アニメキャラの関西弁って違和感しかないのに癖になるよな
「東北ずん子小説」第28話です。
真っ暗な部屋の中に、かかとが床を叩く音が響きます。長いポニーテールのようなものをたなびかせてやってきたその少女は、部屋の中央に歩み出ると、奥に佇んでいる「影」に向かって、恭しく頭を下げました。
2013-01-09 17:31:57ポニーテールの少女「神足法のことやな。うちら――忍者とて、常に忍んで生活をしているわけではないんや。主君の前では、あえて足音を響かせ、自身の位置を伝えることも、また作法」
2013-01-09 17:33:03「影」の声「……左様か。本日来てもらったのは、他でもない。貴殿に任務を与えるためだ。これは、我々『大都会』の、最初の任となる」
2013-01-09 17:33:26「影」の声「ああ。だが、早まった行動はするな。今回の貴様の役目はあくまで『斥候』だ。敵地に潜入し、敵情を視察して帰ってくればいい。期間は――そうだな、二ヶ月弱でいいだろう。手筈は整っているから、少女の勤めている飲食店にスタッフとして潜入しろ」
2013-01-09 17:34:07ポニーテールの少女が了解の意を示すと、部屋の中から、一瞬にして彼女の気配が消えます。わざと足音を立ててやってきた時とは正反対に――彼女は、一欠片の痕跡も残さず、付近から姿を消しました。
2013-01-09 17:35:06少女の気配が完全に消えたのを確認すると、「影」は、『金色に光るリンゴ』を片手に、後ろを振り返ります。そこには、彼女の背丈ほどもある、だるま状の、巨大な塊が鎮座していました。
2013-01-09 17:35:28あ、はいはーいヽ(*^ω^*)ノ でもここファミレスだからね(;゚∀゚) 「ご主ずんさま」とかそういう言葉を大声で言うのやめようね。そっち系のお店だと思われるからね。 http://t.co/35y8Xykl
2013-01-09 17:37:38めたん、そらさん、うさぎがメニューを広げている卓に、アルバイトのずん子が駆けていきます。平日の日中、それもランチとディナーの時間の間ですから、お客さんは冬休み中の彼女たちだけ。ずいぶん落ち着いた雰囲気です。
2013-01-09 17:37:51