茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第835回「ダイオウイカを、見た」

脳科学者・茂木健一郎さんの1月14日の連続ツイート。 今回は、ブラボー!系ツイート。
コラム だみ ダイオウイカ 茂木健一郎
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茂木健一郎 @kenichiromogi
しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、おはよう!
茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第835回をお送りします。文章は、その場で即興で書いています。今回は、ブラボー! 系ツイート。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(1)今朝起きて、まっさきに、録画しておいたNHKスペシャル『世界初撮影! 深海の超巨大イカ 』を見た。いやあ、すばらしかったです。何よりも、ついに出現したダイオウイカの姿が想像を絶していた。浜辺に打ち上げられた死体や、水面に浮上した弱った状態からは想像できない美しさ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(2)もともと、深海は、残された最後のフロンティアとも言われている。ある意味では、宇宙空間以上に、そこに到達することがむずかしい。今回、限られた時間と予算の中で、潜水艇を使うことを決めたのはNHKのスタッフの決断だったようだ。(http://t.co/fTA4r6DW
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(3)ダイオウイカをずっと追いかけてきた、国立科学博物館の窪寺恒己さんの姿も、本当によかった。自ら工夫したソデイカのトラップにダイオウイカが迫ってきて、23分も、潜水艇の前に滞在してくれた。諦めずに長く続けていると、こういうご褒美を用意してくれることもあるんだ、という感動。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(4)幻のダイオウイカをずっと追いかけて、撮影に成功したのはよかったとしても、その映像がかすかなもので、かろうじて映っていました、というような結果に終わることもあり得た。ところが、今回は、撮影されたダイオウイカの姿があまりにも美しく、神々しかったから、感動がより深かった。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(5)何よりも印象的だったのは、あの大きな目だろう。イカ、タコ類は私たちが思ってきたよりも賢く、普通のマダコ(Octopus vulgaris)の驚くべきカモフラージュ能力を示す映像が衝撃を与えた。そのような知見を総合すると、あの目の向こうに、「心」を想定しても奇抜ではない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(6)哲学者のトマス・ネーゲルは、「コウモリであるということはどういうことか?」(What Is it Like to Be a Bat?)という論文の中で、コウモリであることという体験を探った。番組を見ながら、「ダイオウイカであるということはどういうことか?」と考えた。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(7)ダイオウイカが、深海で、斜め上にダッシュして獲物をつかまえて、あの大きな目で対象を見つめている、そんな「意識の流れ」を想像させるような、いわば、ダイオウイカという主観的体験に迫るような、鮮明で、間近から向き合う、すばらしい映像だった。そのために全ての苦労はあったのだ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(8)二つの潜水艇や、ヘリコプターや、船上からの撮影を駆使したカメラワーク、編集も素晴らしかったし、久石譲さんのオリジナルの音楽も、とりわけ、ダイオウイカとの「対面」の場面において、強く胸に迫るものがあった。制作スタッフのみなさま、すばらしい番組をありがとうございました。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だみ(9)今回のダイオウイカ番組は、全国の子どもたちに衝撃を与えていると思う。絶対一生忘れない番組になる。海洋生物学や、科学全般を志すやつも出てくるに違いない。生物は、シグナルに込められたエネルギーを受け取る。ダイオウイカとNHKスタッフがコラボして、強烈なシグナルが来た。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート第835回「ダイオウイカを、見た!」でした。

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