【福島ゲノム調査の怪・続】

島薗進 @Shimazono

１【福島ゲノム調査の怪・続】山下俊一氏が関わる研究チームは、甲状腺乳頭がんの患者の全ゲノム解析を試みてきた。松瀬美智子他「FOXE1…日本人甲状腺乳頭癌に関連する遺伝的因子…」『日本内分泌学会雑誌』87(2)511、2011年９月、http://t.co/6wYiGv3g

島薗進 @Shimazono

２【福島ゲノム調査の怪・続】山下俊一氏が関わる研究チームは、甲状腺乳頭がんの患者の全ゲノム解析を試みてきた。高橋めい子「チェルノブイリコホートの全ゲノム解析による放射線誘発甲状腺がん感受性遺伝子の同定」科研費報告書（2011年5月）http://t.co/5xeRCdsc 　

島薗進 @Shimazono

３【福島ゲノム調査の怪・続】福島ゲノム調査http://t.co/MbzWt2Kt が進むと、山下氏＋京大ゲノム科学センターの松田文彦教授　　http://t.co/qdQ6kc86　の研究に大きな発展が見込まれるのは確か。では、どういう目的をもった研究なのだろうか？

島薗進 @Shimazono

４【福島ゲノム調査の怪・続】この研究は福島原発事故により放出された放射性物質で住民に健康被害が出ることを前提とした調査ではないか？少なくとも甲状腺についてはそれを予想している。そうだとすれば、これまで山下氏らが述べてきた「健康被害はない」という立場と大きく異なるのではないか？

島薗進 @Shimazono

５【福島ゲノム調査の怪・続】そもそもこの研究は福島の住民の健康維持・増進にどう役立つのか？放射線の被害があるかないか、もしあるのならどう対処するのかに関わる研究なのかどうか？山下氏と松田氏はそのことを明らかにすべきだろう。甲状腺について言えば、被害が出てきたときにゲノム情報を

島薗進 @Shimazono

６【福島ゲノム調査の怪・続】照らし合わせるつもりなのか？それは治療や予防につながる可能性があるのか？そもそも福島県県民健康管理調査はどのような研究に結びつくのか？県民健康管理調査から発展して住民の利益になるような研究はどのようなものがあるのか？これは調査の目的の根本に関わる。

島薗進 @Shimazono

７【福島ゲノム調査の怪・続】また、政府はなぜこの研究に高額の予算（約12億円）を付けたのか説明すべき。これだけの予算があれば他にも多くの研究ができるはずだ。福島県民の健康を他の地域の県民と比べながら、どのような措置をとるのか考えるべきだろう住民のためになる研究以外に巨額の出費？