愛媛新聞記者福島ルポ(全6回)

愛媛新聞も森田康裕記者による福島取材です。 森田記者は、伊方原発の記事でよくお名前拝見します。 誤変換、連番間違い、ご容赦ください。 11月23日 自治体アドバイザー意見交換会 原発事故膨らむ不信 過小評価? 県に疑念も 議論深まらず前途多難 続きを読む
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しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:被ばく不安やるせなさ 国・県の調査支援手薄 「疲れて忘れたいときも」 二本松市 表面上は平穏に⑮ 「買い物や調理、洗濯。いつも考えてします。子どものためとは思うが疲れてきて、もう忘れてしまいたいと思うこともある」

2012-11-24 23:16:06
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:被ばく不安やるせなさ 国・県の調査支援手薄⑯ 原発建屋が爆発したときも、離れた二本松市まで影響が及ぶと思わなかったという。言葉の端々に、やるせなさがにじむ。「ことが起きればこうなると知ってほしい。そして福島のことを忘れないでほしい」 (森田康裕記者)

2012-11-24 23:19:35
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会 家族の食卓 津波がなかったら… 原発従事の過去「複雑」① 福島県の太平洋側、浜通りにあるいわき市。東京電力福島第一原発事故後、周辺自治体から住民が避難し、事故収束に当たる関係者の拠点にもなっている。

2012-11-25 22:53:03
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会 家族の食卓 津波がなかったら… 原発従事の過去「複雑」② 原発の地元・双葉町から松山市に避難してきた会社員沢上裕さんは3連休を利用し、一家4人でいわき市小名浜地区に父栄さんが構えた新居を訪れていた。

2012-11-25 22:54:26
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会 家族の食卓③ 目的は原発の北西5キロにある自宅への一時帰宅。2週間以上前に町に許可申請する必要があり、滞在時間は5時間に限られる。裕さんと妻幸子さん、栄さんら4人で室内を片付けた。農機具も持ち出した。

2012-11-25 22:55:12
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅④ 新居には自宅から持ち出したコンバインやトラクターが並ぶ。沢上家は約5ヘクタールの園地で米などを栽培、生産組合にも入っていたが、事故で約20世帯の仲間は散り散りになり、農業を続けているのは栄さんだけになった。

2012-11-25 22:56:51
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【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会 家族の食卓 津波がなかったら…⑤ 栄さんは東京電力の関係会社にも32年間勤務し、福島第1原発の定期検査などに関わってきた。原発が完成した約40年前、安全性は深く考えられず「すごいのが始まる」と地元は期待した。

2012-11-25 22:58:45
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅⑥ 自身も世界的にも安全で優秀な発電所と考えてきた。事故が起きるとは夢にも思わなかった。だが事故の現実が明らかになり「これはちょっと帰れない。特に食料はつくれない」と判断。いわき市に居を移し、休耕田を借りて農業を再開した。

2012-11-25 22:59:48
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会 家族の食卓 津波がなかったら… 原発従事の過去「複雑」⑦ 比較的早く新生活を始められたが、仮設住宅の暮らしに耐えている人たちや、原発の恩恵が薄かった立地自治体のことを考えると、素直に喜べない。

2012-11-25 23:01:23
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会 家族の食卓 津波がなかったら… 原発従事の過去「複雑」⑧ 「東電の人も甘かったのかもしれないけど、今まで金もらって生活していたんだから複雑ですね」。「地震や津波がなかったら、そのまま続いていたのだろう」と思う。

2012-11-25 23:02:35
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅⑨ ストーブの火が温かい、居間での夕食。震災当時の混乱や、原発事故への政府対応のまずさも話題に上った。震災から1年8カ月。5歳になった双子の航君、翔君は、松山での生活にも慣れ、双葉町の家を「地震のおうち」と呼ぶ。

2012-11-25 23:04:03
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会 家族の食卓 津波がなかったら…⑩ 一家は3カ月に1回のペースで福島に戻るが、家計には大きな負担だ。幸子さんは「東電に補償を請求してもちゃんと支払われるどうかわからないという回答だった」とこぼす。

2012-11-25 23:06:31
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【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会 家族の食卓 津波がなかったら… 原発従事の過去「複雑」⑪ 栄さんは震災後、長男夫婦や孫に会いに、15時間かけて車で愛媛を訪れた。「せっかく立派な港があるのだから、四国との直行便をつくってほしいね」。

2012-11-25 23:08:15
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ:松山避難の長男ら一時帰宅 孫と再会家族の食卓 津波がなかったら…原発従事の過去「複雑」⑫ 原発事故は、幸せに暮らしていた大奥の家族を引き裂いた。ゲームに夢中の孫たちに栄さんの妻、洋子さんは優しく語りかけた「大きくなったら2人で来てね」(森田康裕記者)

2012-11-25 23:10:04
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母 測定グループ「たらちね」運営 食材など検査 費用は東電補償外① 白衣姿の女性が手際よく、刻まれた大量のねぎをビニール袋から透明の容器に移していく。

2012-11-29 23:14:33
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母 測定グループ「たらちね」運営 食材など検査 費用は東電補償外② カキやコメなどの食材が並び、家庭の台所のようにも見えるが、ここはいわき市小名浜地区のビルに間借りする市民放射能測定室「たらちね」。食品は市民が持ち込んだ。

2012-11-29 23:14:52
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【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母 測定グループ「たらちね」運営 食材など検査 費用は東電補償外③ 小学生から大学生までの子がいる市内の母親たちが2011年11月、母親を意味する「たらちね」の名を冠したグループをつくった。常駐スタッフは5人。

2012-11-29 23:15:23
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【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母④ 全身の内部被曝を測定するホールボディーカウンターによる検査、土壌汚染や地域の空間線量測定も引き受けている。食品検査は月に350~400件。毎日のように利用する人もいれば、28日の取材中に初めて訪れた人も。料金は1件500円。

2012-11-29 23:15:49
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【愛媛】本紙記者福島ルポ放射能から命守る母⑤機材は高価で、運用コストもかかる。事務局長の鈴木薫さんは「賛同する団体や会員の支援で成り立っている」と打ち明ける。水を入れたペットボトルを箱に入れて積み上げ、外部からの放射線を遮蔽するなど、工夫でコストを抑えつつ正確な測定を追及している

2012-11-29 23:16:35
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母 測定グループ「たらちね」運営 食材など検査 費用は東電補償外⑥ ただ何度も交渉したにもかかわらず測定費用は東京電力の補償対象外。「住民は人として扱われていない」とため息をつく。

2012-11-29 23:16:51
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【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母⑦ ヨガ教室をしていた鈴木さんや他のメンバーに放射線の知識はなかった。東京電力福島第1原発事故から2カ月経っても普段口にする食品の放射能測定が実施されない状況に業を煮やし、たらちね設立に乗り出した。

2012-11-29 23:17:18
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母 測定グループ「たらちね」運営 食材など検査 費用は東電補償外⑧ 市民が口にするのは市場に流通する品ばかりではない。自家栽培の野菜や果物。福島県沖は漁業規制中だが、釣り人が戻り始めている。イノシシやキジを捕獲する人もいる。

2012-11-29 23:17:41
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母 測定グループ「たらちね」⑨ 「おじいちゃんおばあちゃんは家庭菜園で作ったものを孫に『おいしい』と言ってもらうのが楽しみ。自分でも心配で、娘やお嫁さんから『食べさせないで』と怒られて確認しに来る人もいます」

2012-11-29 23:18:26
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母 測定グループ「たらちね」運営 食材など検査 費用は東電補償外⑩ ただ、たらちねに対する地域の視線は好意的なものばかりではない。地域経済や復興の進展に悪影響を与えると煙たがれることもある。

2012-11-29 23:19:05
しまなみ @shimanamis

【愛媛新聞】本紙記者福島ルポ 放射能から命守る母⑪ 「地域の団体に支援を求めるとお説教されて。私はいわきで一番悪い嫁ということになっている」と冗談めかしつつ「そうした人たちは、自分の子どもや孫にも同じ態度を取れるでしょうか」と疑問を投げかける。

2012-11-29 23:19:37