アニメーション監督・山賀博之
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ものだから、実際に完成した作品はあんな感じになったと。また、盛り沢山な内容になったのは、初めてだったのどこまでサービスすればいいのか分からなかった、と。そして、着替え時のカメラワークなどに触れ、フルならできるけれど、あえて3コマでやるのがツウだよな、と。
2013-03-21 02:22:42音響の話題では、ロケットの発射シーンでの静寂は、山賀さんのアイディアで、体験としてのNASAへの視察が反映されたものだとか。曰く、観察していた場所は実際の打ち上げ場所から5kmほど離れており、音が遅れて聞こえてきた、と。また、カッコーの巣の上でのラストで決断するシーンの…。
2013-03-21 02:22:51音響の話題としては、のちに田代敦巳の話題としても。当時はすでに、タックの作品ということで「銀河鉄道の夜」には関わっていたものの、タックの社長業に専念するために、音響の仕事は引退していた状態だったとか。ところが引き受けたのは、「挑戦をつきつけられて、逃げるわけにはいかない」と。
2013-03-21 02:22:57田代さんにお願いしたのは、当時、アニメに衣擦れの音をつけている人は他におらず、これだ!と。それに、当時のアニメにおける音は説明であって、片っ端からついていたけれど、擬似リアルなものが欲しかった、と。田代さんの音の付け方は引き算で、ひとつのスピーカーからの音は一種類だけだったとか。
2013-03-21 02:23:05で、話が変わって、宮崎駿さんの話題に。当時、脚本を読んで制作現場にやってきて、挨拶もなしに「おい、庵野は居るか!」。で、ロケットを奪われるシーンに「ここが安っぽい!」とダメ出し。キネ旬での宮崎×山賀の対談は、体裁よくまとめられていたけれど、実際は山賀さんが一方的に語ったあとに、
2013-03-21 02:23:14「終わったか。じゃあ、言うぞ」と。それから、当時の宮崎さんがこだわっていたのは、「アニメらしいロケットの飛ばし方があるだろう」と。たとえば山の傾斜に線路を敷いて云々。「アニメって枝葉ばかりが思いつくけれど、まずは幹なんだよ!」とも。ただ、完成した作品を見てからは、黙ったとか。
2013-03-21 02:23:21褒めていた部分で覚えているものとしては、シロツグが目を覚ますとリイクニが着替えている足が見えて、そこにはスカートの影が映り…。「あそこをやったアニメーターは誰だ!」と。そして井上俊之を捕まえて…。ちなみに大友さんもやってきて良いアニメーターをスカウト。押井さんはスポンサーまで…。
2013-03-21 02:24:28でまぁ、話題はヒロインっぽくないリイクニへ移り、あの、靴からお金がこぼれ落ちたシーンの意図の秘密が!あれは、その前に教会の天井画として、星を拾う女神の姿が描かれており、それとリンクさせたもので、お金は世知辛さを表現しようとしたもの。ただ、エロが近かったから失敗したなぁ、と。
2013-03-21 02:24:36そんでもってパイロット版を作り、この路線でヒロインを可愛くするとそれに全部持っていかれてしまうから…、でこのようになったと。一方でシロツグ役を森本レオさんに依頼したのは、最初は下條アトムさんの声を太くした感じ、というイメージがあって、スタウォーズのハン・ソロ役を聞いて決定したと。
2013-03-21 02:25:08撮りのときに持参した台本はすでにボロボロで、相当、読み込んできたことが伺い知れ、ニュアンスの違いを伝えるだけでそれ以上に演出を付ける必要はなかったとか。余談ながら、シロツグがゲロするシーン、こみ上げるまではレオさんで、吐いてからは貞本さんの声だとか。あと、冒頭の息遣いは監督。
2013-03-21 02:25:32作画スタッフは、ラピュタでの担当シーンが終わり次第、いろんな人が駆けつけてくれたと、と。前田真宏さんもそのひとりで、パルス後の崩壊シーンでは、宮崎駿監督に「破片にはいろんな形があるんだよ!」と怒られたとか。で、王立では、シロツグの記憶を辿るラストのあの絵を描き上げた、と。
2013-03-21 02:25:42で、こっから先は2部になり、DAICONからガイナックス生誕までの話題に。武田さんも、このタイミングで登場したのですが…、終電が気になって、自分は途中退場。なので、そろそろ書くのも飽きてきたので、端折ります。
2013-03-21 02:25:51DAICONのオープニングフィルム、セルが高かったのでビニールをロールで買って、それを切って利用したのだけれど、本物のセル画は何枚重ねても透明なのにビニールだと重ねると反射して鏡に…。作品を見た手塚治虫さんが「たくさんのキャラが出てきますね。でも、出てこないキャラも多いよね」と。
2013-03-21 02:26:33あとで気がついたのだけれど、そういえば手塚キャラは…。その後、ぬえに呼ばれて、「実は新しいアニメを企画しているのだけれど、それに参加してくれないか」と。それが「マクロス」だったとか。そこでも、東京造形大出身のマエサダ(前田&貞本)コンビは評判で、美樹本さんが「バイトに負けた」と。
2013-03-21 02:26:40そして、話題には石黒昇さんに。山賀さんによれば、自分の演出方法は、最初に師事した彼に似ていると。それは、イイトコロには口出しせず、駄目なところだけに手を入れてフォローする、というもの。そうすることによって、基本的には若手に任せて、でも、進行は破綻させずに終えたのだとか。
2013-03-21 02:26:48その後、宮武さんはアーティストだ!という話題を経て(デザイン画が、作打ちのときにはできておらず、ときには放送後にあがってきた、とか)、DAICON4へ。それにはマクロスのお礼にと、板野一郎さんや平野俊弘さんも作画され、それを作監であった赤井さんが修正することに。ところが、キャラを
2013-03-21 02:27:19統一するとなれば、全修正が必要で…。それから、作画では普通だったものに、貞本さんが中割を入れたら、乳揺れしてた、と。あと、日焼け後の残るバニーガールが、網目を通すとテクスチャーになっていて、これはSFだ!と。そんなこんなで、それらはすべて王立を作るための練習だったなぁ、と。
2013-03-21 02:27:29風邪ひきのコバヤシです(涙)。 昨日は阿佐ヶ谷ロフトのイベント、コバヤシオサムのアニメ道にご来場いただき、ありがとーでした! 山賀さんにレンジくん、貞本さん、武田さんや赤井さん。 ちょっと大勢になっちゃったんでw貞本さんと映画の話とか出来なかったのが、ちょっと残念。
2013-03-21 16:46:23ウルの話も聞こうと思ってたんだけど、武田さんの面白話で忘れかけてたら、山賀さんが爆弾発言をしてくれて可笑しかった、というか、驚いたっす。 会うたびに、蒼きウル、作ってくださいーと言ってた僕としては、凄く嬉しい発言でした。 まずは貞本さんの漫画が楽しみっす。
2013-03-21 16:48:45イベントの後、レンジくんと貞本さんが残っててくれたんで、三人で4時ころまで喋っちゃいました。 いやー、書けない事ばっかですけど。 そっちも凄く楽しかったですw。 次回の友永さんナイトもお楽しみにですー。 僕も楽しみ。
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