夢ネタ・ついゆめ・つい創作 雑多まとめ 【2013】
八月二十五日
八月二十四日
何故か背後から顔の横を通って飛んだ交通標識に驚いて腰を抜かしたら、大丈夫か、と男性の声がかけられた。ご心配なく、と立とうとしてみたのだけれど中々上手くいかない。すると腕を引っ張られガードレールに着座。「怪我はないみたいだな」そう笑った彼は頭を撫でてどこかへ行ってしまった。(静雄)
2013-08-24 15:29:30ランプの油が切れてしまった洞穴の暗闇で出会った彼の手は、酷く大きかった。私たち人間とは違うその形から、獣人なのだということは容易に想像が出来たし、もしかしたら排除すべきだったのかもしれない。けれど矮小だろう私の手を掴んだ彼の手がとてもあたたかかったのも確かなのだ。 (ヴィラル)
2013-08-24 15:23:23嶋本さんと帰国子女orメリケン女子で書きたいんだけど、身長考察すると160cmも言ってないような気がして女の子の方が高くなるんだよなー。それもいいんだけど!!!!
2013-08-24 13:00:02「高いな」「四捨五入したら160cmですから嶋本さんと大して変わりませんて!」「四捨五入?じゃあきっちり計ったら何cmなん」「……四捨五入したら160cmでいいじゃないですかそんな真実を暴いたって誰も幸せにならないんですよ嶋本さん……」「ほうか。つまり164cmやな」「ち、違っ」
2013-08-24 13:06:40「164cmがなんや」「え」「俺かて158cmを四捨五入したら160cmやしもっと四捨五入したら200cmやで」「え」「大して変わらんのやろ」「……と、思い込んでますが」「ならそれでええんちゃう」「……」「どした」「やっぱり嶋本さんまじいけめん……」「惚れ直したか?」「物凄く!」
2013-08-24 13:16:33嶋本さんはころりと女子高生落としてよおおおお。 っていう気分になる。天然でにこりと屈託なく笑う小さな体でがんばる嶋本さんに女の子は惚れちゃうと思うんだよ!!!!!!読みたい!!!!!!
2013-08-24 13:19:48それはどうしてだったのかまるでわからない。ボクのしたに彼女がいて、彼女の日焼け痕がある首には誰かの両手がかかっていて、どくりどくりと脈打ち伝わってくるこれは一体誰のものなのんかわからない。「シー、ク」そう名前で認識を促された瞬間思い出す。ボクが彼女を殺さなければならない、ことを。
2013-08-24 00:14:38それがそれを把握させることを彼女は知っていたのだろう。そうなることは解り切っていた筈だ。それでも彼女はボクの名前を掠れさせつつも確かに呼んだ。ボクに自分を殺させるために。この両手を真っ赤に染めさせるために。あぁそうだこのために生きていた。こうするために生きていた。こうするために。
2013-08-24 00:16:19呪文のように繰り返してボクは彼女の首に刃を立てる。せめて苦しまないようにと思って殺そうと思ったのに、刺して抉るだ何て誰だそんなバカなことやったの。ボクだ。喘いで必死に爪を地面に立てて撥ねた土が顔に当たる。彼女が生きようとした証。程なくしてボクの下にいる彼女はモノになる。動かない。
2013-08-24 00:18:17そうしてようやく彼女の体からボクの体へ魔力の移動が行われるのを感知した。彼女は僕の体外貯蓄漕だったのだ。その身に魔力を宿しその身で魔力を育てその身を以てボクにそれを与えるただの器官。ただそれだけだった。稀有な感応能力者をただ殺すために生かしていたんだ。彼女は知らない裏の世界の話。
2013-08-24 00:21:07血を飲み干す必要も体を咀嚼する必要もないとても簡単な体質。ボクを生かすためだけに生かされていた彼女。どうして生きていたんだろう。ボクも彼女に身を捧げ死ぬために生きているというのに、そんな草が、生きるために誰かを殺すだ何てあんまりにも滑稽じゃないか。馬鹿馬鹿しくて感情が出てしまう。
2013-08-24 00:23:26「――――」名前を呼んだ。正確には、呼んだふりをした。感情を映してはいけないから、名前を教えてもらえはしなかった。同時に彼女にも名前を教えなかった。けれど彼女は知っていた。どこで手に入れたのだろう。彼女は知ろうとしてくれたのだ。こんな草のことを。まるで人の様に接していた気がする。
2013-08-24 00:26:12魔力を移す相手が傍にいなければ、別の人間の魔力になってしまうから、ボクが育てなければならなかった。必要に駆られて傍にいた。ただそれだけだったのに、どうしていつのまに、こんな関係になってしまっていたんだろう。血だらけの彼女に跨ったまま見上げた月はとても醜くて見るに堪えはしなかった。
2013-08-24 00:28:23