拷問魔法少女ドゥームズデイあやね第一話

深見真オリジナル小説用アカウント @fukamikoe

オリジナルのＴｗｉｔｔｅｒ小説を連載するためのアカウントです。暴力等の描写を含みますので、苦手な人は閲覧注意でお願いします。メインアカウントではつぶやきにくいような妄言のたぐいもこっちで。

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なんだか凄い急なんですが、新しいアカウントを作りました。現在仕事が山積みになっていて、時間はないのですが……。それでも、僕は小説のストレスを小説を書いて解消するタイプの人間です。わりと気楽に、思いつくままに、趣味丸出しのものをやっていきます。

Rebis @rebisdungeon

深見さんから「なんかやらかすからアイコン描いてー」って謎の依頼を受けてたんだけど、よりによってニチアサに始めやがった！！　＞　.@fukamikoe

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専用のアイコンは、友人の漫画家Rebisさんに書いていただきました！　本当にありがとうございます！

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とりあえず、ちょっと前に思いついて、短時間で一気に書き上げた「第一話」があるのでこれからやっていきます。タイトルは『拷問魔法少女ドゥームズデイあやね』。僕のストレス解消に巻き込まれちゃった人たちはすみません。よろしくお願いいたします。

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では。一応ハッシュタグは『 #DDA第一話 』で。

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『拷問魔法少女ドゥームズデイあやね』 #dda第一話 「拷問魔法少女登場！　死体処理場は大騒ぎ!?」の巻。

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魔女と拷問は切っても切り離せない関係にある。同じように、魔法少女と拷問の間にも密接なつながりがある。ぼくたちが暮らしているのとは違う次元に、妖精たちの紛争国みたいなものがある。その国は『リパブリック・オブ・ファンシー』という。 #dda第一話 1

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ファンシー共和国の住人はすべてが妖精だ。人口の七割が、不可思議な特殊技術体系……ぼくたちの世界でいう魔法……に精通している。 #dda第一話 2

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ファンシー共和国から妖精がぼくたちの世界にやってきて、魔法少女を選ぶ。どうして妖精が人間の世界に魔法をばらまくのかは、彼らの国の深刻な内戦が影響しているのだが、長くなるので後回し。とにかく、妖精たちは可愛い。日曜朝のアニメみたいに超カワイイ。 #dda第一話 3

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女子高校生・井原アヤネは、ファンシー共和国からやってきた妖精アサエモンの不思議な力によって拷問魔法少女になった。アサエモン「今日からキミは魔法少女ドゥームズデイ・アヤネだよモン！」アヤネ「アメコミの悪役みたいでカッコ悪い名前だなあ……」 #dda第一話 4

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検閲・隠蔽工作・報道管制があるので知っている人間の数は少ないが、人類は数百年も「処刑獣」の出現に頭を悩ませていた。処刑獣も、ファンシー共和国から「こちら」にやってくる。急進派の妖精たちが作り上げた魔法製生物の一種。処刑獣は、人間を殺す。大量に。 #dda第一話 5

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その日、山田克夫は組の若い連中と一緒に郊外の死体処理場にいた。組のマネーロンダリングに関わっていた会計士とフロント企業の役員を「消す」ためだ。会計士は海外でたっぷり日焼けした女にモテそうないい男。役員のほうは髪の毛が薄い中年男性だ。 #dda第一話 6

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会計士も役員も必死に命乞いをしているが、こいつらのミスのせいで危うく組の幹部がまとめて逮捕されるところだったのだ。証拠隠滅も兼ねて、生かしておくわけにはいかない。何か脅しや見せしめに使えるかもしれないので、殺す場面は録画しておく。 #dda第一話 7

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ペンチですべての歯を引きぬく。上手く抜けない歯は「のみ」で打ち砕く。すべての爪を剥ぐ。髪の毛や陰毛も剃る。それからバラバラにして、燃やしたり溶かしたりする。指紋、そして歯医者治療痕がある歯は、念入りに処分しなければいけない。 #dda第一話 8

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組の息がかかった自動車整備工場を、今日は死体処理場として使っている。高出力のバーナーや各種化学薬品がそろっているので、トラブルがなければほんの数時間ですべての作業が片付く。殺すのは簡単だ。重要なのは、死体を隠すこと。 #dda第一話 9

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会計士と役員を殺して山田がタバコを吸っていたら、そこに異形の獣が襲いかかってきた。全長およそ五メートル。剣のように硬い体毛を全身に生やし、巨大な口にはびっしりと鋭い牙が並ぶ。ファンシー共和国の魔法製生物兵器「処刑獣」だ。 #dda第一話 10

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処刑獣を操るのは、セクシーな精霊術師だった。ファンシー共和国の急進派妖精テロリストと契約した若い女性……彼女の名前は香芝メグミ。普段は巨乳グラビアアイドルとして働いている。「処刑獣ファンガルフちゃん！　悪い暴力団員さんを全員食べちゃいなさい！」 #dda第一話 11

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狼を巨大化したような外観の処刑獣ファンガルフ。処刑獣は若い組員にかぶりつき、ぶちぶちという音を立てて首を引き千切った。切断面からどくどくと血が流れ出す。獣はまた別の組員に襲いかかって、腹部を噛み裂いて腸を露出させる。 #dda第一話 12

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山田はくわえていたタバコを地面に落としたが、しばらくそのことに気づいていなかった。……何が起きている？　悪い夢のような光景。連れてきた若い衆はすべて獣に食い殺されて、残るは山田一人だけになった。 #dda第一話 13

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山田は懐から中国製のトカレフ拳銃を抜いて、獣に向かって連射した。銃声と発射炎。飛翔する弾丸。しかし命中しても、弾丸は獣の体毛を貫くことさえできない。弾倉が空になって、ホールドオープン。山田が絶望に低くうめいた、そのときだった。「そこまで！」 #dda第一話 14

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「そこまで！」死体処理場には相応しくない、女子高校生の登場だった。学校の制服姿で、ミニスカートからのぞく健康的な太腿が眩しい。黒いのロングヘアで、強気そうな切れ長の目。……彼女こそが、井原アヤネだ。「妖精テロリストの処刑獣め」 #dda第一話 15

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アヤネは、キラキラの宝石類がついた丸っこいデザインのリボルバー拳銃を通学カバンから取り出した。妖精アサエモンから受け取った「まじかるリボルバー」だ。そのシリンダーに、高価な口紅を思わせる弾丸を装填する。「トランスフォーメーション・カートリッジ！」 #dda第一話 16

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撃鉄を起こしてから、まじかるリボルバーを頭上に構えるアヤネ。「ファンシー武装対応（アームド・レスポンス）！」そう叫んで、引き金を絞る。放たれた弾丸は破裂して光の粒子となり、アヤネを包み込む。そして彼女は魔法少女に変身する。 #dda第一話 17

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……そう、魔法少女だ。魔法の力で変身する少女だから、魔法少女としか言いようがない。スポンサーが喜びそうな（商品化しやすい）小道具を持っているし、可愛いマスコットキャラクターもいる。 #dda第一話 18