聞いた内容を頭の中で整理し、そして書き下す……

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あいくま院長 @tetsuo_kumaki

たくさんしゃべる場合が多いです。しかし、それらを逐語的に書いていたのでは整理がつきません。 聞いた内容を頭の中で整理し、そして書き下す。一種の編集行為を入れる必要があります。 患者さんの話を聞いて、三分間は書かないのです。その間に頭の中で小さなまとめを施し、

2010-01-20 13:00:01
あいくま院長 @tetsuo_kumaki

まとまったことをカルテに書き下していくというやり方をしていました。書き下しまでに一拍置く、ということになりますが、これを繰り返すと言葉の選択が緻密になります。大した話ではなさそうですが、やってみると存外難しいことがわかると思います。

2010-01-20 15:00:00
あいくま院長 @tetsuo_kumaki

 自動書記という感じでとりあえずぐちゃぐちゃ書いていくやり方では、書く量が多くなったとしてもあまり意味がありません。一度書き下してみて、そこから編集していくという方法もありますが、そう考えていても概ねできないものですので、

2010-01-20 16:07:07
あいくま院長 @tetsuo_kumaki

書く前に頭の中で編集するという訓練が必要だと思っています。 カルテに限らず、治療全体の中で私は「編集」ということを常に意識しています。編集の工程のない治療は成り立たないと思っています。編集を施すことで、治療の場というものを意識する目が身につきます。 それから、

2010-01-20 18:00:01
あいくま院長 @tetsuo_kumaki

診察のスタイルも十人十色ですから、固定観念をつくらないためにも、若いうちにできるだけ多くの先輩医師の診察に陪席することが重要です。「臨床の場」の作り方を学ぶことができます。─「編集」すること、固定観念をつくらないこと、がポイントなのですね。

2010-01-20 19:00:01