メタキャラクター・メモ

メタキャラクター・メモ
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LD @LDmanken

@valerico ふむ。ともかく、現状この話の核は『うみねこ』だと思っています。やり進めてみます。

2010-08-12 02:38:48
魔王14歳 @valerico

. @LDmanken GMとプレイヤーの例えは私もよくするので、私かもしれません。『化物語』が未読なので、両作の類似についての話は断片的にしか理解できていませんが……。

2010-08-12 02:39:29
LD @LDmanken

さて、『神知る』の桂馬は、さらにメタキャラクターとするかどうか難しいキャラなんですけど。

2010-08-12 02:41:38
LD @LDmanken

こういう言い方はできて。彼が押さえている文脈はギャルゲーにおける情報圧縮の塊のようなものなんですが、これは基本『受け手』も押さえているもので、その情報圧縮体の接続において読者と桂馬は同じレイヤーに存在する…という言い方。

2010-08-12 02:47:17
LD @LDmanken

桂馬の駆使するBMW理論などは、いろいろ突っ込めるわけですが。そういう反論なり共感なりが共有されるのは読者に対してであって、物語上の登場人物たちは基本チンプン~。桂馬はそれをマテリアルにして物語展開の改変をかける。それはメタ視点からの介入ととれないか?

2010-08-12 02:51:06
LD @LDmanken

@valerico 『ななか6/17』の雨宮はメタキャラクターじゃないんですが、GM vs プレイヤーの形で観る事ができて、僕はそれがGMに勝った話…というような解釈をしていますね。

2010-08-12 02:56:11
LD @LDmanken

しかし、メタ視点を持ったメタキャラクターは一体何ができるのか?というと、結局、GM(作者)と対決する事になっちゃうんじゃないか?というのが球磨川のメモで書いた件。

2010-08-12 02:58:39
魔王14歳 @valerico

@LDmanken たとえばEP3のベアトは、物語を「泣きゲー」に誘導するメタキャラクターとして行動している、といった話になるのかなと理解しています。その場合、人間vs魔女、ミステリーvsファンタジーというEP1からの構図も、メタキャラに仕組まれたものと言えそうです。

2010-08-12 03:01:07
LD @LDmanken

そこに、メタキャラクターvsメタキャラクターの構図を用意した『うみねこ』は“先のもの”に思える。でも、これは物語外の物語という物語に取り込まれてしまう気もするけど、それはどう考えようという件。

2010-08-12 03:01:38
魔王14歳 @valerico

@LDmanken これは完璧に「物語外の物語」に取り込まれた構図になると思います。ただし「物語外の物語」は特殊な状況ではなく、ごく普通の作品の作者と読者の間にも同様の関係が見いだせるのではないかなと。フィクションとして作者が恣意的にコントロールできるかどうかの差はありますが。

2010-08-12 03:05:16
LD @LDmanken

@valerico そこは難しい…というか今、悩んでいる所です。メタ世界で行われた事を凡てメタ行動にしていいのかと思っていて。だます行為は通常物語上でもあるワケで、ちょっと保留して考えたいです。

2010-08-12 03:05:55
LD @LDmanken

@valerico 今、僕はGMと対決しないとメタキャラクターには成り得無いかもという考えがあって。メタキャラvsメタキャラは、一見メタ世界でもGMのシナリオ上のものに収まってしまうワケです。しかし、重要な示唆を持った『うみねこ』が外れるのは嫌だなあ…と長考中です。

2010-08-12 03:11:32
魔王14歳 @valerico

@LDmanken なるほど。単に「物語のお約束を知っているキャラクター」と、「GMと対決するメタキャラクター」に一線を引いて定義したいということでしょうか。

2010-08-12 03:14:10
LD @LDmanken

>作品の解釈像の一部|えっと、基礎部分の考え方はこれです。どこまで行っても作者が描いたものである範囲を出るものではないですよね。その中での出来事の話というか…。

2010-08-12 03:16:11
LD @LDmanken

@valerico 分かりやすい線を引きたいんですけど、GMと対決する程のメタ行動を感じさせてはじめてメタキャラクターかなとか。そういう線を引くと困るかな?とか検証中です。…というか一連のつぶやきが検証目的です。

2010-08-12 03:19:32
LD @LDmanken

メタキャラクターのもう一つの視点として“ラスボス論”としての経路もあります。

2010-08-12 03:22:41
魔王14歳 @valerico

. @LDmanken この場合、GMは作者の代弁者という位置づけでしょうか。それとも、ひとつの「物語」を用意できるほど世界に対する支配力を持った個別のキャラクターか。うみねこのベアトは後者になってしまいそうですが。

2010-08-12 03:24:40
LD @LDmanken

物語主人公に対して作者が、こいつに最強究極の絶望的なラスボスをぶつけてやろうと考えた時、どういう結論があり得るか?漫画神ハイデガーを最後に出した藤崎先生は、その結論かと思いますが。究極にして絶望の敵とは三次元人である作者だと。

2010-08-12 03:26:42
魔王14歳 @valerico

ちなみにうみねこの場合、「ゲームマスター」というのは比喩でもなんでもなくて、あの世界のゲームシステムの中で本当に「ゲームマスター」としてルールに則って行動しているんですよね。その点では曖昧性がないので、問題を切り分けるための叩き台にするには適した作品かも。

2010-08-12 03:28:50
LD @LDmanken

しかし、この最強敵に勝って欲しいと願っているのは、他ならぬ最強敵(作者)というややこうしい状況があるとして、作者はキャラに何の力を与え、許可するか?物語上の時空を壊せる能力があっても、絶対に作者は傷つかない。では、それは物語を壊す~メタ方向の力ではないか?という経路ですね。

2010-08-12 03:32:21
LD @LDmanken

@valerico う~ん、ちょっと詰まりましたね。僕が何を『面白い』と思ったかの根の出発点と、積んだ理屈に乖離が出た気がしないでもない(汗)…ちょっと考えます。

2010-08-12 03:36:58
魔王14歳 @valerico

@LDmanken さんと @crow_henmiさんのメタキャラ周りの話は明日あたりきっと誰かがまとめてくれると信じています……うちの下僕とか。

2010-08-12 03:49:06
魔王14歳 @valerico

キャラクターが作者を倒した! と「錯覚」させてくれる作品はとっても気持ちいいので、そこで読者をどう騙すかが作者の腕の見せ所。ただ、ここで「ククク……お前の倒した作者はまやかしの像……お前は本当の作者の掌の上で踊っていたに過ぎぬ……」とか邪気眼が疼くみたいな話を昔よく考えてたり。

2010-08-12 04:02:52
魔王14歳 @valerico

たいていのゲームは「プレイヤーが最終的に勝利すること」まで折り込み済みで作られてますが、中には「これはクリアできまい!」という作者からの挑戦を含むものもある。ここでようやく作者とプレイヤーの対等の戦いが実現するわけですが、はいこれもうフィクションの話じゃありませんねー^^^^と

2010-08-12 04:05:25
魔王14歳 @valerico

そこで無理矢理「オラッじゃあ読者にも物語書く権利を与えろや!」とねじ込むと、プレイバイBBSみたいなものができあがる。ここのジョジョバトルとか。 http://jbbs.livedoor.jp/computer/8604/

2010-08-12 04:09:40