くろみー黒歴史

黒蜜氏の黒蜜氏による黒蜜氏のための黒歴史
1
おっぱヴ @blackhoneysyrup

中学二年生の時にラノベとエロゲにハマったから俺の人生は素晴らしいものになりましたね(鏡に写るキモータと真顔で見つめ合いながら)

2013-01-12 15:25:52
おっぱヴ @blackhoneysyrup

俺が中二でキモータだった頃、今とは時代が違ってオタクに対する風当たりは今よりも強く、俺は隠れながら美少女のフィギュアやゲームを買っていた。それだけが人生の生きがいだった。だから深夜の公園で一人果物ナイフ持って立ち尽してたんだと思う

2013-01-12 15:31:53
おっぱヴ @blackhoneysyrup

俺はナイフによる格闘術を図書館で借りてきた本を読んで勉強した。そして深夜の公園でナイフを振り回す日々が始まったのだ。

2013-01-12 15:34:12
おっぱヴ @blackhoneysyrup

順手持ち、所謂普通の持ち方はナイフで切るためではなく突くための持ち方だということを知った時は衝撃だった。ナイフを切るための持ち方は逆手持ち、つまりナイフを逆手にもって下から上に掛けて切り上げる。毎日公園隅にあるバカデカい木に傷が増えていった

2013-01-12 15:36:42
おっぱヴ @blackhoneysyrup

それから暫くしたある日、公園に張り紙が張られていた。『自然を傷つけるのはやめましょう』そんなことしったこちゃないと俺はナイフを振り回し続けた。

2013-01-12 15:38:58
おっぱヴ @blackhoneysyrup

そうしてナイフの扱いを覚えていった俺は果物ナイフでは物足りないと思うようになっていた。エロゲを買うのに慣れていた俺はアマゾンを利用するくらいたやすかった。コンビニ支払いにて新しいナイフを買う。”見た目がカッコイイ”という理由で二万のコンバットナイフを買った。

2013-01-12 15:41:25
おっぱヴ @blackhoneysyrup

届いてからというもの、俺が公園に足を運ぶペースも俄然増えた。気づけば鞄の中に常にナイフを持ち歩くようにすらなっていた。それが間違いだったと気づきもせずに。

2013-01-12 15:43:36
おっぱヴ @blackhoneysyrup

ある日、学校で教師の私物が盗まれると言う事件が起こった。俺はどうでもいいなと思い、カッターを使って消しゴムを削っていた。(特に意味はなかった)しかし教師が持ち物検査をすると言い出した。勿論ナイフは鞄の中だ。俺は胸中焦っていた。いや、顔に出ていただろう。顔面蒼白だった。

2013-01-12 15:45:42
おっぱヴ @blackhoneysyrup

一人、また一人とダルそうに鞄の中身を教師にみせてゆく生徒立ち。刻一刻と迫る自分の番。バレたら確実に校長室行きは免れない。ただでさえ俺は小学校時代に廃墟のガソリンスタンドを荒らし、その内容が新聞にとりあげられるという前科を持っていた。ああ、これが死刑囚の気持ちなのか。

2013-01-12 15:49:01
おっぱヴ @blackhoneysyrup

そしてついに迎える俺の番。俺は意を決して鞄を見せた。ナイフが・・・無い?俺は目が点になった。無事に持ち物検査を終え、一息つきたいというところだが、そんな穏やかな気持ちにはなれなかった。俺のナイフが無い?そんなことありえない。確かに肌身離さずもっていたはずなのに。

2013-01-12 15:51:12
おっぱヴ @blackhoneysyrup

家に帰ると母がモノ悲しげな表情で椅子に座っていた。ただいま、母さん。俺の呼びかけにも応じない。どうしたのか尋ねてみると、突然俺のナイフを出してこう言った『これ、ただゆきの鞄から出てきたけど・・・どうしたの?最近回覧版で公園の木が荒されてると書いてあったけど・・・まさか・・・』

2013-01-12 15:53:20
おっぱヴ @blackhoneysyrup

俺は否定した。バレたらただではすまないと思ったからだ。そして親父が帰宅し、詰問に耐え切れなくなった俺は白状した。親父にぶん殴られた。それからだろう、俺がナイフを見るたびに切ない気持ちになるようになったのはend

2013-01-12 15:54:51
おっぱヴ @blackhoneysyrup

過去の過ちに定評のある俺

2013-01-12 16:03:06