ゾンサバ【しかりぷ】 ②

リプレイストーリーのみ抽出しました。 りぷれい版 http://togetter.com/li/364297:①(1~100日) http://togetter.com/li/432184:②(101日~) 続きを読む
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鹿目久憲(しか) @0sika0

@ZS_tl【155】背後の彼女の声は涙ぐみ、声も震えている。しかし、生きたいという気持ちは、肩を掴む手の強さが物語っていた。「…よぉし!生きるぞ!」やっとの事で丘を越え、眼下に明かりが灯る建物が見えた。「…あ…えぐっ…ぅぐっ…ぁ…ぁ……ぁ………」「アガタ?」【ⅩⅩⅨ】

2013-03-01 00:42:02
鹿目久憲(しか) @0sika0

@ZS_tl【155】アガタは建物の灯りを見て気が弛んだのか、力も抜け、黙り込んでしまった。俺は、アガタに呼び掛けながら再び病院へと走り始めた。【ⅩⅩⅩ】

2013-03-01 00:45:47
鹿目久憲(しか) @0sika0

@ZS_tl【155】―――アガタの症状は危険度で言えば、MAX。発症寸前だった。倒れ込むように病院に入った時には痙攣も酷く、オペ時には5人掛かりで押さえ込んだと言う話だ。カーテン越しの日差しを受けて眠るアガタを眺める。【ⅩⅩⅩⅠ】

2013-03-01 00:51:36
鹿目久憲(しか) @0sika0

@ZS_tl【155】我ながら良く生き延びられたなと思う。「…ん」眩しさに身じろぎし、ゆっくりと目蓋が開いてゆく。「おはよう、それじゃ俺の悲惨な話の続きを教えて貰おうかな」【ⅩⅩⅩⅡ】

2013-03-01 00:54:35







189日目!

鹿目久憲(しか) @0sika0

館のしか:189【戦闘】館の窓を突き破り、ゾンビ化した巨体の犬が猛襲!しかもその頭は魔獣じみて3つある!13(フォロワーの助けを受けられれば9)のダメージ!食糧:-2 http://t.co/vWn6KZ4sew 「んご!」…?背中に飛び乗って……振り落とされた!

2013-04-03 12:26:43

▽▽▽▽ !りぷれい! ▽▽▽▽

【189】
廊下を窓の外を見ながら歩いている時だった。
左肩に乗っていたゴン太くんがいきなり飛び降り、顔に手を当てて、気配Kを探るような仕草をし始めた。
「どうした、ごんブドッ!」
ゴン太くんのスカート下から体毛が伸び、しかは質問しようとした瞬間、それに突然足を引かれて豪快に腰から崩れ落ちる。その瞬間、立っていれば頭があったであろう壁が吹き飛んだ。
「なっ!」
壁を破壊し、降り立つ影。すたん、と向かいの廊下に降り立った四つ足のそれは、威嚇するように口にくわえた壁の一部を噛み砕き、こちらを振り向く。
(デカイ・・・な)
背の丈3mはあるかと思われるドーベルマン。・・・の頭が2つ変な形でくっついている。いつでも飛び掛かれるように頭を低くし、威嚇を続ける二つ首のゾンビ犬とにらみ合った。
一瞬の静寂。
『私の出番ですね!』
いきなり脳内に少女の声が響く。
「ちょ・・・ま!」
止める間もなく、腕が勝手にホルスターから異形の銃がを引き、自分の意志とは関係なく正確にゾンビ犬に向けて引き金を引いた。
ゾンビ犬は体に似合わぬ俊敏さで弾丸を避ける。
銃が腕を引っ張り、追いかけようとするが、未だ寝そべったままの無理な体勢で撃っている為、追い切れない。
『どんどんいきますっ!』
弥次サン(対ZV銃)が脳内で叫ぶ!
「待てっまだっ・・・あだっ!」
体勢そのままに、釣り上げられた魚の様に銃に振り回される、しか。
「ガァァァァッ!」
壁を蹴り、ゾンビ犬が襲いかかった!
ガツッッッッッ!
『痛たいっ!』
「我慢・・・しろっ!」
左右の顎を下から押さえ、なんとか突進を止める。
と、暗がりで確認出来なかった三つ目の顔がしかの目の前に現れた。
ベロンッ!
「うひゃお!」
突然の事に力が抜ける。
其処にいたのは、パグだった。
牙を剥き出して今にも噛み付こうとする左右の頭と違い、真ん中にあるそれは我関せず、人なつっこく、ひたすらしかの顔を舐めて続ける。
「ケルベ・・・うひゃ!・・・ロひゃ!シュわひゃひゃ・・・」
たまらず、じりじりと力負けしていくしか。
ドーベルマンヘッドの鼻息が耳にかかる。
《これ・・・・・・死んだか・・・・・・?》
しゅるん。
そんな考えが頭をよぎった瞬間、頭上から手首の太さほどもある綱が落ちてきて、
ガシィィィッ!
「ぶぎゅう!」
引かれ、ドーベルマンヘッドの口に轡の様に挟まった。
噛み千切ろうともがくドーベルマンヘッド。しかはと言うと、巻き添えを食らい、勢い余ってパグの口の中へ頭がインしていた。
荒れ狂う猛牛の様に廊下のそこかしこに身体をぶつけ、手綱を振りほどこうと暴れまわる。ゾンビ犬。
「んごんごぅ!」
ロデオの様に飛び跳ねながら、背に乗って手綱を引くのは、ゴン太くんだ。こちらも鼻息荒く、せわしなく腕から生えた手綱を調整している。そしてドーベルマンヘッドの中間で、されるがままに力無く揺れているしか。パグヘッドはしかの頭突きを食らい、延びている。Dauuuuunnnn!
「キャンッ!」
廊下に銃声が響いた。ゴン太くんの前に、銃を構えた二人の生存者がいた。
「このワン公は頭悪いから乗るの無理だと思うぜ」
赤黒いロングコートを来た男が叫ぶ。
「んーーごーーー!」
手綱をより一層強く引き、ゴン太くんは全身で拒否の態度を取った。
「しょうが無いな」
もう一人の生存者が、手に持っていたチェーンソーを唸らせ、しかとゾンビ犬を切り離すべく斬りかかった。
斬撃が空を斬る。
「なっ!」
ゴン太くんを振り落とそうともがきながらも、ゾンビ犬は助走無しで廊下の奥へと跳んだのだ。
「行かせるかっ」
これに対し、赤黒いロングコートの男が頭上に向けてショットガンを放つ。だが、ゾンビ犬は途中で壁を蹴り、これを交わして廊下の奥へと消えていった。
「チイッ」
舌打ちし、追いかけようとした彼の視界を不意に影が覆う。
Donnnn!
「・・・なんだ?」
反射的にショットガンを撃ち込み、戦闘態勢を取った彼の目の前には、粉々になったジーンズが転がっていた。
---
「邪魔ー!斬って良い?斬って良いよね?」
「んごごぅー!」
ゴン太くんが手綱を全身で引いてゾンビ犬の身を捻らせる。
横凪ぎに払われたチェーンソーが空を斬った。
パンツだけになったしかの体が宙を舞い、右に左にと力無くその存在を誇示する。
「えー、ダメなの?」
ポニーテールの少女が頬を膨らませ抗議する。
「んご!」
ゴン太くんも体を使い、ゾンビ犬を何とか制御しながら抗議を返した。
にらめっこが始まりかけた時、
「まかせなさい」
艶やかな声が廊下の影から、響いた。
其処には、いつからいたのだろうか、女性が立っていた。
ゾンビ犬がその声に反応した瞬間、その体が何かに押さえつけられたかの様に固まる。
「そう、良い子ね」
影から出てきた女性は、何でもない様にすたすたとゾンビ犬の前へと歩いていく。
「危な・・・」
ポニーテールの少女が叫ぼうとするのを片手で制した女性は、優しくドーベルマンヘッドの鼻頭をなでると、再び話しかけた。
「おとなしく眠りなさい」
すると突然ゾンビ犬はいきなり睡魔に襲われた様に昏倒し、そこからは静かな寝息が聞こえ始めた。
---
ッッッッッッッッッポン!
「オロオロオロオロオロ・・・」
全員の協力で助け出されたしかは、自らの吐瀉物の上でぐたっとしていた。
体には、パンツだけが残り、さながら酒に呑まれた窓際サラリーマンの様だ。
しかを助け出した生存者達は皆、生暖かい目になっていた。







386日目!

鹿目久憲(しか) @0sika0

今日のしか:386【戦闘】家屋を破壊し、何者かに強化改造された巨大なゾンビ化ヒグマが猛然と襲来!25のダメージ!この戦闘では「主人を失った忠犬」以外のアイテムの効果を受けられない! http://t.co/VEMHDVBbSY …あっ。

2013-10-28 23:42:17

フラグ男がアップを始めました

NO IMAGE @deadend9999

@0sika0 @ZS_tl 【死亡フラグ男ならいますよ】

2013-10-29 01:05:25

リプレイ

鹿目久憲(しか) @0sika0

@zs_tl 「追ってこないでえぇえぇえぇっ!」赤いヒグマに襲われてから数時間…その爪や牙の脅威に晒されながらも、何とか致命傷にならずに済んでいる。既に相棒のごん太くんとは離れ離れになってしまった。アイツなら大丈夫だとは思うが、それより、あの熊は俺にご執心らしい。(1)

2013-10-29 03:57:42
鹿目久憲(しか) @0sika0

@zs_tl 逃走の途中、ゾンビの集団に遭遇した事もあったが、其方に対象が変わる事もなくゾンビをゴミ屑の様に吹き飛ばしながら、俺を追いかけてきた。「っ!」ヤツの影が俺の体に覆い被さる。『ていっ』あわや喰われるかと言う瞬間、熊の背後から声が聴こえ、ビクンッとヤツの動きが止まる(2)

2013-10-29 03:58:53
鹿目久憲(しか) @0sika0

@zs_tl ヤツの口から出る腐臭が否応無しに俺を包み込む。『やったか!』何を勘違いしたのか、熊の背後にいる男は歓喜の声を上げている。(ピンピンしてるって…)『熊ごときがっ!全然恐くないねっ!』自分を鼓舞しながら更にヒグマを攻撃する男…ヤツの視線が背後に向けられていく。(3)

2013-10-29 04:01:09
鹿目久憲(しか) @0sika0

@zs_tl そして…ヒグマの視線が完全に男を捉えた。『…ちっと、格好付け過ぎちまったか…』震える男の呟きが微かに聴こえた。(このままだと…)GRuuuu…だが、ヤツは直ぐには襲おうとはせずゆったりとした足取りで俺達の間から離れていく。『はっ!俺なんか眼中に無いと…』(3)

2013-10-29 04:02:33
鹿目久憲(しか) @0sika0

@zs_tl ズアッッッッ!赤い影が目の前を過ぎ去り、男が消えていた。(5)

2013-10-29 04:03:10



510日目!

鹿目久憲(しか) @0sika0

今日のしか:510【戦闘】不気味な地響きが・・・信じられないほど巨大なゾンビがビルの間から顔を出した!12のダメージ!もし食糧10を捨てればそれに興味を示し、その隙に逃げてノーダメージ。 http://t.co/L6dGUYk6gK のおぉぉおぉぉ!

2014-03-07 16:08:33

リプレイ

鹿目久憲(しか) @0sika0

@zs_tl しかは逃げていた。その大きさがビル程もあるゾンビに追われていたからだ。「はぁっ!はぁっ!ここまでくれば…」迷い込んだのは、商業ビルの一階部分、元は蕎麦屋がやっていたであろう場所だ。「ふぅ…?」一息入れかけたしかは店の奥、ビル内へと入る出口で異様な光景を見た【1】

2014-03-08 06:05:40
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