【妄想】あらし先輩【棚田あくび】

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授業は自習。寒い寒いと マフラーを巻くあいば先輩「おい、お前 室内だぞ」読んでた本から。視線を外し あいば先輩を見るさくらい先輩「だって寒いんだもん！」「だからって 場所考えろっての」はあと短い溜め息。自分の膝掛け。乱暴に投げつける「それ使え」「しょーちゃん大好きっ」「はいはい」

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櫻葉先輩は席が前後だったらいいなあ。さくらい先輩が前。あいば先輩が後ろ。ちなみに窓側ね。音楽聞きながらぼーっと頬杖ついて 窓の外を眺めてるあいば先輩。熱心にノートをとっているさくらい先輩。クラスの人気者な２人 ※妄想ですよ

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自習な櫻葉クラスの前を 通ったにのみや先輩「あ！にの」なにしてんの？なんて。マフラーは巻いたまま。駆け寄るあいば先輩「んふふ、さっきまで寝てた」ふわあ。あくびを小さくするにのみや先輩「保健室悪用すんなよ」けらけら笑いながら にのあい先輩に近寄るさくらい先輩。自由な彼ら ※妄想です

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にのみや先輩はネイビーの カーディガンの上から 灰色のパーカー着てたり。フードかぶって。ポケットに手を突っ込んで。のたのた。廊下を歩くの。そんな姿は後輩から大人気。いつだって可愛さがあるにのみや先輩。

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おおの先輩は寒いなと感じる前に クラスの女の子達が 膝掛けを貸してくれるんだと思う「ありがとう」ふにゃりとした笑顔。優しい声。おおの先輩は同学年の子達に大人気。おおちゃんおおちゃんなんて 沢山の子がおおの先輩に構いたがるはず。

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まつもと先輩は カイロが必需品。あまりの寒さに言葉がこぼれる「あー、さみい」なんて。ホットドリンク。差し入れしに行けば「ありがとな。つーか、お前こそ寒いんだから風邪ひくなよ」自分のマフラー。そっとかけてくれる「今度返してくれればいいから」じゃあな。私の頭、撫でて去って行くだろう。

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体育祭。１２組は青。３４組は赤。５６組は黄。おおの先輩は青。櫻葉とにのみや先輩は赤。まつもと先輩は黄色のはちまき。泣き虫先輩は応援団長なんてやったりして。団を盛り上げてくれるはず。選手宣誓はもちろんあいば先輩の役目。司会はさくらい先輩の役目。大宮先輩は日陰でまったりしてたり。

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体育祭いち盛り上がる競技。借り物競争。三年生の部。まつもと先輩の姿。ぱん。空に響く音。一斉に駆け出す走者。借り物が書いてあるであろう。紙を片手に此方に走ってくるまつもと先輩「わりい、一緒に来てくんね」答えるより先。腕を捕まれ 走り出す。いちばんでごーる。つづく

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紙には"お気に入り"の文字。どきりと高鳴る鼓動「ありがとな」優しい笑顔。くしゃくしゃと 撫でられた頭。肝心なことは聞けなくて。盛り上がる生徒たちの声。わたしの視界。きらきらと輝く。まつもと先輩だけが映った。てーきーなー

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学校の屋上。お昼休み。案外人はいなくて。ゆっくりしようかな、なんて「ここ来るの珍しいね」いきなりかけられた声。振り返ればふにゃりと微笑んだおおの先輩。ゆっくり。近寄ってくるおおの先輩「ずっとね、君とお話したかったの」そう微笑んだ。遠目。あいば先輩たちに　向けてるものと違う。つづく

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普段と違った笑顔。突き抜けるような青空。風の音。私の鼓動。届いてしまわないだろうか「手貸して」おおの先輩の細くて長い。綺麗な指。冷たい指。私の体温に触れる「ふふ、登録しといてね」青い文字。あどれす。ペンを片手。おおの先輩は屋上から出て行った。文字を見れば。思い出すのは先輩のこと。

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「寒い」なんて。ふと漏れた言葉。あいば先輩に手を引かれ。ついたのは体育館「じゃあバスケしよ！」笑顔なあいば先輩。寒いというのに。裸足。制服のズボンの裾をまくり。黒カーディガンごと腕捲り「あ、ぱんつ見えちゃうか」私を見て一言。ひゃひゃ。独特な笑い方。あいば先輩のカーディガン。つづく

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「それ腰に巻いていいよ」にっと笑ったあいば先輩の笑顔。なによりも可愛くて。ばすけ。やってみれば楽しくて「こほん」態とらしい咳払い。音の方を見ればにのみや先輩。腕を組み此方を見ている「あいばさん、委員会遅れますよ」「あ！いけね！」またやろうね。頭くしゃくしゃ撫でられる。つづく

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見た目とやる気に反して。委員会には無欠席な２人。あいば先輩に至っては副委員長。慌ただしく。身なりを戻すあいば先輩「あなたカーディガンいいんですか？」にのみや先輩が指差した。私の腰に巻かれた。あいば先輩の黒カーディガン「委員会終わったら 取りに行くね」向けられるピース。つづく

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あとでね、なんて。体育館を出ていったあいば先輩「んふふ、またね」後を追うよう。にのみや先輩。微笑んだあと。体育館を出ていった。息はまだ整わなくて。腰に手を添えれば。あいば先輩のカーディガン。目をつぶれば笑顔が浮かんで。耳にはまだ。明るい声が残っている。大好きです。あいば先輩。

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体育館の隅。座っている私。その隣に腰かけるにのみや先輩。不思議な人。未だ近い距離。なれるはずもなく。話題探し。にのみや先輩、なんて。用もないのに呼んでみる「かず」静に呟いた先輩。何事かと先輩の方。顔を向ければ。にのみや先輩とがっつり目が合う「貴方は特別 んふふ、かずでいいですよ」

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３年生の教室。ひょっこり。覗けば此方に気づいた。駆け寄ってきてくれるまつもと先輩。マスク姿。風邪、ひいたのかな「おー どうした」昨日。まつもと先輩に借りたマフラー。紙袋ごと。手渡す「わざわざ洗ってくれたの？」さんきゅー、なんて。頭をくしゃくしゃ。撫でられる。恥ずかしくて。つづく

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でも。心地よくて。とくん。とくん。心臓は高鳴る「あ！まつじゅんがラブラブしてるーっ」「ばかあいば 静かにしろって」聞き覚えのある。２つの声。あいば先輩とさくらい先輩「邪魔すんなよー」笑いながら。腰元を抱かれる「あっついこった」「あひゃひゃ、本当にねっ」冗談にすらどきどき。てきな

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お弁当。持ってくるの。忘れてしまったある日。購買に足を運ぶ。そこにはおおの先輩の姿。目が合えばふにゃり。微笑まれ手を振られる「今日は購買なんだ」先輩の手にはパンが２つと飲み物。細い体のどこに吸収されるのだろう、なんて。私が買い終わるの。待っててくれたおおの先輩。つづく

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また。あの優しい笑顔「いつもしょうくんたちと 一緒なんだけど君もおいでよ」返事。答えるより先。おおの先輩に 腕を掴まれる。ゆっくり。歩く先輩。それについていく私「さとしくん遅かったね」「あれ 後ろの子って」「ふふ、連れてきちゃった」「可愛いお客さんですね」「一緒に食べよ食べよっ」

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【３ばか先輩】……三馬鹿(横山渋谷村上)もあらし先輩と同じく学校の先輩だったら、という妄想。年齢は関係なしに全員３年生。クラスの振り分けは松原.が同じくらす。よこやま先輩は櫻葉先輩と同じ３組。松原.先輩はにのみや先輩と同じ４組。

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【同級生】……丸山錦戸安田大倉は２年生。これも年齢は無関係。ヤンマーは同じクラス。まるやまくんは１組。やんまーは３組。おおくらくんは６組。 ※全て妄想です

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やんまーと同じクラスな私。３人。席は近くて。わたし。窓側のいちばん後ろ。隣がやすだくん。わたしのまえ。にしきどくん。仲良くしてくれるやんまー。あらし先輩の話だって聞いてくれる。優しい同級生。 ※妄想です

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授業中窓の外を眺めてたにしきど君。いきなり振り返って「あいば先輩ら　おるで」言われて外見ると　体育の授業をしてるあいば先輩さくらい先輩よこやま先輩「ホンマ好きなんやなあ」隣からくすくす笑ってるやすだ君の声「あんなん　どこがええねん」ぼそっと呟くにしきど君にやすだ君は苦笑い　※妄想

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普段から近寄りがたい雰囲気を持ってるにしきど君。それでも。席が近い自分には笑ってくれたりする。そんな関係ほしい。にしきど君といるときにのみや先輩と遭遇したい「あら、にしきーにあいばさんのお気に入りの子」「え、なんすかそれ」「んふふ、ひみつ」不機嫌そうな表情になるにしきど君ください