2/17 #同題ssBSR まとめ お題「かえる」

#同題ssBSR 2/17のお題分のまとめです。 ざっとまとめただけです。誰でも編集可能ですので、追加・削除などご自由にどうぞ。 作品冒頭にある【 】内はCP表記です。ただし、全ての腐要素のある作品に記されているとは限りませんので、地雷のある方は注意。→http://j.mp/Kcy03q 続きを読む
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同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

2/17~2/20(22:00) 今回のお題は 『かえる』 提案者はもねるさんです。ありがとうございます #同題ssBSR

2013-02-17 22:00:59

東露 @tooro_banbino

【毛利/かえる】遠い昔。我が身と引き換えてもあの国を民を家を守りたかった。それ以外にひとり残された自分の役目はないし生きる意味もないと思っていた。そして今。何の役目も持たずに生まれて来た自分はまたひとりになった。今度は何と引き換えにしてどこへ帰ればいいのだろう。 #同題ssBSR

2013-02-17 22:08:52
とき葉@政小わすれてない @tokiha_ai

【慶小】慶次が前田の屋敷に帰ると、小十郎が政務で滞在していると聞いた。急いで行くと、小十郎はすでに支度を終え部屋を出るところで。「帰るの?」「あぁ」小十郎は慶次の問いに淀みなく答える。「久しぶりに恋人と会えたのに?」その問いに小十郎は答えなかった。【かえる】 #同題ssBSR

2013-02-17 22:11:57
ランプリイ @Lampray555

【かえる/瀬戸内】言葉には、言霊が宿る。言霊は役目を果たした後、発した者の許に帰る。「西海の鬼やっと死んだって?」「酷い奴だったなあ。息子に先立たれてからはもう狂人で」「忘れようや。思い出すのも忌々しい」Poor fellow。(これで満足か、智将サン。) #同題ssBSR

2013-02-17 22:22:35
紫翠🌱垢移動してます @shisui_sabotage

【女傭兵】この道しか残されていなかった。誰もが、こんな生き方を望んでいない。だが、人を殺さないと生きていけないのだ。引き金に指を添えた瞬間に、初めて血を見た時の記憶が横切る。愛しい人を目の前で亡くしたその瞬間に――自分という一羽のカラスが孵ったのだ。【かえる】 #同題ssBSR

2013-02-17 22:22:51
東露 @tooro_banbino

【親就/かえる】冬空を見上げながら駅からの道を辿る。商店街を通り抜け細い路地を歩けばもうすぐ。少しの期待を込めて見上げた窓には灯り(ああ、アンタ今日は早いんだな)エレベーターに飛び乗り通路を足早に歩きドアを開けた。「ただいま!」「…よう帰った」愛しの我が家に帰る #同題ssBSR

2013-02-17 22:24:49
nol @Lakky_1o1

【島津+武蔵】稽古の基本は反復だ。呼吸と同じにできるようになるまで、何度も何度も型を繰り返すのだ。 「じっちゃん、こんなんで強くなれんのかよ?」 「ガッハッハッ!まずは無心になってやってみい」 そうして身に付けた確かな技が、お前の還るべき場所になるから。/かえる #同題ssBSR

2013-02-17 22:35:08
千住なぎ @nagi_ddssbsr

【親就】他に道は無かったのか。…分かり合える、事はできなかったのか。血溜りに沈んだ小さな体をそっと抱き上げる。もう動く事のないただの抜け殻は記憶のなかの物よりずっと重たかった。「…還るか、毛利。瀬戸海へよぉ」水底へ沈みいく身体。水面に落ちる、涙。/かえる #同題ssBSR

2013-02-17 22:35:31
六(りゅう) @ryu_nemui

殺す。一人ずつ丁寧に、生命を刈り取り殺していく。その肉体は何れ土に還り、魂は彼の岸へと返るのだろう。土となれば数多の生命が住み着き彼の岸では幾多の魂が犇き合い、そこに誰も彼もが抱えて煩う孤独の鬼はいないのだ。嗚呼何という慈悲だろうか。僧は静かに微笑んだ。/かえる #同題ssBSR

2013-02-17 22:46:10
イグアナくん @nkgmbs

【三官】横面にまた蹴りが一発。「金輪際“二兵衛”などと嘯くなッ!」その足ですぐ様胴を踏みにじられる。「貴様があの方と並ぶなど虫唾が走るッ……!」潰れた蛙のような有様で唾液に混じった血を吐き棄てる――うっかり口を滑った思い出話の、何がそんなに気に障った?<かえる> #同題ssBSR

2013-02-17 23:03:35
とき葉@政小わすれてない @tokiha_ai

【慶小】梅雨の時期は様々な音が響いていて、何だか落ち着く。雨の音、風の音、蛙が鳴く声。庭には数匹の蛙がいるのだろう。少しずつ違う鳴き声は音楽を奏でているようにも聞こえる。「梅雨は嫌いだ」そう言った小十郎さんの真意はわかっていた。「春の終わり、だもんね?」【かえる】#同題ssBSR

2013-02-17 23:19:38
ありた @qrentop

【烏城】 抜け落ちた表情、虚ろな瞳でうわごとを呟く、外よりの雨音が余計に心をざわつかせる。 「…大丈夫だよ、天海さま」 どちらに言い聞かせるものなのか分からずに取った手の冷たさも振り切り、笑みを張り付けたのは誰のためなのかも分からなかった。 (かえる) #同題ssBSR

2013-02-17 23:23:04
喨々 @asagiparty00

「待て!長曾我部!」「…」急に元親は立ち止まった。「どうした!長曾我部?」「その…チョーソカベって長くて言いづらかねえか?」「?」「下の名前で呼ぶ…とかどうだ?」「…」「チカ!」「…」「省略しすぎじゃねえか?…まあ嬉しいけどよ…」「…我はナリで良いぞ…」<かえる>#同題ssBSR

2013-02-17 23:27:33
とき葉@政小わすれてない @tokiha_ai

【政小】命の還る場所はどこなのか。天国か地獄か。それは死んだ人にしかわからない。死後の世界があるのなら、願わくばあなたと同じ場所へ。そして次の世があるなら、またあなたのそばで。 右目は主を追い、腹をさいた。【かえる】#同題ssBSR

2013-02-17 23:43:34
@nemptilly

【小早川主従】「あ!天海様カエルがいるよ!」「おや、食べたいんですか?」「えっ」「まあなんて無慈悲な金吾さん…!つぶらな瞳で見上げる蛙までその臓腑に収めてしまうのですね!」「た、食べないよ…」「…蛙は鶏肉に似てそれはそれは美味だそうですよ」「えっ」/かえる #同題ssBSR

2013-02-17 23:56:41
雷芭秋春 @fausut

【小田原】小さな池だ。草に付いていた蛙の卵が孵化する様子をじっと見ている、まだ幼き忍の隣にそっと座った。「面白いかの?」その声に我に返ったらしい彼の手を引いて。「――帰るぞい」返事のかわりに繋いだ小さな手に力が込められて、年老いた主は笑みを浮かべた。【かえる】#同題ssBSR

2013-02-18 00:13:04
@nemptilly

【伊達主従】たまにはこういうのも良いだろう?とくつくつ笑う。世話を焼かれる事への違和感は拭えず、畑帰りの足の指の爪に入った泥は丁寧に拭われる。「…過保護すぎませぬか」「いつもテメェがやってる事だろうが」主従を入れ替えて過ごしたいなど、戯れにも程がある。/かえる #同題ssBSR

2013-02-18 00:16:00
雷芭秋春 @fausut

【慶孫】「世の中にはさ、戦なんかより素晴らしい事がたくさんあるんだよ。俺はね、皆が戦なんかより楽しく恋の花を咲かせられる世界に変えたいんだ!」「お前に変える事ができるのか?」「できるさ!孫市と一緒ならきっと!」「――からすめ」【かえる】#同題ssBSR

2013-02-18 00:18:31
@nemptilly

【佐助】元より帰る場所などなかったのだ。全身の筋肉が悲鳴を上げ、最早終いだと軋む。疲れ果て、凭れかかった大木はまるで若き主君とその師の如く力強い。『生きて帰れ、必ずだぞ!』自然と縺れる足に力が籠る。帰る場所などなかったのだーーーーあの二人に出会うまでは。/かえる #同題ssBSR

2013-02-18 00:51:57
ナイチ @uzy_com

【関ヶ原】黄金と紫暮の混じり合う焼け野原の遠く、うずくまった背中は他者を遠ざけている。傍らの亡骸を悼む心さえ、じきに許されないものとなる。そうだお前に帰る場所はないのだと、覚悟を問う必要はないだろう。西の空に日が落ちようとしている。(かえる)#同題ssBSR

2013-02-18 06:23:45
@aoi_YKM

【三市】蝶に連れられた戦の後、道端の花に気を取られて逸れてしまった。誰か、と呼ぶとて返る声も無い。「そうね、市にはもう…」居場所なんて。そう呟いた矢先に男は現れた。鋭い視線に竦んでいると彼は踵を反しながら言った。「私が気を変えぬ間について来い。…帰るぞ」/かえる #同題ssBSR

2013-02-18 10:49:12
@miso_58

【かえる/金天】織田に居た時、自分には帰るべき場所が無かった。それは今でも変わらない。きっと自分には“帰るべき場所”なんて存在しないのだろう。ふと隣を見ると、いつも泣いてばかりいる少年が自分の手を強く握りしめてこちらを見ていた。「天海さまの帰る場所はここだよ?」 #同題ssBSR

2013-02-18 12:31:04
@miso_58

【お市と佐助/かえる】「みんな帰る場所失ったらいいわ」ゾッとするくらい無機質な声で女は呟く。女の足元から出てくる魔の手を交わしながら佐助は女を見る。その瞳はまるで人形のようで意志が感じられなかった。自分も主を、帰る場所を失ったらこの女のようになるのだろうか。 #同題ssbsr

2013-02-18 13:43:20
爽🍃🌪12/17南2シ64a @sota_a

【三吉】刑部の小さな手が不思議な形を作り上げている。「蛙よ、カエル」はくりはくりと動く包帯だらけの蛙の口が愛おしい。「蛙は我に似ておる。潰れた声、醜い身体、まさに我そのものよ」「私は夜に啼く蛙を好いているが」触れた包帯ごしの頬は、微かに熱を帯びていた。 /かえる #同題ssBSR

2013-02-18 14:33:33