父娘関係を書いた小説・エッセイ・マンガ

2013年1月7日、父娘小説ってどんなのがあったっけ?というつぶやきから始まった、父娘関係を主題とする近現代文学、エッセイ、マンガについてのやりとりです。
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Ryosuke Deki @dekidesuka

父娘文学…すぐ浮かぶのはやはり志賀直哉の「流行感冒」や「和解」だけど、ここで描かれる志賀の娘はさっきから言われてる意味での「娘」ではなさそうだ。

2013-01-06 23:07:23
森ストレルカ @molossinus

向田邦子さんはたしかにどんぴしゃだ!昔読んだとき、父が部下を連れて家で酒を飲むようもてなして(昭和まではこうだったんよな〜)、母が文句ひとつ言わず給仕、酒の燗などこなし、最後に部下が玄関に吐いたものの片付けを、床板の隙間を楊枝でかきとるまでやったのを、なんて理不尽なと思った。

2013-01-06 23:07:25
helpline @helpline

円地文子の父親は、近代国語学の父で、東京帝国大学国語研究室の初代主任教授となった上田萬年ですね。何かしら書き残しているはずです。http://t.co/wmLRWetI

2013-01-06 23:07:59
森ストレルカ @molossinus

北杜夫の娘さんも窓際OLとしてなんか書いてたはず。

2013-01-06 23:08:00
なたね @natane0725

文筆家の甲斐みのりさんというかたも幾つか紹介していました。http://t.co/c3hempyi

2013-01-06 23:13:18
helpline @helpline

甲斐みのりのロマンチック紀行「♯20 娘であること」 http://t.co/Qpf0BJ9l 檀ふみが檀一雄について語ってるものもあるんですね。無頼派作家の家庭での姿は興味あります。

2013-01-06 23:21:07
森ストレルカ @molossinus

そういえば今読んでいるドッグマザーは血縁のない家族の話です。聖家族はもちろん家族ものだけど、ベルカは父殺しの物語だと思うし、サウンドトラックも家族ものだし、古川日出男は意外に家族小説家なのではと思う。

2013-01-06 23:21:09
森ストレルカ @molossinus

堀江敏幸のなずなも、血縁のない父娘だと思うんだよなあ。ちょっと娘さん小すぎるんやけど。

2013-01-06 23:22:35
helpline @helpline

室生朝子の『晩年の父 犀星』も読んでみたいですね。今は『おでいと―晩年の父・犀星』(ポプラ社、2009)が入手しやすいようです。 http://t.co/8SyUXULZ

2013-01-06 23:23:26
森ストレルカ @molossinus

円城塔のこれはペンです は叔父(とその父)と姪で、これもとても良い家族小説だとおもう

2013-01-06 23:26:14
helpline @helpline

内容紹介に「父と娘はまるで恋人のようだった―。」とあるけど、そうか、 つまり室生犀星の『杏つ子』の娘が、室生朝子なんですね。 http://t.co/8SyUXULZ

2013-01-06 23:27:12
helpline @helpline

父と娘の恋人のような関係を描いたマンガといえば榛野なな恵の『パパ・トールド・ミー』だけど、今は『よつばと』ですかね。(ちょっと違うかも)

2013-01-06 23:30:23
H.イワシタとラカクーニ @iwa_jose

@helpline 『毎日が夏休み』も。あれは血がつながってませんが。

2013-01-06 23:32:08
helpline @helpline

大島弓子も『毎日が夏休み』をはじめ、いろいろありそうですね。<ラブラブ父娘もの

2013-01-06 23:33:38
なたね @natane0725

明日はちょっと大きな図書館と書店に行くので、父娘文学をもう少し調べたいです。漫画に広げると、もっと深くなりそうですね。

2013-01-06 23:34:32
かしいにゃ @kasiinya

@helpline 宇仁田ゆみ『うさぎドロップ』は、親子関係(実の、ではないけれど)から恋人関係になりますね。

2013-01-06 23:36:20
helpline @helpline

24年組では、山岸涼子の「天人唐草」は、抑圧的な父親の下で育った娘が引っ込み思案なまま大人になり、幸せになれずかつ父親に裏切られて狂気に至る話で、強烈な印象があります。山岸は母性の恐怖の方が語られてる気がするけど、父性の問題の話も描いてますよね。

2013-01-06 23:38:34
helpline @helpline

ああ、あと評論では高原英理の『少女領域』を紹介しておかなきゃいけないですね。森茉莉の「甘い蜜の部屋」を取り上げる章では、近代家父長制という制度の中での父娘恋愛小説の戦略なり意味なりについて論じていたはずです。 http://t.co/xf7t00Eu

2013-01-07 00:00:36
yozos @yozosky

父娘関係を書いた小説・エッセイ・マンガ http://t.co/MUgQIHrk 幸田、森、円地、犀星「杏っこ」向田邦子「父の詫び状」当たりは浮かぶが今江祥智「優しさごっこ」とか?内容だけでいいなら川端康成「虹いくたび」が好きだが。三人の女性に腹違いの三姉妹を生ませた建築家の話。

2013-01-07 02:16:24
yozos @yozosky

金沢の室生犀星記念館(2012年10月)ちょうど室生朝子展をやってた。金沢の中心部から犀川を渡って雨宝院から少し住宅地に入ったところ。企画展はよく覚えてないが室生家の猫関係の展示とグッズ(絵葉書)がやたら充実して面白かった。 http://t.co/x4pCrYlz

2013-01-07 02:31:48
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