『放射線リスクコミュニケーション 健康被害を正しく理解するために』「合冊にあたって」

『放射線リスクコミュニケーション 健康被害を正しく理解するために』の「合冊にあたって」という、山下俊一氏が書いたことになっている文章を紹介します。 山下氏の文章としては、内容ではなく文体にかなり違和感があります。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

0 脱力感を共有してもらおう。島薗先生が「あきれた本」と評した『放射線リスクコミュニケーション 健康被害を正しく理解するために』(編集 柴田義貞 長崎新聞社 初版2012年3月)が届いた。山下俊一氏の「合冊にあたって」という序文を紹介しよう。

2013-03-08 15:22:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

1「平成23年3月11日の東日本大震災でなくなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興と再生を祈念申し上げます。 

2013-03-08 15:25:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2 長崎大学グローバルCOEプログラム「放射線健康リスク制御国際戦略拠点」事業の最終年度は、まさに東京電力福島第一原発事故の対応に忙殺された一年でした.長崎大学の片峰茂学長の強いリーダーシップによる「現場に強い大学、危機に強い大学、そして行動する大学」の実践は、

2013-03-08 15:30:08
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3(続き)同時に「肉を切らせて、骨を切る」という戦闘態勢下での大学人が社会に一歩踏み出した活動となり、これからの福島と日本に対する放射線リスク評価と管理に向けた長崎大学の使命と役割が国内外に問われる状況となりました。

2013-03-08 15:33:15
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

4 すなわち、一大学の従来型のカリキュラム方式の教育研究体制の整備を超えて連携大学院構想と各大学が得意分野をつなぐ新たな課題解決型の教育プログラムの構築です.その一環に放射線医療化学の教育研究推進の一翼となる社会医学や社会科学の事業展開があります。

2013-03-08 15:50:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

5 すでに福島県立医科大学と長崎大学は平成23年4月2日に連携協力の協定を締結し、具体的な人事交流と派遣、さらに共同事業を開始しています。特に、放射線リスクコミュニケーターの育成は喫緊の課題であり、福島県の復興と再生に不可欠となります。

2013-03-08 15:53:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

6 2冊の放射線リスク関連の出版物が貴重な学術解説書として汎用されてきました.それが平成21年度に出版した『リスクコミュニケーションの思想と技術』と、平成22年度出版の『リスク認知とリスクコミュニケーション』です。

2013-03-08 15:57:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

7 いずれも福島原発事故後の現場活動において生きた羅針盤となっています.これらは放射線リスクの正しい理解を目指して、事故前に行われた専門家の講演と座談会の取りまとめ集であり、平易に解説されています。

2013-03-08 15:58:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

8 放射線リスクの考え方考え方に関する多岐にわたる内容であり、関係者からの再販要望も多く、事故後益々その必要性が増すようになりました.そこで、ここに合冊本として出版する『放射線リスクコミュニケーションー健康リスクを正しく理解するために』は、(続く)

2013-03-08 16:06:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

9 平成19年度採択された5年間の長崎大学グローバルCOEプログラムの大きな成果の一つとも言えるでしょう。同時に、平成23年度のグローバルCOEプログラムの最終年度には、その三部作である『福島原発事故-内部被ばくの真実』が別途出版されていますのでご参照ください。

2013-03-08 16:09:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

10 最後に、放射線や放射能に対する先入観や偏見を正し、そして差別や風評被害を阻止軽減するためには、国民一人一人に論理的な思考と他者を思う心が求められます。放射線リスク評価の基本をなすものは、科学的なエビデンスに基盤を置くことです.

2013-03-08 16:13:25
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

11 その上で双方向性のコミュニケーションとステークホルダーの参加による現存被ばく状況下での理論の実践化が試行錯誤されるでしょう。個々人のリスク認知の違いを十分に理解し、社会のリスク容認という大きな課題克服に向けて、(続く)

2013-03-08 16:16:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

12 (続き)「福島の、そして東北の復興なくして日本の再生なし」の取り組みの一助として、本書が皆様方のお役に立てることができれば幸いです。 平成24年2月

2013-03-08 16:17:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

13 山下俊一 長崎大学グローバルCOEプログラム「放射線健康リスク制御国際戦略拠点」リーダー  福島県立医科大学副学長  放射線医学県民健康管理センター長  」以上。

2013-03-08 16:20:03