abのルインドランド漫遊記

abnobi @abinsilent

「ダスターなるものにワシは協力を仰ぎ、この場を設定した。この宝輪の魔力を使ってな。感謝するがよい、彼の高貴なる志なくばお主はここにはいなかった」「ああ。分かってるよ」譲って貰ったのがもし別人だったら、俺は判断を間違ったかもしれない。奴でよかったと心から思うぜ。 #ルインドランド

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「これでようやく修行も終りか…」「馬鹿者ー！」「ギャーッ！」「これはいわば仮免許！姫様のお立場が危ういとの事情も考慮してのこと。修行はこれからが本番じゃ、覚悟しておけ！」猫助が忍魂を俺に押しつける。野郎の記憶が、技が、身体に流れ込んでくる！「これが…忍魂か！」 #ルインドランド

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「お前…すごい奴だったんだな」「今頃気付いたか。さあ姫様に報告せい！」何となく嬉しそうだな…実は、言わなかったことが一つある。俺が罠に気付いた本当の理由だ。本物のお嬢は助けてなんていわねえ、自分で何とかしようとする奴だぜ。なんてこた、ま、誰にもいわねえけどよ。 #ルインドランド

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「おお、忍者になれたのか！天晴れじゃ！」お嬢の満面の笑顔が眩しい。「すまねえ。世話になった」「ん？何のことじゃ？」「それが姫様、こ奴が殊勝なことを…」「わー！」慌てて猫助の口を抑える。「モゴ…！無礼者ー！」「ギャーッ！顔は止めろって！」「…余り、変わらんのう」 #ルインドランド

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「ふむ。つまり猫殿は実は忍者であったと。さぞ名の知れた方であったのだろう？」…名の知れた忍者って…「そこまで言われては名乗らずにはおられますまい。齢１５にして忍道を極め、最年少で頭領となった伝説の忍、コタローとは私のことでございます！」「…すまん、よく知らん」 #ルインドランド

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ギラリと睨みつける猫助…いやコタロー。「１６の時病に倒れましてな、命尽きようとしたときワシの技を惜しんだ魔法王が魂を封じ、ワシは猫の姿を借りて志を継ぐ者を待っておったというわけでございます」「…俺なんかでいいんかよ」「まあワシも退屈しておったし。贅沢はいわん」 #ルインドランド

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「…」「さて、お主は無音の囁きを知り、冷たき情けを知った。だかこれだけでは忍とは呼べぬ。天然自然を理を我がものとする。すなわち天の時、地の利、人の和を掴んで初めて奥義たる忍術を修めることができるのだ」「忍術…いよいよかよ」「しばらくはワシが手本となってやろう」 #ルインドランド

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「しばらくはって…ついてくんのか？」「当たり前だ！ワシの魂を受け継いだのだ。立派な忍になって貰わねば困る！」「それはありがたいことじゃ。せいぜい励めよ」お嬢…「勿論姫様の御身は不肖この私めがお守り致します。安んじておまかせあれ」「頼りにしておるぞ、コタロー殿」 #ルインドランド

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えらく仲がいいな…とまあこうして俺ァ忍者（シロオビ）になった。何ともしまらねぇ珍道中だが、俺にとっちゃあ上出来なほうだぜ。早いとこ立派な忍びになって、世話んなった連中に恩なり借りなり返さにゃなんねぇからな！さて,陵墓の出口探してもうひと踏ん張りよ！「修行もな」 #ルインドランド

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【141日目陵墓】職業忍者HP96資産95→92 アイテム戦う姫君と拠点 不老不死フラグ バステ封魔 （黒猫：コタロー） #ルインドランド