1.ソンミンは毎晩色んな人を呼んでは寝てる。で、飽きたらポイ。 ミン君に呼ばれた男は必ず行かなければならない。行かなかったら・・・。 ある時、歌が上手い男の話を聞いたソンミンはその男を呼んだ。男は拒否したが家族を消すと脅されて無理矢理ソンミンのところに連れて行かれた。
2012-11-24 03:14:582.男が部屋を訪れるとベッドに座っているソンミン。男を頭からつま先までじっくり観察。そして満足したように笑った。「へぇ、可愛い顔してるじゃん。名前、なんて言うの?」下を向いたままの男に聞いても男は答えない。「な、ま、え。聞いてるんだけど。」やはり答えない男。
2012-11-24 03:14:583.痺れを切らしたソンミンはベッドから立ち上がって男の前まで行った。「僕の質問、聞こえないの?無視してるの?」と男の顎をグイッと持ち上げるソンミン。そんなソンミンを哀れむような目で見る男。「なにその目。ムカつく。」そう言って男の頬を叩いた。それでも男は話さない。
2012-11-24 03:14:594.「なんでそんな目で僕を見るの。やめろ!」何回も男を殴ってやがて泣きながら座り込むソンミン。「なんで、なんでだよぉ・・・」「貴方が哀れだからですよ。」頭上から降ってくる綺麗な声に顔をあげる。「貴方は本当の愛を知らない寂しい人です。」男は涙を流しながらソンミンを見つめていた。
2012-11-24 03:14:595.「貴方は人を抱く事で愛を求めています。でもそれは所詮偽りの愛なんですよ。」そう言って男はソンミンの濡れた頬に手を添えた。「僕はそんな貴方が哀れです。」自分を真っ直ぐ見つめる視線に耐えきれなくなって目をそらすソンミン。「僕は・・・哀れ・・・」呟くソンミンを、男は強く抱きしめた。
2012-11-24 03:15:006.「俺は貴方のやった事は許せない。でも貴方がこんなに寂しい人だと知って、僕は貴方を救いたいと思ってしまった。」ギュッと強く抱きしめられるソンミン。こんなに人を温かいと思ったのは初めてだった。その時、「僕を助けて・・・」思わず口から零れでた言葉。自分でも驚いた。
2012-11-24 03:15:007.驚くソンミンを抱く力を緩める男。「俺は、キュヒョンは、ソンミンさんを必ず助けます。」そう言ってキュヒョンはソンミンに、キスをした。「きゅ・・・ひょん?」「はい。俺はキュヒョンです。」「キュヒョン!」今度はソンミンからキュヒョンにキスをした。
2012-11-24 03:15:018.徐々に深まるキス。ソンミンは今まで感じた事のないような満たされた気分になった。これが"愛される"という事なのかな。2人は何度もキスをしながらベッドに倒れこんだ。涙で潤んだキュヒョンの目がソンミンを優しく包み込む。「俺が貴方に、ソンミンに本当の愛を教えます。」
2012-11-24 03:15:029.そのまま2人は何度も愛しあいながら朝を迎えた。ソンミンが目を覚ますと目の前で愛しそうにソンミンを見つめるキュヒョンがいた。「ねぇキュヒョナ。愛ってあんなに甘くて温かいんだね。」と言うソンミンに「まだまだ始まったばっかりですよ」と笑いながらキスをするキュヒョン。 〜Fin~
2012-11-24 03:15:02