人が送ってくれた音は、とにかくキツかった！ピー！！ドカドカ！ビーーーー！何をどうしたらいいのか短時間で処理するのに苦労したけど、アルバムの後半で、曲調を暗黒へ引きずり込む事ができた！続く

@MANKINDREX

LFBの演奏がアルバム後半に大きく影響したおかげで、11-13曲までの暗い展開が生まれた。

@MANKINDREX

zhisレコーディング話④アカシア兄弟の送ってくれた音は、正にアカシアそのもので、深く暗い穴ボコに落ちたような音源を送ってくれた。これがシンセサイザーと土童子の声に見事マッチした。

@MANKINDREX

ピッチを変えているので、ディジュリドゥの音を探すのは難しいかもしれないが、しっかりと下の方で曲を支えてくれているのがわかる。

@MANKINDREX

zhisレコーディング話⑤ケイトチャンポラの声はエフェクトがかなりかかった状態で、録音目的というよりは遊んでいる音を偶然録音していたという感じの音。俺自身もそういった音にしたかったので、レコーダーを持ち歩きながら、犬に餌をあげている音を録音した。続く

@MANKINDREX

しかし、録音しているという事を意識してしまったのか、犬の餌やりが、大分雑になってしまった。シロ、メー、ガシャガシャうるさくてごめん。矢野君のギターは何曲もくれた中でも一番最低だったテイクを使用した。8-9の流れはどこかノスタルジックな気持ちになる曲。

ツインドラゴン @keito_banban

@MANKINDREX その通りです。タフでカッコ良くて頭のいいモル先生が始めてカオスパッドを貸してくれてた時に録ってたそうで。裏話おもろいっすね！もっとききたい～

@MANKINDREX

zhisレコーディング話⑥2曲目を作った日、智昭と土童子の3人で非常にきつい大供養際という式典に参加してきた。その地獄のような経験があの曲を生み出した。智昭の詩の朗読があまりにも面白すぎて何度もレコーディングし直した。続く

@MANKINDREX

智昭は基本、一発録りの名手であるが、この曲はおそらく5回位は録り直しした、これは非常に珍しいケースです。

@MANKINDREX

zhisレコーディング話⑦LEG WARMERSの浅野さんはいち早く音源を送ってくれた。毎回とにかく仕事が早い。モルがレッグを大絶賛していた事もあり、5曲目で二人を共演させようと思った。この曲を聴きながらジャケットを眺める度に、この巨人が情緒不安定に見えてくる。続く

@MANKINDREX

浅野さんがもう一曲送ってくれた曲は1曲目で使わせてもらいました。何とも牧歌的な雰囲気に仕上がったので、いかにも映画のオープニングのように使いたかった。

@MANKINDREX

zhisレコーディング話⑧柿沼君とは、まだバンドをやっていた頃、よく山梨に遊びに来てくれたり、家に泊まったりした仲で、ここ数年会っていないんだけど、彼も快く参加してくれた。今ではお店もやったりバンドもやったり、忙しい中、15分のノイズを提供してくれた。続く

@MANKINDREX

シンプルなギターのループが、柿沼君のノイズと智昭の声によって展開を感じさせる事ができた。

@MANKINDREX

zhisレコーディング話⑨リサは、元同僚の愛ちゃんの子供。数年前、子供の音を使いたいと申し出たところ、大量のピアノの音源をくれた。当時は確か3歳位だったか、姉ちゃんが真面目に練習しているのに、リサはアウトサイダー感が強くその奔放さの虜になってしまった。続く

@MANKINDREX

ちなみに、リサの音は、けいちゃん辺りのギターと共演させようと思い、11曲目に使わせてもらいました。

@MANKINDREX

zhisレコーディング話10。小池圭輔は実の弟。結婚5年目だが訳あって実家に戻っているw。最初のレコーディングの日に、パーカッションやホイッスルなどをやらせてみた。本人は全く違う音楽をやっている。それは、弾き語り。とにかく同じ家に住んでいるとは思えない程、音楽の趣味が合わない。

@MANKINDREX

zhisレコーディング最後。最終日は、隼人と吾輩は猫であるの二人が録音してくれた音を使った。あるカバー曲だったのだが、原曲が分からないようにしなければと思い、色々とこねくり回した。元が綺麗だった事もあり、仕上がりもとても美しい曲になった。アルバムラストの曲の手前で泣かせる。続く

@MANKINDREX

そして最後の曲で、ぐっさんのドラムが大活躍する。綺麗なシンセに智昭の声、そしてノイズが重なる、始めはここで終わりかと思っていたんだけど、ぐっさんにもらった音がもう一個あったので使ってみたら更に感動的になった！

@MANKINDREX

こうして振り返ってみると結局のところ誰一人として、使いやすい音源をくれなかったという事ですねwしかし、それぞれの個性がバラバラでも、アルバム全体で統一感を出す。そういった作業は凄く楽しくて、刺激を受けました！これからもノンストップで音楽作ります！

@MANKINDREX

zhisのアルバムとても好評いただけて素直に嬉しいです。ライブを沢山やっている人、それが最重要だという考え方も凄くわかるし、そうする事によって音楽以外の活動も増えてきて、色んな分野で活躍している人達を見ていると、自分にはとてもマネできない程の苦労があるんだろうなあと思います。