【よるほーちょっといい話】31話分まとめ

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】静謐な夜に「よるほー！」の叫びが轟くと、すぐさま「よるほー！」と無数の声が応答し、物陰から現れた農民たちは一斉に駆けだす。各々がくわやすきを手に取り、目指すは強欲な領主の屋敷。「よるほー」の起源として知られる農民たちの夜半の蜂起、「夜蜂」が始まるのだ。

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】「渋谷ほー」という言い回しに聞き覚えはないだろうか？「ほー」とは漢字で「報」、即ち「いま渋谷にいることを報告します」の意である。だが「なう」派の陰謀により「ほー」はほぼ絶滅した。現代まで生き延びているのは「よるほー」と、「おなほー」。この２つだけである。

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】「夏目漱石は『I love you』を『月が綺麗ですね』って訳したそうよ。あなたならどう訳す？」「俺は『よるほー』って訳すね」「あら、どうして？」「このTLを見てごらん」「よるほーでいっぱいだわ」「世界には愛があふれてるって、俺はまだ信じていたいのさ…」

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】「完璧な文章などというものは存在しない。完璧なよるほーが存在しないようにね」。この書き出しで始まる小説「夜のほーを聴け」がよるほー文学賞を受賞、僕は「よる上春樹」として文学界のスターに祭り上げられた。もうTLを眺める暇もない。やれやれ。僕はよるほーした。

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】「父さんな、よるほーで食っていこうと思うんだ」父の発言に食卓は凍りついた。「よるほーは趣味で続ければいいじゃない…」と母。だが私たちはもうわかっている。父は遊びでよるほーをやってるのではないということを。それほどまでによるほーは人を狂わせるということを…

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】「父さん！俺、よるほーで食っていこうと思うんだ」息子は俺にそう告白した。そうか。ついにその時が来たか。俺は心を決めて自分のtwilogを彼に見せた。「えっ、父さんってまさか…」「あぁ。俺こそはその昔、『よるほーちょっといい話』で一世を風靡した伝説の男…」

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】「秒速５センチメートルなんだって。よるほーでTLが流されるスピード」。彼女はそう言い残し、遠くの学校へ転校した。僕と彼女の思い出もその速さで流れ去ってしまうのだろうか。僕はそれが怖くてよるほーDisを続ける。わかってるさ、これが何にもならないことくらい…

男 @johnetsu_sub

－－－－－－－ここから５週目－－－－－－－－

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】「犯人はお前だ！」「くっ、なぜ俺が犯人だと…」「被害者がTLに残したダイイングメッセージはよるほー、そして昨夜０時にアリバイがないのはあんただけなのさ！」「クク…ご名答。だが忘れるなよ、探偵さん。俺もまた、よるほーに踊らされた人間の一人だということを…」

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】日本の武道は礼に始まり礼に終わると言われるが、ツイッター道は「よるほー」に始まり「よるほー」に終わる。まずよるほーとつぶやくことから始まり、その後よるほーDisにくじけてよるほーを止める。そして最後はよるほーをネタにし尽くすことで道を極めた人間が俺です。

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

【よるほーちょっといい話】昔の話だけどさ、我慢の限度を超えてつまんねー自称ネタ職人がいたの。俺はそいつに皮肉を言ってやったよ。「あなたは『よるほー』くらいしか面白いこと言わないんですね」って。そいつがどうなったかって？今じゃ立派に「よるほーちょっといい話」なんて小話をやってるよ…

じょーねつ(情田熱彦) @johnetsu

さっきのツイートで「よるほーちょっといい話」は当初の目標だった１ヶ月を達成しました。見切り発車でスタートして現在進行形でネタ切れしてますが、なんとか続きましたね。お疲れ @俺