御案内をいただき、本日、民間養子あっせん団体の勉強会『すべての子どもに幸せな家庭を~養子縁組現場からみえる現状と課題』に出席させていただきました。樹によっては桜が満開の会場 東京工業大学大岡山キャンパスでは子供達が元気に走り回っていました。
2013-03-20 22:40:27会場で松下政経塾の先輩である井戸まさえ前衆議院議員に久々に再会。ともに衆議院法務委員会で児童虐待防止のための民法改正に取り組んできました。
2013-03-20 22:40:45最初の報告は、産婦人科医院で、特別養子縁組に取り組んでこられた、さめじまボンディングクリニック院長の鮫島浩二先生(産婦人科医師)のプレゼン。男性の身勝手(レイプ、ストーカー、男が逃げた)で、望まない妊娠をした女性へのケア、特別養子縁組への取組まれたお話をうかがいました。
2013-03-20 22:41:19命をつなぐゆりかご代表の大羽賀秀夫さんは、私財を投げ打ち、特別養子縁組に注力されてきた方。
2013-03-20 22:41:49日本の民法では養親の下限年齢が25歳と定められていますが、上限についての規定はありませんが、公的機関では40歳を上限にしている所がほとんど。これは人権侵害と、身をもって、まだ幼い子も含め、御自身5人の養子、里子を育てられているそうです。
2013-03-20 22:41:54国際養子縁組も含め、母子福祉支援相談事業をされている一般社団法人アクロスジャパン代表の小川多鶴さん、御自身も当事者として、国際養子縁組事業に、否定的で間違った噂が流される現状の課題についての御報告がありました。
2013-03-20 22:42:29特に日米間の委託数字の差異のために、違法時子供が売られているという誤解が生まれていることについて。ある事例では、一昨年日本で養子縁組を委託して日本では一昨年にカウント、昨年米国に帰国して、ビザ発給のため、米国国務省では昨年にカウント。よって日米間で数字に差異が生じる。
2013-03-20 22:42:48顧問の産婦人科医師の竹内正人先生からも貴重なお話をうかがいました。アフリカ系男性と日本女性の間で生まれた子の場合、日本で養子縁組すると外見から差別の虞れが強いこと、米国では差別をされない事例など、写真付きで御説明をいただきました。
2013-03-20 22:43:03望まない妊娠のため、出生後、すぐに虐待、虐待死する子ども。また罪に問われる少女達の実状。
2013-03-20 22:46:12私は十数年前から、児童虐待防止の法整備に取り組んできました。松下政経塾生の時には、児童養護施設や乳児院の現地現場で、実際に親からの虐待によって入所してきた子供達とも過ごしました。素晴らしい施設でしたが、配置基準は、子ども6人に対して、大人1人、限界がありました。
2013-03-20 22:46:44児童養護施設については、拙文 http://t.co/A46z5tep10 を御覧いただければ幸いです。
2013-03-20 22:47:00児童養護施設出身者の昨年度の大学進学率は僅かに11%。日本の平均は50%を超えており、大きな開きがあります。児童養護施設には3万人もの子ども達が暮らします。限界のある施設から子ども達を家庭へ、現場で私が出した結論でした。
2013-03-20 22:47:21特別養子縁組を促進する法案提出を準備されている遠山清彦代議士、野田聖子代議士を始めとする関係者に敬意を表します。
2013-03-20 22:47:32勉強会後半は、その「養子縁組あっせん試案」についてのディスカッション。各団体の法案への要望書の説明、マスコミの方々も含め、活発な意見交換が行われました。現場の実態を踏まえ、法案の改善すべき点が多く出されました。私の質問は「試案の良い面、評価する面についても教えていただきたい」。
2013-03-20 22:48:48勉強会では様々な意見が出ました。法案をより良いものに、現場の声を取り入れていただくことを願います。「法制よりも、現状の行政の運用に問題がある」との御意見も出ました。現場で、目の前で困っている人を助ける奮闘を続ける皆さんに本当に感動しました。
2013-03-20 22:49:09議席があればお役に立てるのに、と無念に思いました。民法、親権の問題のスペシャリスト、井戸まさえ先輩が議席を失っているのも、本当に残念です。が井戸さん、持ち前のバイタリティーでこの問題、バリバリ活動しています。「連携して、やって行こう!」とお声掛けいただきました。
2013-03-20 22:51:16毎日地元活動の日々ですが、現場の方々から学び続け、いつか国政に復帰した時、すぐにお役に立てるよう努力していきます。
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