「百合」のフラジャイル

弱さについての本を読んだので、百合について考えてみました。
0
Kasou@さらば @kasoutw

この時間ですが、本が読み終わったのでその読書感想文的に色々と考察(?)してみようと思います。まず、読んだ本はこちら→http://t.co/JQ8rHCLL: フラジャイル 弱さからの出発 (ちくま学芸文庫): 松岡 正剛: 本 http://t.co/SFZzUTuu

2013-02-11 03:58:14
Kasou@さらば @kasoutw

弱さについて書かれた本で、一貫して弱さ推し。弱さ(フラジャイル)っていうのは、はかなさとか脆さとか、…らしいです。

2013-02-11 03:59:27
Kasou@さらば @kasoutw

これで最初に思いついたのが珠理奈さん。珠理奈さんの、あのとけて消えていきそうな弱弱しさ。闘病中の写メのはかなさ。あれはまさにフラジャイルであり、私が惹かれてやまないものだなぁと。

2013-02-11 04:00:51
Kasou@さらば @kasoutw

このフラジャイルは、夕方に現れたりするみたいです(詳しくは読んでください)。「こちら(昼)」でもなく「あちら(夜)」でもない、はかない一時。すぐに壊れる夕方と言う時間。あの独特の切なさがフラジャイルの魅力だと解釈しました。

2013-02-11 04:04:04
Kasou@さらば @kasoutw

最近、玲奈ちゃんと珠理奈さんが月と太陽逆転してないか?!などと呟くことがあるのですが(得てして賛同得られないのですがw)、これは玲奈ちゃんが「あちら(芸能界)」へ完全に行ってしまったからだと思います。あちらへ行ってしまえば、儚さは散り、弱さは失われるんですね。

2013-02-11 04:06:06
Kasou@さらば @kasoutw

同様のことは優子さんにも言えて、初期のころってまだ完全にはあちらに行ってなかった(ようにみえる)。すっごい不安定だったように見えたし、残虐そうで、でも希望に満ち溢れてて、今の珠理奈さんに似てるなとか。でも今の優子さんは強い。大人とか覚悟って表されるのはこういう強さなんだろうな。

2013-02-11 04:08:29
Kasou@さらば @kasoutw

で、だんだん、百合の魅力の本質はここではないかと思いました。百合はレズじゃない、というのは百合は「あちら(同性愛)」と「こちら(異性愛)」の中間にふよふよと漂ってるものではないかと。もしくは、「あちら(愛)」と「こちら(友情)」の間に漂っているのではないかと。

2013-02-11 04:13:13
Kasou@さらば @kasoutw

だから、百合ってレズとはまた違う意味で脆いし、弱い。レズは社会的保障・承認がないという“強者(この場合、異性愛)”と比べて弱いわけです。でも百合はその存在自体が脆くて儚くて弱い。いつあちら(同性愛)に行ってしまうか分からないし、いつこちら(異性愛)に行ってしまうか分からない。

2013-02-11 04:15:14
Kasou@さらば @kasoutw

あちらでもこちらでもない、中途半端な状況に永続的にいるのは難しい。というか不可能。綺麗な夕日はみるみる沈んで暗すぎる夜になり、そして眩しすぎる朝になってしまう。(←なんかカッコつけた表現w)

2013-02-11 04:16:54
Kasou@さらば @kasoutw

百合は存在そのものがフラジャイルだと言えるんじゃないかなーって。そしてそれが百合の魅力であり、たとえば「結婚できない悲しみ」とか(これは先も言ったように、レズの相対的な弱さってだけ)とはまた別の、儚さや切なさを描くことが大事なんじゃないかと。

2013-02-11 04:19:19
Kasou@さらば @kasoutw

百合で切ない小説を書こうとした時に、ついつい結婚できないとか子供できないとかそういう設定を使ってしまいがちなのですが、そうでない百合の魅力。この時間が長くは続かないのだと分かるから生まれる、夕日の魅力を描けたらいいなぁと思いました。

2013-02-11 04:21:00
Kasou@さらば @kasoutw

感想文終わりです。さっき言ったような百合小説、誰かチャレンジしてみてくださいw

2013-02-11 04:21:49