「安心安全」という言葉とリスクコミュニケーション

平川先生の言葉に反応したことから、始まったお話です。
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Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah 私のなかで「安心安全」という言葉のルーツは、チェルノブイリやBSEよりももっと前で、生協や大地を守る会なんです。安心安全をお届けする、組合員さんのくらしの役に立つ、というのはずっと使われている合言葉のようなものです。

2013-02-04 00:32:25
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah それが事故後、気が付いたら、「安全神話」や「安心を強要する」ような意味で使われていると思ったのです。ネット上で、そう変わってきたものを戻すわけにはいかないとは思いますが、現実の場と乖離してきているのも確かなので・・・

2013-02-04 00:35:56
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@niigatamama 先に述べたように「安心強要」的な言説は10年ほど前からあったのですが、他方では安全?・安心の区別の本来の意図を受け止め活動する人たちも増えていて、二分化した傾向があったのだ思います。それが311を経て、改めて増幅・顕在化したのだと自分は見ています。

2013-02-04 00:38:56
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah その通りだと思います。その場合「安心強要」的な言説のせいで「安心安全」という言葉を使えなくしてしまうと、後者の本来の意図でその言葉を使っている人たちは困ってしまいますよね。違う言葉を使うのか、または前者の使い方が間違っているとするかだと思うのです。

2013-02-04 00:43:47
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@niigatamama なるほど。確かに戦術的には、すでに適切な意味でも定着している安全/安心を使って「そっちの使い方は間違ってます!」というほうが分りやすいですね。

2013-02-04 00:47:33
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah そう思うんです。ネット上のいろいろな経緯を見ていない人たちに説明して回るわけにはいきませんから・・・

2013-02-04 00:49:04
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@SciCom_hayashi @hirakawah それは安心強要というよりも、情報隠蔽という言説の方が多かったように感じます。

2013-02-04 00:50:40
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@SciCom_hayashi @niigatamama あと「本当は安全じゃないかもしれないけど、安心できないのは問題なので、とりあえず安心させる」というのもありますね。「安心できない」のが問題なのには、個人の精神衛生にマイナスと、社会秩序維持にマイナスという両面があります。

2013-02-04 00:50:47
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah @SciCom_hayashi 生協理事だったときに常に考えていたのは、安心できるかどうかは個々の安全とする基準に拠るものなので、では不安な気持ちにどう対応するかです。不安をもっている人の話を傾聴し否定しない、できる限りの情報開示をする、(続)

2013-02-04 01:04:11
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah @SciCom_hayashi 要望された安全対策ができるか検討する、検討の経過と結果を丁寧に説明する、といったようなことでした。大体どこの生協でもこういったようなことを心がけるようにしていると思うのですが、これらのことを、今回の事故後、(続)

2013-02-04 01:07:25
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah @SciCom_hayashi まともに対応できた原子力関係、政府省庁、行政機関は、非常に少なかったように思います。私が実際にやり取りをした行政は、安心を強要するというよりは、新たな安全神話を唱えたり、情報を隠蔽するという方が目立ったように感じています。

2013-02-04 01:10:35
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@niigatamama @SciCom_hayashi 生協がとられた傾聴・情報開示・対策検討と丁寧な説明など一連の対応は、リスクコミュニケーションの模範といってもいいようなものだと推察します。おっしゃるとおり原子力関係や行政機関の対応はどの点でも失策が多かったと思います。

2013-02-04 01:17:58
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah @SciCom_hayashi どれくらい相手の立場に立ってモノを観ることができるかというのもあるし、相手が本当に安心してほしいと思うのなら自然にそのような方法をとることになるとも思っています。行政でも話していくうちに対応が変わってきた例もありますし。

2013-02-04 01:28:29
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@niigatamama @SciCom_hayashi おそらく行政でも地方行政は柔軟になりうる度合いが高いのだと思います。国は、意思や認識の問題以前に、被災地・国全体を相手にせねばならず、きめ細かく対応するのは無理がありますから。まぁ自治体も首長次第のところもありますが。

2013-02-04 01:32:04
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

@hirakawah @SciCom_hayashi 国か地方自治体かに関わらず、職員、首長、議員個人のことです。地道に話しかけていくと、理解者もそれなりに増えたということです。それで増えてくると、検討してもらえるようになったり、情報をもらえたりしてきたのです。

2013-02-04 01:38:01