「帰国」していたらどうなっていたのでしょうか

lovekorea @lovekor98075426

【1】ツイッターをしていると一日平均して約83.5回くらい「在日は帰れ」という文言を目にしますが、今のボクがのこのこと北朝鮮に「帰国」したら、おそらく72時間以内に白骨死体となっちゃいますので、残念ながら帰れません。そもそも韓国籍なので「帰国」できるのかどうかも定かではないです。

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【2】ただ、かつて「帰国しそうになった」ことならあります。といっても、ボクが生まれる前の話ではありますが。父や母の若い頃、「帰国事業」ってのがありまして、我が朝鮮部落の中でも祖国＝北朝鮮に帰国する人が結構普通にいたそうです。総連の人々もなんだか熱心に誘っていたみたいですし。

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【3】当時の北朝鮮は今よりもずっとｲﾒｰｼﾞがよく、「地上の楽園」なんて呼ばれていました。貧しい境遇を抜け出す手段として「帰国」を選ぶ在日コリアンがいても、さほど不思議ではない状況だったようです。

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【4】うちの父も誘われていたそうですが、『熱心に帰国を勧める総連関係者の身内が誰一人として帰っていない』のを見て、絶対にその手には乗るものかと誘いを断り続けたと言います。おかげでボクの身内で帰国したものは（ボクが知る限り）おりません。

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【5】「地上の楽園」に帰った人たちがどうなったのかは、たぶん皆さんの想像通りだと思います。帰国者から届く、ぼろっぼろの紙切れに書かかれた手紙には、お金の無心と送ってほしい物ばかりが書いてあり、それもだんだんと届かなくなって・・・みたいな話はゴロゴロしてたようですね。