ブラジル学会出張(2010年夏)
ご報告が遅くなりましたが、とりあえず無事にブラジルに着きました。サンパウロは、暑いんだか寒いんだかよく分からない天候です。学会の様子等はまた後ほど。。。
2010-07-30 22:53:31ブラジルのコーラは日本と比べてマイルド。良く言えば飲みやすく、悪く言えばパンチがない味だな〜、などと思いながらネットを調べていたら、HBSの先生による面白そうな本を発見!(原題は地味)『コークの味は国ごとに違うべきか』 http://amzn.to/blG2iF 帰国後チェック!
2010-07-31 10:28:23原液は本社から届いているものの、還元の仕方は各国で別々のようです。例えば、日本製の炭酸がキツめなのは間違いないと思います。RT @kazerindou: 門外不出の秘伝として世界に同じ味が伝わっていたと思っていました。QT @yagena ブラジルのコーラは日本と比べてマイルド。
2010-07-31 10:39:53日本の地を一度も訪れたことの無い日系人の方々が、未だに日本語を始めとする日本文化を地球の裏側で守り続けている。ブラジルの地に根を下ろし逞しく生きる彼らの姿に触れると、言葉では言い表せない凄さを感じます。父の出身沖縄からも、遠い親戚がこの地に移民しているはず。そう考えると感慨深い。
2010-07-31 11:00:18おっと、感慨にふけってばかりいないで、レフェリー・レポート(+雑務数件)を仕上げないといけないのだった。地球の裏側まできても、締め切りからは逃げられない(泣)
2010-07-31 11:08:35.@SWEDENJAPAN21 宮沢さんは、日本人ブラジル移民100周年のコンサートを一昨年、アマゾン移住80周年コンサートを昨年行なわれたようですね(『地球の歩き方』の巻頭にバッチリ載ってました。笑)素晴らしい取り組みだと思います。
2010-07-31 11:37:28今回の出張では、長い機内や経由地での待ち時間の作業、学会中のメモ取りなどに、(今まで長期休眠していた)ポメラちゃんが八面六臂の大活躍中なのですが、痛いことに肝心のmacにデータ転送がうまくできない。。。orz 本当に相性悪いなぁ〜(泣)
2010-07-31 19:43:20旅先で受け取る(仕事の)催促メールほどテンションの下がるものはない、と改めて実感(泣)もちろん普段から締め切りをきちんと守っていれば、こういうことにはならない訳ですが・・・(猛省)再来週から行くシンガポール&上海出張では、こうならないように出国前に対処しておきたい(無理かな〜?)
2010-08-01 19:26:43Reny's new exsistence theorem: In the plenary session on the third day of BWGT conference (link), Profes... http://bit.ly/ahvoe7 #economics
2010-08-02 08:12:01ECONO斬り!! : ブラジルよりお知らせ http://blog.livedoor.jp/yagena/archives/50670594.html
2010-08-02 19:46:37こちらで知り合った台湾人研究者から「これは協力ゲームの学会なのに、なんで(全員参加の)非協力ゲームのレクチャーがあるんだろうね?」と聞かれて困る。そうっだったんすか?確かに協力ゲーム系のセッションが多いけど、一応学会の副題は「ナッシュ均衡生誕60周年」でっせ(笑)
2010-08-03 01:02:05あと20分ほどで始まる午後イチのセッションは、マスキン御大による招待講演:「選挙と戦略的投票:コンドルセとボルタ」講堂にWi-Fiが入っているようだったらtsudaってみようかな〜。
2010-08-03 01:07:35ネットもバッチリ入るようなので、マスキン御大の講演を簡単に実況してみます。(さきほど久しぶりに少し彼と話してきたのですが、相変わらずのゆったりで温厚な口調に癒されました^^)以下:EM=マスキン、SV=戦略的投票。
2010-08-03 01:30:23いよいよ始まりました。タイトルは「Elections and Strategic Voting: Condorcet and Borda」(with P. Dasgupta)。当初は別の論文を用意していたらしいのですが、間に合わなかった模様。
2010-08-03 01:31:46代表的な投票ルールの紹介中:Plurality Rule (イギリス議会), Majority Rule (Condorcet Method), Run-off Voting (大統領選挙), Rank-Oeder Voting (Borda Count)
2010-08-03 01:36:53最後の一つは「Utilitarian Principle」: choose alternative that maximizes sum of voter's utilities => 実際には使われない => なぜ現実には使われないのだろう?
2010-08-03 01:38:21基礎的な(ネガティブな)結果:Gibbard-Satterthwaite (GS) Theorem。EM「GSは過剰に悲観的な結果。実際には、manipulableな投票ルールであってもSVが行なわれないことは多い。」=> もう少しこの問題を細かく見て行くのが今回の目的。
2010-08-03 01:45:17モデルの説明中:選択肢は有限、投票者は連続無限人:[0,1]、強選好。そして、投票ルール(一般化された社会選択関数)の定義。EM「連続モデルなので、結果のタイ(同順位)はnon-generic」
2010-08-03 01:51:20効用関数を土台として様々な投票ルールに関する性質(公理)を紹介:Pareto Property (P), Anonymity (A)=投票者の匿名性, Neutrality (N)=結果の匿名性。最初に紹介した全てのルールがP, A, Nを満たす。
2010-08-03 01:56:59EM「2000年の米大統領選において、第3の候補Naderの存在が結果を変えた可能性が高い(彼がいなければ、ゴアが当選していた)=>これはIIAが成り立たないと考えられる現実の一例。他にも、フランスの大統領選挙(2002年)など、多くの例が知られている。」
2010-08-03 02:01:49最後の公理:Nonmanipulalibity (NM) EM「NMが満たされるためには投票ルールは序数的で無ければならない=奇数的な情報を用いる事ができない。序数的なルールであっても、NMを満たすとは限らない。たとえば、多数決もNMを満たさない」
2010-08-03 02:04:41いよいよ定理:「P, A, N, I, NMを全て満たすような投票ルールは存在しない」 EM「この結果はそんなに驚きではない=>本質的にGSと一緒だから」
2010-08-03 02:06:50命題:「与えられた定義域の下である投票ルールが5つの公理を満たす=>同じ定義域の下で多数決は必ず5つの公理を満たす」 EM「逆に、多数決が5つの公理を満たす場合でも、他の投票ルールがこれらの公理を満たさないような反例を作ることが出来る」(ここ、ちょっと聞き取りがいい加減です><)
2010-08-03 02:11:02