福島原発 ★告訴状①★
★死亡・傷害目録★ ①福島県民多数(大量の被ばく) ②氏名不詳の患者50名(死亡、大量の被ばく) ③川俣町の主婦(自殺) ④相馬市 酪農家(自殺) ⑤福島県住民1003人(毎秒13000cpm以上の被ばく)
2012-12-06 23:50:12★死亡・傷害目録★ ⑥小久保 和彦(東電社員 死亡) ⑦寺島(東電社員 死亡) ⑧東電社員及び協力企業従業員5人(水素爆発の瓦礫に当たって負傷) ⑨東電社員4人、協力会社スタッフ3人、自衛隊員5576人(10mSv以上の被爆)
2012-12-06 23:55:22平成14年7月 文科省 地震調査研究推進本部が 三陸沖から房総沖の日本海溝沿いで M8クラスの地震が起きうるとの見解を発表 ★被告訴人らは安全対策をとらず 放置
2012-12-06 23:58:54被告訴人らは、「地震発生頻発国」である日本において、「超危険物」である原子力発電所を運営するに当たって、重大事故の予防、重大事故発生時の被害最小限化の対策を講じる義務があるにもかかわらず、これを怠り、別紙目録の通り、死傷の結果を生じさせた!
2012-12-07 00:01:46炉心損傷等の結果が生じた場合、広範な地域を極めて長期にわたって居住不可能にし……。その意味で、東京電力の取締役の負う注意義務は、通常の企業の取締役の負う注意義務よりもはるかに高い。しかし、被告訴人らは、「数々の警告を無視」するなどして、本件過酷事故を招いた。
2012-12-07 00:06:05日本はプレート境界線上にあり、この狭い国土に、世界の地震によって発生する揺れの約10%が集まっている。地震が頻繁に発生する場所で、原発を盛大にやっているのは日本だけ。そして、原発は精密機器!このことに照らせば、東電の取締役は、原発の設置・運転をやめさせる義務があった。
2012-12-07 00:11:49日本は、世界の平均の約130倍の確率で巨大地震が発生しており、将来的にも発生すること、その場合には原発で重大な事故が起こりうることは、容易に予測できる。そして、阪神大震災や新潟中越沖地震など、原発関連指針を見直すチャンスがあったのに、本件事故を招いた。 ★福島原発告訴団★告訴状
2012-12-07 00:16:26東京電力の株主総会では、平成3年、平成7年、平成17年、平成19年、平成21年などにおいて、原発事業からの撤退や、苛酷事故発生の危険性、安全対策の不備等につて、数々の指摘がなされていたが、歴代取締役はこれを無視・・・・・・。
2012-12-07 00:20:58福島県沖において大規模地震が発生し、これに伴い福一の施設内を遡上する高さの津波が発生して、苛酷事故を引き起こす危険性は、過去にすでに指摘されていた。
2012-12-07 00:24:05たとえば、東電は、延宝房総沖地震が福島沖で起きた場合の津波の高さを試算し、福一1号機~4号機で、O.P.(小名浜港工事基準面)プラス13.6メートルに及ぶとの試算結果を得ていた。しかし、被告訴人たる武藤・吉田・武黒らは、何ら改善策を講じず、本件事故を迎えた。
2012-12-07 00:30:39東電は、平成21年、産業技術総合研究所活断層・地震研究センターのセンター長より、貞観地震についてまったく触れていないことについて問題がある旨の指摘を受けていた、こともある。
2012-12-07 00:34:50(…略…)以上のように、東電は、数多くの試算を行い、警告的な数値を得ていたのに、それをひた隠しにして何らの安全性強化策等をとらずに・・・・・・ ★福島原発告訴団★告訴状
2012-12-07 00:37:50原子力安全基盤機構は、平成20年などに、津波による全交流電源喪失事象が発生し、炉心損傷に至ることも指摘していた。このような警告を、東電は無視して本件事故は起こったのであり、何ら想定外ではない!
2012-12-07 00:41:09東電は、GEの言いなりになって、福一を建設する際、敷地を標高約35メートルから10メートルに切り下げ、土地の改造をしている長期間放置した。これがなければ、本件苛酷事故は発生していない。
2012-12-07 00:44:07福一6号機では、非常用ディーゼル発電機1台を、ほかよりも高い位置に設置して、かつ5号機に連結していたので、その1台によって5号機6号機は冷却機能が維持できた。これには、巨額の費用や、長い工事期間は要していない。しかし、1~4号機については、このような対策を一切とっていない。
2012-12-07 00:47:19このように東電に対しては、深刻かつ相応に信用性のある警告があった。にもかかわらず、東電は、何もしないで放置して、「追加調査をする」などと言う口実で時間を無駄にし、本件苛酷事故は起こったといえよう。
2012-12-07 00:50:02