綴りました。

基本的に「#餡詩」タグまとめ。自己満。
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凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

桃色の朝焼け 橙から水色へ溶けて 街を呼び起こす 満月が沈む 陽光のクレッシェンド 机上のハーブティーに 柔らかい口づけを落として 窓越しのカラスに『いってきます』 #餡詩

2013-04-26 05:34:06
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

きらきら燃えた めらめら揺れた へらへら耐えて くらくら笑った 僕は間違っちゃいない 君はさながら燃える星 捉えどころのない焔 でもやはり 僕は間違ってたのかな にこりと我慢し続けて ぽっきり心を折っちゃった #餡詩

2013-04-16 23:13:00
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

ゆるゆると ちゃぷちゃぷと 無邪気な寂寞が遊ぶ 閉じた瞼の 生温かい空間で いらないわ 重いだけでしょう 早く涸れればいいのに 砂漠は心の表面を覆うばかり 大きな海には勝てずに からからひゅおお 飛ばされてゆく砂の隙間から とめどなく滲み遊ぶ寂寞 #餡詩

2013-04-16 00:42:21
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

七つの星を繋ぐ 七つの星座を辿る 私だけの天の川から 今日も光が降り注ぐ 七つの星が動く 七つの星座が駆ける 私だけの天の川にも 明日は暗雲がかかるのかしら ねぇ教えてよ、勇猛なレグルス 降り注ぐ光はいつになったら 私をスピカに連れてくの #餡詩

2013-04-09 00:25:42
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

音符を順に踏み歩き 五線譜の天辺目指すんだ 八分休符を飛び越えて 三拍半のお喋りしたら ポロンポロロン 何の音? トゥララトゥラララ どこの音? アン ドゥ トゥロワで魔法をかけて スリー ツー ワンで洞穴にダイブ 辿り着くだろうダカーポの先 何もないこと知ってたよ #餡詩

2013-04-02 21:56:00
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

甘い言葉とか よくできた嘘とか 組み立てた理論とか 必要なかった 人間がソレを表そうとすれば 必ずソレは壊れてしまうから ソレを愛するために 僕らができることは ただ僕らのソレを閉ざすこと #餡詩

2013-04-02 14:38:33
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

どうか どうか 私を君の 従属変数にしてください 一人ではどうしても 高いところに登れなくて 見上げるばかりの私を 飛ばしてくれた君へ もう一度 y軸に 乗りたくて #餡詩

2013-04-01 19:10:01
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

ゆったりと流れる時を感じる 少しずつ傾く牛の角に 淑やかな月光を乗せて 溶ける 解ける 涙になる 映る 移る 温かな鼓動

2013-03-29 02:13:54
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

いつだって 不器用なまま 諦めて あの指切りも 欠片の想い #餡歌

2013-03-29 00:56:51
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

星がきれいな夜なのに ニキビが鑑賞会の邪魔 睫毛に乗った霧雨は 払えば涙を連れてゆく くすんだ心は仕方ない 命をそっと削って直そう 右脳が案内する道を行き 君の元まであと数歩 #しりとりで詩

2013-02-07 00:44:24
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

うさぎさんは、私の仲間ではなかった 私は月へ跳ぶことができなかった 大事な人に危機を知らせることも お野菜を頬張ることもできず どんなに寂しくても死ねなかった そしてそれを 心から悔やむことすらできなかった これだけ違うのならもういい 私は毛糸を断ち切った #餡詩

2013-02-02 00:48:53
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

手に入らないから、手にしている人を羨む 手に入らないから、手にしている人を恨む 手に入らないから、手にしている人を謗る 半ば奪うように手に入れて 手にしていない人から羨まれる 手にしていない人から恨まれる 手にしていない人から謗られる そこで初めて知るのは、遅いよ #餡詩

2013-01-19 23:21:50
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

君はレバーを握っている。 2つのレバーを握っている。 力を漲らせる起動レバーと、 文字通り肝という名のレバー。 どちらも君次第なのだから、 どうして怖がることがあろう? 力はある、鍵も持っている。 臆さず選択しろ。 君が用意すべきものは、 初めから総て君の中に眠っている。 #餡詩

2013-01-09 02:49:17
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

蹴飛ばしちゃった月のサファイア 集めただけで満足してた 怠惰な楽園を描いてたのね 猫なで声で少し反省 一番大切な気持ちを抱えて 天から落とされたヒントは木の実 水色の光を求める夜更け #しりとりで詩

2013-01-08 23:37:09
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

なんでもないものなのに、なんとなくたいせつ。 なんでもないことなのに、なんとなくさびしい。 なんでもないそんざいは、なんとなくここちよくて、 なんでもないいちにちも、なんとなくじゅうじつ。 だからね、 「なんでもない」のえがおも、「なんとなく」うそつき。 #餡詩

2013-01-08 16:07:56
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

ススキの白が飛ぶ 松の枝がしなる 羽ばたく鳥も踏ん張って 伸びた髪を掻き分ける 少し冷たい指 すごいな、  すごいね、 寒い?  大丈夫。 ゆったり進む祈りの列は 私と貴方の旅路みたいだ 立ち止まった時に さぁ何を祈ろうか #餡詩

2013-01-02 12:49:45
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

大きな機械を動かすための 歯車たちを回すのは いつだって小さな力で 見失いそうな螺子が 均衡を保っている。 螺子が1つ欠けたら 歯車は歪に回るのだろうが 機械は何となく動き続ける。 動くのなら要らないかも知れないが そんな螺子を一生懸命に研磨する貴方を 否定できないんだ。 #餡詩

2012-12-26 23:56:55
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

その醜さを否定できないボクの気持ちは、 紛れもなく醜さで出来ており、 ますますボクの理論に肉付けを施してくれるのだが、 やはりその醜さゆえに、 醜さだと肯定しかねるのだ。 #餡詩

2012-12-21 14:41:02
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

たった4文字 コンマ07秒 とても小さく力もなく だけど一体何トンあるの? 有効期限はどれくらいなの? 子供じみた問いかけ全部 ふわふわわたあめもぐもぐぺろり。 ごっくん飲み込み隠してたのに 匂い嗅ぎつけ君はこたえる。 重さも期限も何もかも その想像を超えるだろうと。 #餡詩

2012-12-21 14:39:13
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

小学生が雪を投げたら 私と貴方の指が絡む 和やかなあの老夫婦みたいに 展望デッキの夜景に浸る 貴方と私の白い吐息は 口腔内で重なり合うの 胸元に銀の星を宿して 視線と頬が熱を帯びたら ジングルベルに融ける凩 #餡詩

2012-12-17 21:57:13
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

この指先が冷える頃 雪を鷲掴む小学生 この耳が赤らむ頃 夜景に語らう老夫婦 白くなったこの息は 誰かと交わることもなく 白いマフラーに顔を埋め タイツとデニムで防寒したら 凩に融けるジングルベル #餡詩

2012-12-17 21:54:18
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

言葉が足りない。ストックがない。 『言い知れぬ悲哀』など使い古しの表現。 いよいよこの口は封鎖される。 左右の肺の圧迫を受け心臓が痛み、 乱雑なシナプスの中で在りし日の夢を悼み、 長く浅い徒労のうちに四肢は傷み、 風に晒されるまで、 塵芥になったことすら気付けぬまま。 #餡詩

2012-12-15 01:20:20
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

この夜を旅路にたとえたら。 馭者に叱咤された僕が、 双子に両手を引かれて歩き、 牡牛の角に脅かされつつ、 オリオンに蹴っ飛ばされ、 大犬と一緒に遊んだら、 小犬をそっと送り出す。 僕らは廻る、長い長い時を生きる。 始まりも終わりも見えない、 美しく遠く、輝きに満ちた旅路。 #餡詩

2012-12-14 00:54:11
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

黒猫さん、黒猫さん、 君を追ったら不幸になるの? 青空の下、塀の上を闊歩する君は、 挑戦的にこちらを見つめる。 何てちっぽけな固定概念、 何て侘しく愚かな迷信。 『囚われるも壊すも自由さ』 君はそうして何も言わず、 況してやこちらの選択も待たず、 苔むした道を真っ直ぐに。 #餡詩

2012-12-13 10:19:34
凍結(雲雀誕限定復活) @rea1joh

掴めない、届かない、触れることも叶わない。 それでもひたすら恋い焦がれれば、その視線を分けてもらえるかしら。 一瞬でいいの、興味も持ってくれなくていい。 悠々とした自由と、語りきれない程の矜持が、 眩しくて、羨ましくて、愛しい。 あなたの言動が、私に新しい世界をくれるの。 #餡詩

2012-12-13 00:48:17