_space_cowboy 『BAD FILM』感想のまとめ

na @_cinema_girly

『ＢＡＤ FILM』 園子温監督の自意識の発露。アイツらにキャメラはあってもなくても良かった筈だ。傍若無人に街を遊び場としながら大暴れする彼らの姿を、おそらくゲリラ撮影するキャメラは的確に捉えている。被写体は確実に映画を意識しながら、していない、のである。

na @_cinema_girly

『ＢＡＤ FILM』 だが、これはフェイクドキュメンタリーでもモキュメンタリーでもない。主義主張の無い運動、的なアートといえるかもしれないが、アナキズム的な悪意、憎悪の表明だと思う。

na @_cinema_girly

『ＢＡＤ ＦＩＬＭ』 街宣車での街頭パフォーマンス（？）や、交差点のど真ん中での暴動などはどの視点からこれを観れば良いのか混乱するほど興奮させられる。もはやフィクション、ドキュメンタリーなど関係なくそこに立ち会わされるのだ。それが15年前の出来事などというのは意味をなさない。

na @_cinema_girly

『ＢＡＤ FILM』 最初に云ったとおり園子温の自意識の発露である今作は、園自身が画面を支配し始める後半に進むにつれボルテージが上る。もはや物語るのをやめ、ナレーションも入らない。観たものは意味無く高揚させられ、加担させられるのだ。

na @_cinema_girly

『ＢＡＤ FILM』 「 これは暴動の映画ではない、映画の暴動である」という某映画の惹句を思い出しました。

na @_cinema_girly

『ＢＡＤ ＦＩＬＭ』 というより「これは暴動の映画であり、映画の暴動である」が正解かもしれない。