ついったSS シーズン2

自己消化・リクエストなどSS混合まとめ 笛多めです 量が多くなってきたのでシーズン2開始 キャラ名を入れて無いものが多いのでわかりづらいです…(自由に変換してください) また、夢・コンビ・日常などもまとめて一緒にしてあるので苦手な方はご注意ください 続きを読む
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クロノ @c_hrono

「りっりく!りく!」青い顔をして服を引っ張る。ちょんちょんとか可愛らしいものではない。このままではTシャツがLサイズになる。「わかった、わかったから」「いてよ!ドアの前いてよ!電気も全部つけて!」「こうなることわかってんのになんでホラー借りてくるかな…」 @Hibiki0510

2013-09-17 22:56:03
クロノ @c_hrono

「お店の入り口とかにおでこを」「あ~あるある~」「社会人に間違えられたりとか」「ありますね~」「キャプテンとして信頼してくれるのは嬉しいんだが、板挟みになることも多くて」「僕はその辺上手くやるからそれはないかな~」「…あの二人意外と仲良しだな」 @jyuuwaritouko

2013-09-17 22:48:42
クロノ @c_hrono

彼女は真剣な表情でスマホを見つめている。画面の中ではボールが行き交っていた。「あ、ごめん!」荷物を持たせたまま夢中になっていたことに気づき、ハッと顔を上げた彼女の口に、ポテトを一本つっこむ。戸惑いながらもそのままもぐもぐ食べ始める姿を、笑って見ていた。 @tanikawamari

2013-09-17 22:36:07
クロノ @c_hrono

視線を感じて振り返ると、カメラのレンズがこちらを見ている。「…なに」「撮影してくれと頼まれた」不破はいつも通り淡々と答える。「断りもなくそういうの撮られるのほんと不快なんだけど」「新郎の友人である椎名は普段こんな感じだ。以上」「…おい待てもしかしてそれ黒川の、」 @yper1te

2013-09-17 22:13:51
クロノ @c_hrono

「今日も暑いな」さっき同級生が全く同じ台詞を呟いていたけど、うってかわってくたびれたおっさん臭さが漂うのは、たぶん麦わら帽子と首に巻いた手ぬぐいのせいだろう。「熱中症なるなよ」麦わら帽子が私の頭に乗せられる。「臭いとか言うなよ」「心の中だけにしときます」「酷ぇな」 @yauzzz

2013-07-15 00:32:58
クロノ @c_hrono

受験を控えた中三の夏。勉強する手を少しだけ止めて、無理矢理英士をひっぱって階段を下りた。居間を抜け、お父さんのサンダルを履いて庭へ出る。英士は縁側へ座った。どん、とお腹に響く音。「見えた!」遠い空、家と家の間に小さく花が咲く。「来年は、浴衣着て見に行こうね」 @piro_blk1

2013-07-15 00:16:21
クロノ @c_hrono

「あ!焼きそば!あ!りんご飴っ!あっあっ射的あるよ射的やりたい!!」人混みと、ソースの匂い。祭り囃子につられて心が跳ねる。興奮したまま走り出そうとすると、帯ごと腰をぐっと引かれた。「わかったから、全部行くから、落ち着け」優しい苦笑を見上げ、大人しく手を握った。 @juri1908

2013-07-14 23:57:33
クロノ @c_hrono

「あ!ずるい!」ちっ、めんどい奴に見つかった。コーヒー味でチューブタイプのあれを咥えたまま振り返る。「1個よこせ!」「残念、2個目」べっと舌を出して腕を払った。ついでに手に付いた水滴を顔にかけてやる。ぎゃ!という色気のない声が、蝉の鳴き声と共に校舎の裏に響いた。 @39_hjm

2013-07-14 23:40:40
クロノ @c_hrono

「あっ…つぅ~~~!!」「暑すぎだろ今日…」「今日の最高気温は36度、湿度は68%だ」「うっへぇマジかよ…」「不破センセー、どうしたら涼しくなる?」「地球温暖化への対策は、温暖化を抑制する緩和と温暖化への適応が」「そんな大規模な話聞いてねぇよ!」 @yoshikawakane44

2013-07-14 23:17:16
クロノ @c_hrono

彼は、よく『触る』人だと思う。時に悪戯っぽく髪を、時に励ますように肩を。「…」時にキスをするように、瞼を。「どないしたん?」笑う彼へ、手が伸ばせない。私から触れた時、この関係は壊れるのだと思う。確信の無い自信だった。頬を、透ける金髪がなぞった。蜘蛛の糸のように。 @yper1te

2013-07-14 22:56:21
クロノ @c_hrono

「…なによ、その顔」ソファに座って、ニヤニヤ笑っている顔が心底憎たらしい。「あん時お前、顔真っ赤にして逃げたよな」「もう!いつまでそのネタひっぱる気よ!」写真立ての横、今まで使っていた物の隣に、昨日私があげた新しい物を並べる。瓶は三つ。意地の悪い嫌がらせだ。 @piro_blk1

2013-06-18 00:28:27
クロノ @c_hrono

「よぉ」いつものコンビニで、何となく立ち読みをしていたところへ急に声を掛けられる。振り向くと、更に黒く日焼けした顔。「え、うそ」日を増すごとに忙しくなる彼と、最後に会ったのは2週間前だ。「今、電話しようとしてた」そう言って彼は、ふ、と笑った。「会えたな」 @kotomaria

2013-06-18 00:06:55
クロノ @c_hrono

「おう、久しぶり」偶然コンビニでバッタリというナイスなシチュエーションなのに、私は今どうやってこの場を去るか考えていた。やばい。それ以上近づかないで。「…お前、」バレた、と気づいた瞬間走り出していた。胸元から香る、彼と同じのムスクが、汗のせいで強く鼻についた。 @yper1te

2013-06-17 23:32:21
クロノ @c_hrono

「覚えてる?」大学の入学式、ふと目が合った男の子に突然話しかけられた。「俺、日生っていうんだけど」「え!?」思い出した。10年前の半年間だけクラスメイトだった彼。「あはは、俺が覚えてるのに忘れられたの、初めて」やけに楽しそうな笑顔。昔の恋心が少し、蘇った。 @mikkun7fue

2013-06-17 01:02:23
クロノ @c_hrono

「なんで第二ボタンなのか知ってる?」旅立つ春、人生一番の勇気を振り絞った。暑いのか冷たいのかわからない顔を下へ向けないでいることに必死だった。ふいに手を取られ、引き寄せられたかと思うと、詰め襟についている校章を触らせられる。「君にあげるなら、心臓よりもここがいい」 @yauzzz

2013-06-17 00:34:22
クロノ @c_hrono

一度だけ、君の頭の中を覗いてみたい、と言ったことがある。「脳外科医にでもなるのか」いつも通りの真面目な顔で、いつも通りの、予想外すぎる応え。笑う私を不思議そうな瞳が見つめている。「やっぱりいいや」君の声で、瞳で、手で、君の中身を少しずつ知っていくのが、楽しいから。 @39_hjm

2013-06-16 21:23:54
クロノ @c_hrono

昨日まで雨続きだったのに、今日になって突然の猛暑日。紫外線が骨まで届きそうな暑さだ。「英士くんは、こんな日でも涼しそうだね」にっこりと笑ってみせる彼女を軽く睨んだ。手と手の間に滲む汗をわざと彼女に押しつけるように握り直すと、いたずらっぽく肩をすくめて、そのまま腕に寄り添った。

2013-06-13 23:03:13
クロノ @c_hrono

「キッズのホッピングシャワー!」「意気込んで来てそんだけかよ」「お、お金がない」「じゃあ俺、ハッピーフォーユーってやつ」当てつけか!と怒り出すのを無視して、4つ入った大きいカップを店員から受け取り、一口かじってある小さいカップを取り上げる。「あー暑」「…え、ちょ、待って柾輝!」

2013-06-13 22:47:29
クロノ @c_hrono

「君のことを教えて?」虚ろな瞳の奥にある、疲れにも似た寂しさの意味を知りたかった。初めて触れた手は温かくて、もし君が笑ってくれたなら、どんな冷えた心も溶かせるって思った。そう、確かに思った。だけど、「あなたが頭を冷やすまで、私は帰りません!」君の本当の心は少し、熱すぎたみたいだ。

2013-05-27 23:06:15
クロノ @c_hrono

「髪を触ることに意味があるのか?」指の隙間から、不思議そうな目がこちらを見ている。「意味はないよ。好きなだけ」「好きな理由は?」初めはこんなやりとりに戸惑いもしたけど、今は子供の様で微笑ましい。理由をつけるならば、すべてがただ「あなたのことが好きだから」だ。 @kotomaria

2013-05-11 22:58:10
クロノ @c_hrono

「また翼宛の手紙預かった…」「俺なんか2日連続で呼び出しに使われた」「くそ、なんぼ顔がええからってなんであんなんがモテるん…」「それがすべてなんだろ」「顔が良けりゃ性格はどうでもいいってか」「お前ら本人目の前にして好き勝手言ってくれるね?」「スンマセーン」 @ayakaryono

2013-05-11 22:09:13
クロノ @c_hrono

「あぁああ~悩む。どうしよう!」「どっちでも(どうでも)いいですね~」っていうね

2013-05-02 23:51:17
クロノ @c_hrono

「ケースケくん、なに買うんですか~?」一通りコンビニの中を物色した後、ある場所から動かない連れの所へ移動した。まるでプレー中のような真剣な顔で腕を組み、棚に並んでいるそれらを凝視している。しばらくするとぽつりと呟いた。「プリンとシュークリームどっちにしよう」 @mmmmm1220

2013-05-02 23:49:17
クロノ @c_hrono

「将!飲み行こうぜ」「いいですよ」翼が将に声を掛けているのを目撃した柾輝は、すかさず「俺も行く」と手を上げた。「黒川くんも?行こう行こう」翼に酒が入ると面倒な事になることなど知らず、呑気に「翼さん達と飲むの初めてですねー」と笑う将を横目に、柾輝はため息を吐いた。 @nimnndr

2013-05-02 23:22:44
クロノ @c_hrono

テレビの音も何もない部屋で、耳に届くのはあなたの穏やかな呼吸だけだった。暖かい膝に子供みたいに身を投げ出す。私の髪を、大きな手が優しく、傷を癒すように撫でてくれる。あなたの匂いと温かさに包まれて、ようやく深く息を吐けた。「大丈夫だ。なにがあっても、俺が守るから」 @39_hjm

2013-05-02 22:47:35