- light_snow
- 1767
- 0
- 0
- 0
登場人物
朝日新聞記者。Staff writer of the Asahi Shimbun. 英語版初音ミク動画ニュース340万再生 https://t.co/Jql3bE9MM5 投稿は社と無関係。初音ミク文化黎明期を追う連載「初音ミク、奇跡の3カ月〜文化が誕生する時」を、ウェブサイト「論座」で配信していました(下記リンク)。
東京大学教授(先端研)・信州大学教授(経法学部)。ルール形成戦略、知的財産法、行政法。弁護士。大阪人。ワンコ党。観る将。ツイートはただの思いつきや、下調べなしのうろ覚えです。「いいね」は自分用メモ、RTはフォロワーさんへの参考用で、賛同の趣旨はありません。対話の無理そうな方や敵意を煽る方などは、当方から御遠慮します。
本編
読んでいただいてありがたいです。著作権に関心を持ってもらえれば。RT @togetter_jp: .@tanji_yさんの「【ビッグイヤー】2013年元日にパブリックドメイン入りした作者たち」がすごく伸びてるよ!こりゃエライコッチャ〜 http://t.co/lkdjwLTW
2013-01-02 10:23:51以前、1957~66年没の著名人3674人を片端から国会図書館のDBに手入力して著書の出版状況を調べる「手動データジャーナリズム」めいたことをやりましたが、「一律の著作権保護期間」は非/反文化的であり、死後50年ですら長いと痛感しました。 http://t.co/qAXQi8Lc
2013-01-02 10:50:08作品の生命を生み出すのは作者ですが、作品の生命を「延ばす」のは読者(受け手)です。作者の死後半世紀という著作権保護(専有)期間は、作品の生命を延ばしてくれるはずの受け手の働きまでも拒絶します。今の時代にそれでよいのかどうか。 http://t.co/qAXQi8Lc
2013-01-02 10:55:44作品が最も生き生きしているのはやはり発表時なんです。その時を共に過ごした人は、後の人生の中で何度か作品との出逢いを思い出し、再度読み返したり人に薦めたりする。でも作者の死後半世紀たって著作権が開放された時には、作品が最も生き生きしていた時代を覚えている人の大半は死んでいる。
2013-01-02 11:01:10吉川英治や柳田国男が残ったのは「伝える人」が多かったからでもあります。著作権の保護期間がもっと短かったら、伝える人がもっと増えたかもしれないし、忘れ去られずに済んだ作者も多かったかも知れません。そこは結果論ですが> http://t.co/EZgv6Lxd
2013-01-02 11:04:25作品の生命を延ばすのに必要なことは、作品自体を磨き上げるのと共に、「受け手」の力を最大限生かすことでしょう。吉川英治も江戸川乱歩も、二次創作によってファンが増え、作品の生命が延びた。今や受け手は単なる受け手ではなく有能な伝え手でもある。 http://t.co/qAXQi8Lc
2013-01-02 11:09:21……といったことは、初音ミク現象によってほぼ完全に立証されましたよね、というのがここ数年間で自分的に最大の成果の一つ。
2013-01-02 11:12:25RT @tanji_y: 作品の生命を生み出すのは作者ですが、作品の生命を「延ばす」のは読者(受け手)です。作者の死後半世紀という著作権保護(専有)期間は、作品の生命を延ばしてくれるはずの受け手の働きまでも拒絶します。今の時代にそれでよいのかどうか。 http://t.co/qAXQi8Lc
2013-01-02 10:58:50もともと、出版する価値の認められた少数の作品を念頭に置いている仕組みですから、時代遅れではあります。たしか、ゲーテの未亡人のため死後25年としたのが画期だったのではないかと。 RT @tanji_y 作品の生命を生み出すのは作者ですが、作品の生命を「延ばす」のは読者(受け手)…
2013-01-02 11:02:20RT @tanji_y: 作品が最も生き生きしているのはやはり発表時なんです。その時を共に過ごした人は、後の人生の中で何度か作品との出逢いを思い出し、再度読み返したり人に薦めたりする。でも作者の死後半世紀たって著作権が開放された時には、作品が最も生き生きしていた時代を覚えている人の大半は死んでいる。
2013-01-02 11:03:35これも、もともとは、だからこそ作品を最も愛する遺族に使い方を決めてもらおう、という仕組みなんですね。公衆のアクセスを阻害するためではない。 RT @tanji_y …作者の死後半世紀たって著作権が開放された時には、作品が最も生き生きしていた時代を覚えている人の大半は死んでいる。
2013-01-02 11:06:09そこはどうなんでしょう。贋作、偽作、無断改変、翻案等々が自由であったら、吉川作品を伝える人が多かったかどうか。 RT @tanji_y 吉川英治や柳田国男が残ったのは「伝える人」が多かったからでもあります。著作権の保護期間がもっと短かったら、伝える人がもっと増えたかもしれない…
2013-01-02 11:10:28これもどうなんでしょう。映画化などの二次創作で原作を「伝える」のはやはり大変な才能の持ち主で、受け手一般とは違うと思います。 RT @tanji_y …吉川英治も江戸川乱歩も、二次創作によってファンが増え、作品の生命が延びた。今や受け手は単なる受け手ではなく有能な伝え手でもある。
2013-01-02 11:15:02吉川英治、江戸川乱歩といった、いわば古典的な大作家と初音ミクを同列に議論するのは、ちょっとどうかと思います。 RT @tanji_y: ……といったことは、初音ミク現象によってほぼ完全に立証されましたよね、というのがここ数年間で自分的に最大の成果の一つ。
2013-01-02 11:17:18吉川英治、江戸川乱歩など古典的大衆文学では作品の作り手と受け手が鮮明に区分されていたのに、初音ミク現象ではその間の垣根がずいぶんと低くなったというのが、知財屋の問題意識です。 RT @tanji_y: あとはそれをきっちり形にしたい。
2013-01-02 11:20:21著作権法が今日の新現象に対応できていないのはその通りだと思いますが、吉川英治、江戸川乱歩の時代から実は対応できておらず、それがいまあらわになったというのは、かなりの違和感がありますね。よほどうまく説明しないと、納得感はないでしょう。
2013-01-02 11:23:09もともと著作権法はゲーテのような偉大な作家の作品を生き残らせるためにあり、一定の域に達しない作品は埋もれてもかまわん、と割り切った仕組みでしょう。吉川や江戸川の作品は現に生き残って国民文学となったわけで、それで何の差し支えもない。同時代の他の作品が埋もれてしまったのも同様、と。
2013-01-02 11:27:31@tamai1961 あけましておめでとうございます。このあたりは議論をじっくりできる用意がありますので、そのうちよろしければお相手させてください。本来なら昨年やっておきたかったのですが、体調を大幅に崩して年越しの宿題になっています。今年もよろしくお願いいたします。
2013-01-02 17:43:10ご返信ありがとうございます。お察しします。少々心配しておりましたが、復調されたようで何よりです。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 RT @tanji_y …本来なら昨年やっておきたかったのですが、体調を大幅に崩して年越しの宿題になっています。今年もよろしくお願いいたします
2013-01-02 17:53:45