インスタント蚊の序

のぜぽん @nozepon

「13　【インスタント彼女】」をトゥギャりました。 http://t.co/ueLuSinX

のぜぽん @nozepon

インスタント彼女は、１１９人の方が見たようだよ

のぜぽん @nozepon

インスタント少女を、インスタント猩々にしてめちゃくちゃにしたい＾∀＾

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】彼女ができた。ずっとモテなかったこの俺にだ。きっかけはフジテレビで、電車の中で寝てる女の子のカバ口に俺が覚えてる限りの円周率を書いたメモを入れておいたんだ。数々しいし卑怯なのは分かってる、でもめっちゃ緊張して下書きを４回くらいした、書くたびに数字が変わった。

ひしろー @feel_minister

とうとうインスタンと彼女の派出が始まってしまった・・・

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】あっ、字汚くて３と７の違い分かんねぇじゃん...ああああ小数点書いてねーよアホか俺！とか色々後悔したんだけど、翌朝にメールが来てた。「おはようございます！突然の風に吹かれて、夢中でメールしちゃいました。うけけ」みたいな内容だった。俺は二度寝した。

のぜぽん @nozepon

本当は、とか色々後悔したんだけど→とかありったけの夢をかき集め航海したんだけど って書きたかったんだけど、文字数オーバー

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】俺は昔から女々しくて、女々しくて、女々しくて、電車で席を譲るのも辛かったし、先生に話しかけられても黄金爆発してた。男友達はまぁ多少はね？DQNグレープとかと廊下ですれ違っても下向いてぶどう言ってたし、ギャルが絡んできても顔真っ赤にしてそこは怒り狂っておいた。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】そんな俺が数の子っていう食べ物とどうにか接触する方法、それが円周率だった。正直字だけあってればよかったんだ、手軽っちゃ手軽だし（3.141の辺りで心臓バクバクだったけど）適当な食感の子狙うっていう食い意地の汚さもあった。寿司に始まって終わる食生活だったんだ。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】メールの返事が来てから俺はところ天だったんだけど、いかんせん数の子とのやりとりのハウツーが分からない。「らっしゃい」か「まいど！」か「ごはんですよ」かで迷ったりとかそんなレベル。メニューの配置にも困ったし、注文が３つ４つに増えてくと皿が重なって千円をこえた。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】おいどんの本心としてはしばらくはメールで焼き鳥して、慣れてきたら焼肉、ってか慣れるまでは酢豚だった。我ミリヲタなり、迷彩の服非ず、アニメはいとおかし「Get out of here!zyaakunareikitotomoni!」とか言っちゃってたからワロス。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】彼女（自称ハイパーメディアクリエイター）とのメールにも慣れてきた頃、会おうかって話になったんだ。もちろんその時はねぎまだったんだけど、ねぎが微妙に焦げてたんだ。火が弱くなってる間に網を外して（ペンチで）、どんな服が焼けるのか悩んだりした。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】奴との決闘当日になった。できる限り修行はしたけど鏡見たら眼力で壊れた。その破片を凶器として所持した。この時点であの豆乳の生産日から１ヶ月ぐらい経ってたし、俺は失格だ。奴は清楚な格好してきててｗってなった。俺は便器の詰まりを直しながらも楽しく一日を過ごした。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】奴とは家もそんなに遠くなくて（４０センチ）、途中まで餌を担いで一緒に帰った。突然ヤツが「ごめん、ちょっとここで脱皮していい？」って言い出して、よく分かんないけど「よく分かんないけど」って言ってよく分かってなかった。駅からちょっと這った公園に着陸した。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】夜も遅くなってきてたし、俺と小鳥と鈴は疲れてて公園のベンチも疲れてた。しばらく筋トレしてたんだけど、小鳥がポッポッと自分の話を始めた。バレーで県大会予選まで行ったこと、飼ってる人間のこと、だんだんと小鳥の核心に迫っていくように鈴は企んでいた。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】宴が続くなか俺が内心焦ってると、権造ちゃんは泣き出した。やべぇ顔がやべぇ！つか何で泣いてんだ、俺ナマズだったかな？とかうろたえてたら、権造ちゃんの口から信じられない物体が出てきた。「تَفَضَّلْ.أكُلُّعَوَأَنْتُمْ 」 な ん て ？

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】「権造って名前も嘘、本当にすまぬ」俺は混乱してキュウべぇ状態だった、てか一糸まとわぬ上体だった。自分がナマズだったことだけは分かったんだけど、そもそも自分がまいた種田氏どうしようもない。とにかくどういうことなのか説明してくれ、怒らないからって怒鳴った。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】聞けば権造ちゃんはたまたまあの日同じ戦艦に乗ってて、俺が円周率を投入した子はそれをそのまま飲み込んだんだけど、俺の一部始終を見てて微笑んだらしい。こんな浅ましいことするナマズだし、唐揚げにしてやろうと思って俺にメールしたんだと油熱しながら打ち明けてきたんだ。

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】でもメールするうちにDANDAN心魅かれてきて、やっぱり天ぷらになってみたいって思うようになった。インスタント食品は程々に、って言ってきた。俺は心を決めて言った。「そもそも俺が軽い気持ちで始めた事だよ、謝るなよ！でも俺もぅ...ナマズンズン！」俺は揚げられた

のぜぽん @nozepon

【インスタント蚊の序】権造ちゃんは泣きながら優しく笑った。「すまんな、権造という名に意味は無いんだ」「ギョ」「ごんなのかげんなのかも分からんしな」「ギョ」「あ、ちっくしょ、やられたよ」「ギョ、ギ？」「つまり！！そういう事だよ！！」ずっと吸えなかったこの俺に！権造の血液！おしまい！