東京新聞・佐藤圭記者による「事務の官房副長官」tw①〜⑦

東京新聞の佐藤圭記者(.@tokyo_satokei)が、事務官房副長官についてtwされたもののまとめです。 自分で読む用につくりました。
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佐藤 圭 @tokyo_satokei

【事務の官房副長官①】長期政権の小泉のあと、日本の首相は1年ごとにコロコロと替わってきた。その起点が第1次安倍内閣だ。政権が短命化した大きな原因は、政治主導と称して「断行」した事務の官房副長官人事にあったと思う。

2012-12-27 02:08:18
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【事務の官房副長官②】安倍氏は、小泉内閣の二橋正弘副長官を事実上更迭し、旧大蔵官僚の的場順三氏という浦島太郎を副長官に据えた。安倍氏は、そりの合わない福田康夫氏と近い二橋氏が気に入らなかった。浦島太郎が機能するはずもなく、図らずも第1次安倍内閣瓦解を早めることになった。

2012-12-27 02:15:48
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【事務の官房副長官③】1993年の自民党下野以降、政権の枠組みが変わろうとも、官僚トップの事務官房副長官が政権の継続性を担保した。石原信雄氏は在任期間七年三カ月、古川貞二郎氏は八年七カ月。二橋氏は三年。安倍氏が切らなければ、二橋氏も前任者並みに務めていただろう。

2012-12-27 02:28:37
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【事務の官房副長官④】二橋氏は、福田内閣で副長官に復帰する。福田内閣が、前後の内閣に比べて比較的安定していたのは、二橋氏の存在が大きかったと思う。石原、古川、二橋の流れには、官僚機構の連綿たる意志を感じる。二橋氏の後釜は本来、元厚労次官の江利川毅氏だったのだろうが…。

2012-12-27 02:35:41
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【事務の官房副長官⑤】事務の官房副長官が「裏の総理」然と振る舞うのは、官僚主導の最たるものだろうが、これに取って代わる政治主導の姿が見えない。だから官邸の底が抜けた。自民党の派閥の人材育成機能が失われ、トップリーダーの人材が枯渇しているのとパラレルの話でもある。

2012-12-27 02:40:38
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【事務の官房副長官⑥】で、第2次安倍内閣。事務の官房副長官人事に注目していた。野田内閣の竹歳誠副長官を続投させていれば、「安倍氏も前回の失敗から学んでいる」と思っただろうが、ふたを開けてみれば、内閣危機管理監などを歴任した71歳の杉田和博氏を起用。

2012-12-27 02:45:41
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【事務の官房副長官⑦】杉田氏は26日夜、安倍首相の記者会見中に倒れたそうですね(お見舞い申し上げます)。官邸内には小姑がたくさんいるようですし、杉田氏は前途多難。事務の官房副長官人事を軽視した(ように見える)安倍氏は、またまた「官邸崩壊」の危機に直面するのでは=この項おわり

2012-12-27 02:49:20