「愛知県におけるマイ甲冑武者と武将隊について」まとめ

マイ甲冑武者団体のおこりと、自治体武将隊の発祥まで
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Ugata @ugata_noto

狭い人間の間で、「マイ(自前)ボランティア甲冑武者業界」という用語が使われるが、超コアでマイナーなことを自覚しているのだろうか。

2012-12-31 17:49:53
Ugata @ugata_noto

名古屋おもてなし武将隊の発足前は、武道系のグループ、本物の甲冑師のグループ、地域系の自作甲冑のグループ、丸武産業社等で自費購入した一団等があったが、全国的な発信力は今一つだったと思う。 小田原の段ボール自前甲冑は、ムック等でも観るくらいの知名度はあったが。

2012-12-31 17:52:34
Ugata @ugata_noto

こと、愛知県に関して言えば、関ケ原400年祭を契機に、名古屋の甲冑師・熱田伸道氏が発足させた「日本甲冑武者隊」の存在と、熱田氏自身が自治体の委託を受け、清洲と犬山(小牧も?)で開設したアルミ製による自作甲冑工房の存在が、大きい。

2012-12-31 17:54:58
Ugata @ugata_noto

愛知県内の甲冑武者が組織だって参加するイベントは、古銃研究会等、特殊な技能を必要とするものを除き、行列・出陣式程度であれば、日本甲冑武者隊の独占状態が数年続いていたのは、否めない事実だと思う。 が、名古屋おもてなし武将隊の出現により、大きく変わった。

2012-12-31 17:56:54
Ugata @ugata_noto

ターニングポイントとなったのは、2010年のまさに大晦日、大雪が降る中、名古屋城にて行われた「名古屋開府400年オープニングセレモニー」である。このとき、まだ初々しい名古屋おもてなし武将隊と、日本甲冑武者隊が共演した。

2012-12-31 17:58:22
Ugata @ugata_noto

が、その年の年末、開府400年クロージングイベントには、日本甲冑武者隊は呼ばれなかった。色々なからみがあったと考えられるとはいえ、当時の各地での武将隊ブームとあいまって、象徴的なことだった。 

2012-12-31 17:59:58
Ugata @ugata_noto

かつては、他地域の団体に「東海圏には日本甲冑武者隊がいるので、手出しできない」といわしめていたのが、本拠の愛知県内に、プロの武将隊が3つもでき、岐阜においても乱立した結果、活躍の場が狭められたのは否定できない。

2012-12-31 18:01:35
Ugata @ugata_noto

が、やはり、その存在意義は大きい。 日本甲冑武者隊出身者は、独自に団体を持つなど、各地で活躍している。 また、各地の甲冑工房は、自立してイベントを企画するなど、それぞれの地域に根付いている。

2012-12-31 18:03:00
Ugata @ugata_noto

プロの武将隊と、マイ甲冑武者の間の関係は、個々人によると思われるが、特に武将隊ブームのときは、出演の場を奪われた感を抱いている者は少なくないと思われる。 立場が全くことなるので、本来、比較すべくもないのだが。

2012-12-31 18:10:43
Ugata @ugata_noto

ただ、武将隊ブームで、具足を着用した地域イベントの盛り上げが、一形態として認知されたのは、裏返せば、出続けてきたマイ甲冑武者側の情報発信、コンテンツとしての魅力に欠けることが一因でもある。 

2012-12-31 18:13:41
Ugata @ugata_noto

また、マイ甲冑の側でも、プロ武将隊の側でも、その観客およびファンの間でも、お互いを混同し、相手方をいたずらに批難、嘲笑する動きが一部にあったことは、非常に残念であるといえよう。

2012-12-31 18:16:19
Ugata @ugata_noto

来年は、この狭義の「(マイ)甲冑武者業界」が、発信力を手にし、参加者の休日余暇の楽しみとして、観光客・地域の集客、史跡観光の一助として、より一層の発展をすることを願ってやまない。

2012-12-31 18:22:52
Ugata @ugata_noto

そもそも、日本甲冑武者隊はじめ、マイ甲冑武者の根底にあるものは、「地域の祭に参加して、自分も周りも楽しませる」である。 当初は、具足を保有、賃借りできない地域に、自分で保有する個人が具足を持参、イベントに参加して華をそえる、という活動が基本だった。

2012-12-31 18:34:25
Ugata @ugata_noto

もとより、「武将観光」が有力観光資源だった自治体は、丸武産業社等から大量に具足を仕入れ、保有していたし、関ケ原町のように、町ぐるみで自作生産する自治体もでてきた。 武将隊はその一環で、具足+広報マンまで自己保有する動きである。

2012-12-31 18:37:18
Ugata @ugata_noto

自治体の資金投入がある分、武将隊の着用する具足は100万円を超える大将級のものばかりである。 マイ甲冑武者でも、関東を中心に、高価な大将具足を保有するものもいるが、基本的には20万円ラインの低廉なものであることは、留意して欲しい所である。

2012-12-31 18:39:38
Ugata @ugata_noto

が、マイ甲冑武者は、手先が器用でマメな人間が多く、前立や陣羽織、ゆがけといったアイテムを自作する者も少なくない。 祭では、ぜひ、こういったこだわりを注視してもらえると愉しめると思う。

2012-12-31 18:40:54
Ugata @ugata_noto

また、マイ甲冑は、基本的に、平日生業をもっており、演技等は素人の場合が殆どである。武将隊でいうところの「おもてなし」が不得手なことも少なくない。 人前に出る以上は…とお思いになるかとも思うが、そこは温かい目で観ていただけるとありがたい。 むしろ、そういう目で観るよりは(続く 

2012-12-31 18:45:15
Ugata @ugata_noto

承前)「自分でも参加できる!」というポジティブな視点をもっていただけたら、と思う。自治体によっては、有料で行列参加も可能であるし、マイ甲冑は、保有するのにまとまった金額が必要であるため、30代以上が多い。 若手は貴重なので、ぜひやってみたい方は、来年挑戦してほしい。

2012-12-31 18:47:14
Ugata @ugata_noto

ただ、兜を浅くかぶったり、前髪を出したり、着付がよくなかったりすると、自分で思う以上にみっともないので、最初は慣れた方の意見を素直に聴かれることをおススメしたい。

2012-12-31 18:48:40
Ugata @ugata_noto

私自身も、プロの俳優ではないので、偉そうなことはいえないが、片膝の付き方、歩き方といったことにもコツがある。面白いので、ぜひ各地の祭りに参加して、体験してみていただきたい。

2012-12-31 18:53:12