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さやか「なんでサイクロンの亜版の値段、教えてくれなかったのよ!」QB「聞かれなかったからさ。知らなければ知らないままで何の不都合もないからね。」
2012-12-20 14:21:28第一話:CS会場で光ってた、ような… 第二話:それはとってもお高いなって 第三話:(給料入ったし)もう何も、恐くない 第四話:ノーマルも、シクも、あるんだよ 第五話:後悔なんて、あるわけない 第六話:(ホロゴ煽られて)こんなの絶対おかしいよ
2012-12-20 14:22:09第七話:本当の気持と向き合えますか 第八話:あたしって、ほんとバカ 第九話:そんなのアジアが許さない 第十話:もう誰にも頼らない 第十一話:最後に残った道しるべ(若院) 第十二話:私の最高の友達(ヤフオク)
2012-12-20 14:23:40???「僕はサイクロン亜版を買ってくれって、きちんとお願いしたはずだよ?実際の状態がどういうものか、説明を省略したけれど。訊かれなかったからさ。知らなければ知らないままで、何の不都合もないからね」
2012-12-20 14:26:27「でもさあ、こんな絶好のオークション、みすみすルーキーのヒヨッ子にくれてやるってのも癪だよねぇ」 「決まってんじゃん」 「要するに、釣り上げちゃえばいいんでしょう?」 「…値段を」
2012-12-20 14:30:16「ここはね、アタシの親父のサイトだった。正直過ぎて、優し過ぎる人だった。毎朝本スレを読む度に涙を浮かべて、真剣に悩んでるような人でさ」 「新しいカードを使うには、新しい考えが必要だって、それが親父の言い分だった」
2012-12-20 14:34:15「だからある時、トリシューラはミストウォームより強いって本スレ民に説教するようになった」 「もちろん、信者の足はパッタリ途絶えたよ。本部からも破門された。誰も親父の話を聞こうとしなかった」
2012-12-20 14:34:24「当然だよね。傍から見れば胡散臭い新規カードさ。どんなに正しいこと、当たり前のことを話そうとしても、世間じゃただの鼻つまみ者さ」 「アタシたちは一家揃って、食う物にも事欠く有様だった(作者註:アフィブログです)」 「納得できなかったよ。親父は間違ったことなんて言ってなかった」
2012-12-20 14:34:30「ただ、人と違うことを話しただけだ」 「5分でいい、ちゃんと耳を傾けてくれれば、正しいこと言ってるって誰にでもわかったはずなんだ」 「なのに、誰も相手をしてくれなかった。悔しかった、許せなかった。誰もあの人のことわかってくれないのが、アタシには我慢できなかった」
2012-12-20 14:35:09「だから、コンマイに頼んだんだよ。みんなが親父の話を、真面目に聞いてくれますように、って」 「翌朝には、カドショはトリシュを買いに押しかける人でごった返していた」 「毎日おっかなくなるほどの勢いで信者は増えていった」
2012-12-20 14:35:58