ペログリさん悪夢の沖縄出張 - 苦虫噛み潰す中東顔

ペロ(💉フルチン💉おじさん) @perogry

沖縄出張の思い出1 米軍がクェートに進行するかしないかで国際的にピリピリしてた頃、中東顔の俺に沖縄県出張の指示が。空港で全裸にひん剥かれるんじゃないか？などと周りに言われつつの出発。

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沖縄の思い出2 羽田の手荷物チェック。 仕事で使う精密機器(ジュラルミンケースに入った総重量10キロぐらいのブツ)片手の怪しい男にピリピリムード。 荷物はX線チェックを2回通され、俺は靴まで脱がされる。

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沖縄の思い出3 なんとか飛行機に乗り、手荷物が精密機器なので安全な場所に確保したい旨をCAに伝えたところ、俺と連番予定だったと思われる老夫婦が移動させられる。 ゴールデンウィーク直前のリア充だらけの機内に3シート独占してジュラルミンケースを持つ怪しい男。

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沖縄の思い出4 無事沖縄に到着し、タクシーに乗り込むもホテルの位置が分からず彷徨うタクシー。 すれ違うタクシーを止めて場所を確認するタクシー「なんとかなるさ〜」その間もカタカタと音を立てカウントされて行く料金メーター。

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沖縄の思い出5 移動中に運転手に観光地を確認。 「沖縄ならやっぱり首里城さー」ホテルつにチェックインしてそのまま案内してくれる事に。 彷徨いながらもホテルに到着し、首里城到着。 閉園時間オーバー、なんで知らねーんだよ！ 固く閉じた扉の前で俺のカメラで記念撮影してくれる運転手。

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沖縄の思い出6 「もっと楽しいとこ案内するさー」とニヤニヤとした顔で言われるも、沖縄のタクシーと地雷系風○は繋がってることはリサーチ済みだ！ 運転手になんやかや沖縄の話をされたがあまり記憶にない。 ホテルに戻り領収書を求めるも手書きのメモみたいの渡される。これ、経費で落ちるのか？

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沖縄の思い出7 ホテルに戻り、社にメール。現場担当者より翌日14:00ぐらいにきて欲しいとの事。前乗り意味ないやん… ひとまず前々からリサーチしてた夜のお店へGO！楽しい思いをした後の帰り道で妹から結婚報告の電話を受け、激しく凹む。

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沖縄の思い出8 気持ちを切り替えるため、ホテル近くの沖縄料理屋に入る。 初沖縄である事を伝え、店主お任せで沖縄的な料理を出してもらい、沖縄気分を満喫すかけるも、真後ろのグループが東京帰りの地元民。延々と東京土産話を聞かされ沖縄気分が台無しに。

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沖縄の思い出9 地元民の東京土産話はヒートアップし、おもしろ風俗店話に。 「あれ良かったですよね、『痴漢電車トーマス』内装が電車みたいになってて」 ここで我慢出来ずにお勘定。 店を出てから「『痴漢車』だバカ！『機関車』→『痴漢車』じゃねーとゴロ悪いだろ！」と叫び少し落ち着く。

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沖縄の思い出10 ホテルに戻り、仕事のメールを処理してネット巡回。ふとした思い付きで見た「まちBBS」の地元の掲示板で無くなったお店の話題の流れから自分の話題が名指しで載っていることを見つけ、震えながら眠る。

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沖縄の思い出11 仕事は昼からなので朝早くから国際通りで観光。仕事前なので土産は少数に抑え、チェックだけして店員に勧められたステーキハウスで昼メシ。 1〜2名用の鉄板焼きテーブルクロスがあり、コック服のかしこまった店員とマンツーマンで焼かれるステーキ。空気が気まずい。

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沖縄の思い出12 少し離れた席ではカウンターで団体客が、フランベの瞬間に歓声が上がり非常に盛り上がっている。 こちらのテーブルは店員がお辞儀からなにからマニュアル通りにしてるものの微妙な空気。鉄板はアツアツだが空気は冷め切っている。1人で沖縄のステーキハウスに行ってはならない。

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沖縄の思い出13 メシを食い終え、沖縄支店に向かう。 事前に確認した住所付近に行くもそれらしき建物が見つからず、支店に電話。 なんとライバル社のビルの中にテナントとして入っていた。気付くわけねーだろ。

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沖縄の思い出14 なんとか入った支店で挨拶を済ませ、連れて行かれたのはジャ○コの分電室。 窓一つ無く薄暗い四方をコンクリに囲まれ、天井ではデッカいファンがグォングォン音を立てて回っている。まるでバイオハザードのワンシーンのような現場でいつゾンビが襲って来るか怯えながら1人で作業。

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沖縄の思い出15 作業自体は2時間ほどで終了。 帰りの飛行機は最終！さあ遊ぶぞ！チェックした土産買うぞ！と支店に戻り、荷物(10キロのジュラルミンケース)を預けようとしたところ、「台風が近づいてるのでみんな帰ります、空港まで送りますよ」との衝撃的な言葉をぶつけられる。

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沖縄の思い出16 衝撃的な言葉を浴びせられ、暫く考える。 手には10キロの精密機械。それとは別に個人の荷物にノートパソコンもある。帰りの飛行機までは4時間以上ある。土産は目を付けただけで少数しか買ってない。でも手には10キロ… 最終的に選んだセリフは「お願いします！」だった。

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沖縄の思い出17 空港に到着。時間は有り余るほどあるので空港内の土産コーナーをしらみつぶしにまわり搭乗のお時間。 金属探知機が鳴り、職員が近づき第一声。「Excuse me?」カウンターでこちらの第一声「あー多分ベルトのバックルっすわー」 職員が片手を差し出したまま暫く固まった。

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沖縄の思い出18 暫し固まった後、職員は引きつった笑顔で「ボディチェックよろしいですか？」と日本語で話し掛けてきた。 ボディチェックは通常より強めに身体を叩かれた気がする。 行きと同じく3シート独占で帰りましたとさ！ 以上、ペロ山の沖縄の思い出でした。