政治とカネを争点にするな/

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

企業団体献金問題では、企業側のガバナンスによる政治献金支出の適正化、公開義務をまず検討すべきです。それが企業の政治活動の自由と献金の弊害防止の調和を図ることにつながります（続く）@tomatsudaira金権政治を理由に企業団体献金全廃をするなら、判例との整合性をどう考えるか

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

政党、政治家の側で政治資金収支を公開するのは当然ですが、企業の側も、株主総会の承認、取締役会での決定に基づき、営業上の理由ではなく、政治活動の一環としての献金を行う余地は残すべきだと思います。昨年出した「政治とカネと検察捜査」（講談社）にも書いています@tomatsudaira

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

そのとおりです。私も検事４年目に一回だけ不起訴不当の議決を受けたことありますが、「検適送り」はショックでした。@jigokuenokaidan 検察審査会は、議決後、その謄本を検察官適格審査会に送付すると検察審査会法にあります。当該検察官の職務遂行上の適格性を審査することになる？

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

しかし、検審の議決が検察官適格審査会に送付されることを認識していない検事が意外に多いのです。だから「検察は不起訴でも検審があるぞ」などという「負け惜しみ」が出て来るのです@jigokuenokaidan そうすると、検察側が「起訴相当」に誘導する可能性は薄いとみてよさそうですね。

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

いいですね。馬淵氏とは「朝生」に一緒に出演したことがあります。大変好感の持てる政治家です。「政治とカネ」ではなく、堂々と政策論で勝負なのであれば、馬淵氏に是非頑張ってもらいたいですね@all_out_bot まあ理想としては、小沢氏と馬淵氏が立って、菅氏は責任を取って辞任すると

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

そこも問題です。実際には、検察官適格審査会には予算もほんの僅かしかなく、実質的な審査はほとんど行われていないのではないかと思います。@naotoke 「検適」ではどのような審査が行われるのですか？

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

是非、直接お話をしましょう。民主党代表選と「政治とカネ」の関係など、じっくりお話をすれば問題点が整理できるように思います。@hirotami_m 何やら議論が噛み合っていないようなので、折角ですから直接お目に掛かってお話したいですね。

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

先週２６日の記者レク概要でも述べたように、小沢氏が、万が一起訴相当議決が出されたら訴追に同意する、と今日の会見で明言できるかどうかがポイントだと思います（続く）@amneris84 、「政治とカネ」という安易な枕詞（or読者を惑わす呪文）を使わなかった新聞は、一紙もなかった

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

「ゼロに近いような有罪の可能性の訴追が降りかかってきたって、私は堂々と受けますよ、何もひるむことはありません、逃げるつもりはありませんと、もろに立ち向かう姿勢」をとることができれば、「政治とカネ」の呪文は吹っ飛びます。政策論議中心の代表選のためにはベストです@amneris84

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

検審の２回目の起訴相当議決が出て強制起訴になった場合、検察は、関係する記録をすべて指定弁護士に提供させられることになり、検察捜査の表も裏も明らかになる可能性があります。それは、検察にとって、大変困った事態です。要するに、起訴相当というのは、検察の処分に対する否定的判断なのです

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）村越さん。話が噛み合っていないと公開のツイッターで言われた以上、それについて公開の場で議論するのが、政治家として当然ではないのですか。かねてから言っているように私は小沢氏支持でも擁護でもありません（続く）@hirotami_m

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）反小沢の議員の方々には、「政治とカネ」という曖昧な呪文を持ちだすのではなく、堂々で政策論争をしてもらいたいだけです。反小沢発言で世間の注目を集めた村越さんですから、その言動には世間も注目します。（続く）

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）そのご本人が、自分から話をしたいと言いながらワケノワカラナイことを言って私との公開の場での議論から逃げようとされると反小沢議員全体の信頼性に影響します。それは、小沢氏側を不当に利するだけではないですか。自分の一連の言動を今一度振り返って考えてみてください。

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）起訴相当議決が出れば訴追に同意すると明言されたことで青ざめているのは検察の側ではないでしょうか。万が一そんなことになったら、指定弁護士に証拠をすべて提供しなければならないし、公判は検察の手を離れます。捜査経過もすべて白日の下に曝されることに@shinatakeshi

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

小沢氏の「私は逃げない」発言についての朝日、毎日、読売、産経各紙の対応が分かれた。朝日は『「私は逃げません」としたが、具体的な対応は触れなかった』、小沢発言を訴追に同意することの明言と受け止めない。「訴追逃れのための出馬」と批判できなると困るからか、微妙な言い方（続く）

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）読売は『検察審査会が「起訴議決」を出せば起訴に同意する考えを示した』と明確に訴追同意への明言と受け止めている。毎日、産経も、同様の受け止め方だが。その中で際立っているのが、社説で、それを首相不適任の理由だとする産経の論調（続く）

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）産経社説は、訴追同意への明言を「率直な姿勢と言いたいが、代表選に勝って首相になったとしても、訴追され、刑事被告人となりかねない人物を最高指導者として仰ぐ国民は不幸」とする。何としても「政治とカネ」問題で小沢氏を叩きたい産経の「率直な姿勢」だがこの理屈はさすがに無理（続く）

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）第一に、一回目の検審の議決で起訴相当とされたのは不動産取得時期等の２ヵ月余の「期ズレ」であり、それを受けても検察は再度不起としている。それが覆される可能性はほとんど無視できる程低い。「訴追され、刑事被告人となりかねない人物」として扱うような状況ではない（続く）

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）また、万が一起訴相当議決が出て小沢首相が訴追に同意したとしても、それは、検察による起訴を受けるのとはまったく状況が違う。小沢起訴に向けて暴走した検察ですら起訴を断念せざるを得なかっわけで、小沢氏の犯罪事実に関しては証拠がほとんどない（続く）

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）検察が公判立会するのであれば、証拠がなくても何とか形をつけようとするだろうが、立会は検察ではなく、客観的立場の指定弁護士。公判前手続で立証困難がを露呈、冒頭陳述もまともに書けない。逆に、検察の捜査がいかに杜撰だったかが白日の下にさらされる（続く）

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）小沢氏が訴追に同意しても、すぐに勝負はついてしまい、産経が社説で言うように、「最高指導者として仰ぐ」ことが国民にとって不幸、という事態にはならない。小沢氏が訴追に同意すると明言したのであれば、少なくとも刑事事件としての「政治とカネ」問題は代表選争点からは外れたことになる。

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

２回の不起訴で国家機関としての検察の不起訴判断は確定。仮にｊ起訴相当議決で起訴されても裁判所で覆る可能性は極めて低い（続く）@kazu_murakami 小沢さんは検察の捜査で自分に非のない事は証明されたと仰いましたが検察は記者会見で、疑わしいが起訴できる証拠が無かったといった

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

（続き）つまり司法判断は限りなくシロに近いということです。１年もの間、小沢氏起訴をめざして無理筋の捜査を続けてきた検察ですから、有罪にできる余地が多少なりとあれば起訴していたでしょう。検察の当初の不起訴処分の際の発言は、負け惜しみ的な不規則発言で、不適切です（続く）

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

しかし、だからと言って、非がないことが「証明」されたわけではありません。検察の仕事は、刑事事件について捜査して起訴できるか判断すること。政治家として非があるかどうかを「証明」することではありません。小沢氏の発言は、「暴走検察」ですら自分を起訴できなかったことへの皮肉だと思います

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

能力の問題ではありません。市民の判断ですから、それを尊重して公開の法廷で審理して裁判所の判断で決着させるということです。検察の判断が覆る可能性は殆どないと思いますが@nekojita60 もし検察審査会をして小沢氏を起訴相当と議決したら、検察審査会は能力がないということですか