偽書とされる古史古伝の竹内文書にある謎の金属「ヒヒイロカネ」

偽書とされる古史古伝の竹内文書にある謎の金属「ヒヒイロカネ」についてまとめました。
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2SC1815 @Ja10sm

釜石行って「餅鉄」でも拾ってくると良いよ川に落ちてるから。彼の「オウム真理教」が幻の金属「オリハルコン」として珍重したパワーのある石だそうだから、きっと放射脳にも効き目があるよ。(実際は磁鉄鉱と言って.. http://t.co/P3j7JqO5ZF

2013-03-03 12:37:50
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@boichen オウムが釜石の磁鉄鉱を拾ったの?

2013-03-03 12:41:22
2SC1815 @Ja10sm

@fluor_doublet うん、遠征して信者が拾ってた。テレビでもリポートしてた記憶がある。信者集めに錆びない金属「オリハルコン」プレゼント企画までやっていたし。実際は、多少錆びますよね。磁鉄鉱だもん。

2013-03-03 12:44:32
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet

@boichen へー。まあ、磁鉄鉱はもう酸化物だから、確かに錆びづらいけど・・・。面白いなぁオウムって。資源地質に詳しい信者がいたのかな?

2013-03-03 12:46:12
2SC1815 @Ja10sm

@fluor_doublet 教祖が、釜石近くの何て言った山かな?東北のピラミッドと呼ばれる山があるんだけど、それに関心を示していたらしく、釜石も今で言うパワースポット、そこから産出される「餅鉄」は特別な石だってなんか凄く拘りがあったみたいです。>麻原

2013-03-03 12:51:16
伊藤 剛 @GoITO

@fluor_doublet @boichen ヒヒイロカネを言い出したのは「竹内文書」の酒井勝軍(さかい・かつとき)ですが、それを餅鉄と結び付けたのは「静電三法」「カタカムナ」の楢崎皐月(ならさき・こうげつ)ですね。

2013-03-03 12:58:26
原田 実 @gishigaku

すみません、楢崎皐月はヒヒイロカネには言及していません。武内裕『日本のピラミッド』(1975)阿基米得『謎のカタカムナ文明』(1981)などで楢崎の製鉄に関する研究をヒヒイロカネに結びつけたのです@GoITO @fluor_doublet @boichen

2013-03-03 13:03:21
伊藤 剛 @GoITO

一時おもしろがりで「カタカムナ」については文献を集めてたことがあったけど、「静電三法」がだんだん商売になっていくのが見えてつまんなくなった記憶がある。家の基礎に炭を埋めるのとかの元ネタに「静電三法」が出てきたり。それでアトピーが治るとかそういうの。

2013-03-03 13:04:28
原田 実 @gishigaku

ちなみにどちらもヒヒイロカネ云々のくだりを実際に執筆したのは武田洋一氏とのこと(本人談)@GoITO @fluor_doublet @boichen

2013-03-03 13:04:44
2SC1815 @Ja10sm

@GoITO @fluor_doublet 偽書とかいろいろ議論のある竹内文書ですか。「ヒヒイロカネ」にもオウムは関心が高かったらしいですが、まあ、オリハルコンもヒヒイロカネも伝説上の金属なので、もうオカルトの領域ですね。

2013-03-03 13:08:03
伊藤 剛 @GoITO

そうなんですか! ご教示ありがとうございます。RT @gishigaku すみません、楢崎皐月はヒヒイロカネには言及していません。武内裕『日本のピラミッド』(1975)阿基米得『謎のカタカムナ文明』(1981)などで楢崎の製鉄に関する研究をヒヒイロカネに結びつけたのです

2013-03-03 13:08:22
伊藤 剛 @GoITO

ここにも武田崇元氏が登場するんですね。RT @gishigaku ちなみにどちらもヒヒイロカネ云々のくだりを実際に執筆したのは武田洋一氏とのこと(本人談)

2013-03-03 13:09:52
伊藤 剛 @GoITO

ありがとうございました。『謎のカタカムナ文明』の記述をそのまま受け取っていました。RT @gishigaku お役に立てれば幸いです。

2013-03-03 13:34:27
原田 実 @gishigaku

ちなみに『竹内文書』原文にある「ヒヒイロカネ」については斉藤隆一さんの考証で単に「緋々色(赤い)金(金属)」つまり銅を意味することが判明しています。産地として足尾と思われる地名が上がっているので間違いないでしょう。@GoITO

2013-03-03 15:29:22
原田 実 @gishigaku

それを特殊な鉄であるかのように唱えたのが酒井勝軍。酒井は中国古典に出てくる昆吾の鉄について「昆」を日比すなわちヒヒの当て字と見做し、越が産地とされるのは中国大陸の越ではなく日本の越中、つまり皇祖皇大神宮のお膝元のことと解しました。@GoITO

2013-03-03 15:33:09
原田 実 @gishigaku

さらに酒井はヒヒイロカネの鉱石は岩手県でとれる餅鉄と似たものであると唱え、ただし餅鉄は磁石に吸い寄せられるがヒヒイロカネは磁石を征服するので似て非なるものだとしました(この征服というのが具体的にどういう現象かは不明)@GoITO

2013-03-03 15:35:46
原田 実 @gishigaku

すなわち、現在流布しているオカルトアイテムとしてのヒヒイロカネのイメージは酒井が作ったものといってよいでしょう。皇祖皇太神宮にはヒヒイロカネの神宝の現物と称されるものがありますが火災や経年による損傷をとどめており、酒井のいう永遠不変の金属ではなさそうです。@GoITO

2013-03-03 15:39:33
原田 実 @gishigaku

ついでに言えば酒井が作ったヒヒイロカネのイメージは皇祖皇大神宮刊『神代の神代の話』(実は酒井の『神代秘史百話』の引き写し)を経て佐治芳彦『謎の竹内文書』(1979)で一般に流布。そこで佐治氏がヒヒイロカネとオリハルコンを比較したため、両者を同一とする説が広まることに。

2013-03-03 15:55:12