- uchida_kawasaki
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毎日新聞「福島 二本松 子供の被曝線量増加 野外活動増え」を読む
引用 : 昨年もデータがあり今年と比較可能な小中学生ら4344人中1969人(45.3%)は被ばく量が増加。うち46人は1.5ミリシーベルト以上も増えていた。
2012-11-23 22:23:23引用 : 全体の平均値を昨年と比べると、小学生は0.07ミリシーベルト減の1.40ミリシーベルト、中学生は0.06ミリシーベルト減の1.40ミリシーベルト。
2012-11-23 22:23:25えーと、 45.3% で増えた、ということは残りの 54.7% は減ったか、また は少なくとも増えてないんだよね?それを見出しで増えたっていうのはおかし くない?
2012-11-23 22:23:27もちろん、 Cs134 の寄与が減るとか色々あったはずなのに外部被曝がほとんど減っていない、というのは問題なわけだけど。
2012-11-23 22:23:30UNCEAR2008 ベラルーシ 小児甲状腺がんに関するデータを読む
UNSCEAR 2008 本文におけるベラルーシの小児甲状腺がんについての http://t.co/mGPUyDTs 図 と http://t.co/J0ckikwH 対応する本文
2012-11-24 02:48:411986-1990 に比べて 1991-1995 で増えて、 1996 以降元にもどった、と書 いてあるんだけど、 1990 年は甲状腺がんが爆発的に増えるのが見えた最初の年 なのでこの年を含めては統計が意味をなさない。
2012-11-24 02:48:43実際、この Annex の Appendix D をみると、 1990 年の 0-9 歳で甲状腺がん発生率は 100 万人あたり 男性 12, 女性 16 くらい、平均 14 なので、本文のグラフで男女とも 1986-1990 で 4 前後となっているうちの 2.4-3.2 程
2012-11-24 02:48:451996-2000 にも同様な問題があって、「 1996 年に 10 歳以下だった人」が、 事故時点で既に生まれていた人や胎内にいた人を含むように見える ( でないと Appendix D のグラフとつじつまがあわない )
2012-11-24 02:48:48なので、本文には「 10 歳以下の小児の甲状腺がんのバックグラウンド 生率は大体 100 万人年あたり 2-4 人である」としれっと書いてあるが、 これは嘘ぴょんである。本当は 1 か、せいぜい 1.5 である。
2012-11-24 02:48:50Cardis et al. 2006 のグラフでも、 0-14 歳の甲状腺がん発生率は 1986-1990 で 1 1 2 2 12 (100 万人年あたり ) である。 10-14 歳は 0-9 歳よ り発生率はずっと高いであろうから、 10 歳以下だとまあ 89 年以前は
2012-11-24 02:48:52本年1月の二本松市 市民放射線被曝量調査報告書より
二本松市の http://t.co/aW3yfsxB 市民放射線被ばく量調査報告会結果 ( 今年 1 月のもの )
2012-11-24 18:30:38スライド 18 をみると、 3 ヶ月で 1.5mSv とかになった人の多くは居間とか 寝室の空間線量が 1uSv/h くらいである。
2012-11-24 18:30:40関連資料へのリンク
あ、リンクどうしてないの?という声が聞こえてきたので、 http://t.co/i34U9fSg UNSCEAR レポートはこちら
2012-11-24 22:56:14