2013年3月2日パネルディスカッション「東日本大震災と宗教者・宗教学者」

2013年3月2日に東北大学川内北キャンパスにて行われたパネルディスカッション「東日本大震災と宗教者・宗教学者」に関連したツイートをまとめました。 演題等は以下に御参照下さい。http://www.sal.tohoku.ac.jp/kokoro/diary.cgi?no=237
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岡田真美子先生
http://indranet.jp/

Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:岡田先生が、「more than this」という歌を誰かが歌っていましたが、といいながら、盛んに「more than this」とおっしゃった。Roxy Musicデスか!チェックしたら歌詞に「海が後戻りしないのはなぜかを学びつつある」「これ以上のこと」「何もない」。

2013-03-02 22:19:24
Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:短いツイートじゃやっぱり伝わらないと思うし、大事なことだと思うので、やっぱり連ツイしよう。山折基調講演。地震は無常を感じさせる。それ自体に宗教的契機が含まれる。世界で最も地震が多い日本で生きてきた日本人。それなのになぜ無宗教なのか。宗教学者は答えろ!

2013-03-02 22:32:14
Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:この問いは風化の問題にもつながる。現在進行形で原発事故が起きているのに、原発推進政党が圧倒的勝利を収める。まるで復興が終了したかのように、国土強靱化にお金を投じる。無常「感」と否認体質はむしろ共犯関係にあるのではないか。

2013-03-02 22:44:12
Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:鎌田東二先生「これからは電力より霊力を」。会場から「どうやって霊力を高めたらいいんですか」と質問。どう答えるかと思ったら「歌(祈りも)と祭りと笑い」という答え。うなった。「いのちの祭り」的な。懇親会で生命力のようなものかと聞いたら、死者との一体感もあるとのこと。

2013-03-02 22:55:56
Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:会場のある男性「祈りというが、三回忌を心が素直に受け取れない。どうしたらいいか聞きに来た。間違えて昨日来てしまった。昨日から聞きたくて来た」。金田諦應師「そういう人が他にもいる。一緒にはなしをしよう」。終了後も傾聴されていた。察するに、生きているご自身への罪悪感だろうか。

2013-03-02 22:59:46
Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:祈りが大事。祈ろう。という呼びかけ。でも、祈れない。懇親会で、ある人が「祈れないと言える人は大丈夫」とおっしゃっていた。その先にはもっと深い闇がある。やはり側にいて一緒に祈ってくれる誰かが必要。単独の祈りではなく。

2013-03-02 23:02:13
Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:寝る前に。やっぱり山折講演が頭に残る。宗教的なものを「なしですませよう」という雰囲気にあらがいたいという気持ちは共有する。拙著『スピリチュアリティのゆくえ』でも、宗教やスピリチュアリティについて、普通に語れるようになることへの希望を語った。そのためには、語り続けるしかない。

2013-03-02 23:11:40
Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:ただ山折先生の「宗教」概念は狭すぎる。教義は持ち込まないという金田師の態度は僕にとっては、十分に般若心経的だ。また、どうなれば山折先生が満足なのか、着地点が見えない。みんなで頭を垂れて自然の猛威を受け入れて、その後は? 忘れて復興ですか? それもダメとなると、堂々巡り。

2013-03-02 23:16:00
Norichika Horie @NorichikaHorie

承前:でも、そういう難しいことは抜きにして、聞き入ってしまう迫力はあった。問題意識の根本は受け取りました。お体を大事に。

2013-03-02 23:18:23
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

本日聴講したシンポジウムは主題が「東日本大震災と宗教者・宗教学者」で宗教者と宗教学者の共同と言う点でも興味がありました。この両者は時として宗教の違い以上の溝があるとも思えますが今回は様々な学びが得られたと思います。備忘を兼ねてつらつら書きとどめたいと思います。

2013-03-02 23:08:59
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

基調演説である山折哲雄氏(宗教学者)は遅れて参加したため前半を聞けませんでした「宗教者・宗教学者という違いを超えた祈りが復興に必要」「阪神大震災の際、宗教者が一ボランティアに甘んじた事への憤り」これは後に岡田氏による肯定あり。

2013-03-02 23:20:41
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

金田諦應氏(通大寺住職)「学んできた教理・教学が崩れた、被災後は宗教宗派教義は意味が無い」これは別の牧師も語っていた。「傾聴・心を聞くとは自他の境界を越える」極限時のユーモアの価値、精神疾患ではない宗教的個性に対応。

2013-03-02 23:29:07
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

川上直哉氏(仙台教会主任教師)キリスト者のネットワークを実感、「孤立と不安」見えないものにどう対処するか、残酷な事実として震災が過去のものである事を受け入れないと取り残される。「情報という支援」、「無力の力」「内省の深みの継続」

2013-03-02 23:36:14
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

藤波祥子氏(八重垣神社宮司)「風景を見て、私たちの先祖もここから始めたのかも」「神社は大小でなくてを合わせる場として存在する事が重要」「心の拠り所があるから復興に追い詰められない」「神社の再生はまず杜(森)作り」

2013-03-02 23:43:30
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

黒住宗道氏(WCRP日本委員会理事・黒住教副教主)WCRPという超宗派的組織の活動、「祈り続けるという仲間がいる」ボランティアの動員での「やってあげる」の戒め。

2013-03-02 23:49:47
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

稲場圭信氏(大阪大学准教授)「宗教者と宗教学者の連携」宗教の社会貢献への認知34.8%、震災後自治体が宗教施設を避難所と認識、政教分離に変化、「宗教とボランティアの類似性」これは個人的に様々な形で実感している。

2013-03-02 23:54:09
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

黒崎浩行氏(國學院大學准教授)「宗教系大学の取り組みと宗教学者」宗教系大学のリソースを活かした支援は無くとも教職員と学生による自発的な活動が多々あった、学生有志による祈願祭、支援体験報告会

2013-03-03 00:00:40

黒崎浩行先生
https://twitter.com/capnoir

秋葉山 大宝院 @AKBgongen

玄侑宗久氏(作家・福聚寺住職)原発作業従事者「ヒーロー性と人権侵害の複雑さ」「被曝した動物が繁殖する現実に対する宗教的な反省が必要」それでも自然の力に期待する。

2013-03-03 00:05:45
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

島薗 進氏(東京大学教授)震災を機に自分を再認識、「被災者と支援者という立場は不定」 岡田真美子(兵庫県立大学教授・妙興寺)災害時の宗教者は「祈りができる、といういちボランティアの方が負担が少ない」

2013-03-03 00:13:15
秋葉山 大宝院 @AKBgongen

蓑輪顕量氏(東京大学教授・竜蔵寺)「宗教者の言葉が社会に届かなくなっている事に対する人文学者の責任宗教者の活動は自利と利他が不二。

2013-03-03 00:16:54