嘘だ“@midwhite: 竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』、社会保障の説明を「公園で金持ちの子どもがおもちゃで遊んでいるところに、低所得者の子どもが来て羨ましがったところ、政府が現れておもちゃを取り上げて渡してしまうのが社会保障。全く不公平だ。」卒倒しそうになった
2012-12-20 20:34:36本全体を通して読めば分かりますが、竹中平蔵氏はこのようには言ってません。このツイ主はわざと文脈を歪めています。“@midwhite: 竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』で、社会保障の説明を「公園で金持ちの子どもがおもちゃで遊んでいるところに、低所得者の子どもが来て羨ま
2012-12-20 20:36:34このツイ主に騙されてはいけませんよ。本の内容が歪められている。許せん。参考までに問題の箇所全文掲載します。“@midwhite: 竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』で、社会保障の説明を「公園で金持ちの子どもがおもちゃで遊んでいるところに、低所得者の子どもが来て羨ましが
2012-12-20 20:39:57佐藤 税のあり方が人間のあり方に影響を与えるというのはすごいなと思ったんです。税制を変えることでやる気が出たり、具体的に幸せになったり不幸せになったりするわけですね。それがすごく面白いですね。
2012-12-20 20:43:36竹中 だからこそ「簡素」っていうのが、求められるわけです。税制の複雑さのおかげで、それを知っている人は得をし、知らない人は損をすることになる。やはり民主主義の社会において、複雑な制度は悪い制度です。そういった意味でも簡素化と言うのは絶対に必要ですよ。
2012-12-20 20:45:53佐藤 二つか三つぐらいに簡素化出来ないものですかね。消費税一本と言うのは無理だということはわかったんですけど、つまりミサイルの脅威というのは皆に平均してふりかかるわけですよね、そういう防衛費のようなものは、人頭税じゃないですけど「それはそれ」的な考え方でひとり頭いくら、
2012-12-20 20:48:32あと消費税は何%と、その二つくらいですませるくらいに簡単にすることはできないんですかね。 竹中 私もそれが理想だとは思いますが、やはり多くの人は税による所得の「再配分効果」というのを期待するわけです。
2012-12-20 20:51:10再配分効果というのはたとえばこういうことです。佐藤さんはすごく所得が多いとする。こちらのAさんは所得が少ない。そうすると、Aさんは佐藤さんからお金を分けてもらいたいわけです。佐藤さんが儲けたお金の一部を自分ももらいたいんですよ。もらいたいときに。政府を通してもらうんですよ。
2012-12-20 20:53:34佐藤 でも、それ、もらいたいって、ずるいじゃないですか。 竹中 ずるいですよ、すごく。「フェアプレーの経済学」という本にもはっきり書かれているんです。著者はランズバーグという数学者なんですけど、すごくシンプルに見ていくと、今の税はおかしいと言うのです。
2012-12-20 20:55:45彼はそれをこんな風に表現しています。 子供達が砂場で遊んでいるんです。ある子はおもちゃをたくさんもっている。その子はお金持ちの家の子なんですよ。もう一人の子は家が貧しいからオモチャを一個しか持ってないんです。
2012-12-20 20:58:01しかし、だからといって、自分の子供に向かって「○○ちゃん、あの子はオモチャをたくさんもっているからとってきなさい……」などという親がいるかというわけです。 ところがそんなことが、国の中では税というかたちで実際に行われているという言い方をしてるんですね。
2012-12-20 20:59:29これは、みんなのやる気をなくさせる原因になります。 一方に対しては、いくら働いても税金を取られるということでやる気をなくさせる。もう一方に対しては、そんなに働かなくても食べていけるということでまじめにやる気をなくさせる。
2012-12-20 21:01:12だから、政府がお金を税金としてとって、その所得を再配分する社会の機能が大きくなりすぎると、その国はダメになると。それは全くその通りですよね。
2012-12-20 21:02:34以上文脈がゆがめられていた部分を抜粋しておきます。本全体を読めば竹中氏がここで言っているのは税制のあり方であり、社会保障制度を否定しているわけではないことが読み取れます。悪意ある人が意図的に湾曲した解説を読んで、その本の内容を間違って認識しないで下さい。
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