増田有華事件から考える、「AKB４８恋愛禁止」システム

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

増田有華のこの決別の文章を読む限り、「恋愛禁止」のアイドルから、恋愛自由なミュージカル女優へ脱皮したがっていたというのがよくわかる。プロアイドルとしての決意が固まる前の恋愛を暴露され、必死にアイドルとしての今に拘った指原と好対照。http://t.co/fVNcSHeM

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

AKBがなぜ恋愛禁止なのか。それは総選挙が面白くなくなるから。あれって、極限状態で人気を競わして、その優劣さらして、溢れた感情を見て楽しむっていう、すごく趣味悪くて最高のショーでしょ。総選挙の順位が唯一の他者承認であるから面白いのであって、彼氏が代わりに承認すると面白さ半減する。

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

AKB48の男女交際禁止に対し賛否あるけど、私は中森明夫のこの意見に尽きると思う⇒彼女たちは裁判にかけられ、国民の前で公開処刑されるのか。これはある意味、罰を受けているんです。何についての罪を問われているかといえば、それは「夢」を持つことに対する罰だと思う『AKB４８白熱論争』

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

AKB４８に大衆を熱狂させるのは、恋愛禁止だったりシンドイ家庭環境出身だったり、徹底して他者からの承認を制限された状態で、票数という唯一絶対の「愛」の奪い合いを総選挙でするからなんだ。そのむき出しの感情を武器に絶対「神」になったわけでしょ。恋愛禁止はそのための、必要不可欠な踏絵。

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

AKB４８は、処女であることを条件に神の声を聞くことを許された「巫女」に例えてもいいし、処女という言い方が気持ち悪いなら、分不相応な「どんな願いでも叶える」代わりに「人間をやめる」ことを強要された魔法少女に例えるとわかりやすいんだな。

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

ただ、AKB４８が、魔法少女と違っていくらか人道的なのは、「人間」に戻ることが許されるから。アイドルとして名を売ったあとに、男女交際とか「一人の女の子としての幸せ」を追及できる、女優やらアーテイストやら主婦やらに転身する自由が保証されているわけ。それこそ、今回の増田有華みたいに。

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

AKB４８の女の子たちに対し、「普通の女の子としての幸せ」を禁止しているのは、秋元康でもスポンサーでもなく、彼女に熱狂している私たちなんだな。彼女らに対する「幸せ」への飢餓感を煽って、総選挙での感情の炸裂を心待ちにしているわけ。ものすごく悪質な構造だけど、だからこそ「楽しい」。

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

AKB４８って、ドキュメンタリーみたらわかるように、恋愛だけじゃなくて、スタッフとの疑似家族的な家族愛も「禁止」されているし、まあ一部報道であるようになかなか凄まじい家庭環境から出て普通の家族愛も「禁止」されてるわけでしょ。そりゃ、わかりやすく「愛」を奪い合う総選挙が熱狂を生むよ

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

AKBを嫌いな人が、私たちの熱狂の代償に、若い少女が「普通の幸せ」を断念することが、人道的にいかがなもんかと非難するのはわかる。私は、いつでも人間に戻れる（AKBをやめて恋愛可能な女優などになれる）っていう「降り方」がシステムとして成熟するればみんな幸せになると思うんだけど。