現在の日本の対ロ外交の本質的な誤りについて

fj197099 @fj197099

習近平氏「内政干渉に反対」　ロシアの大学で講演（http://t.co/9gTdJrQF3l …）…現在の日本の対ロ外交は根本的な意味で間違っている。ロシアが中国に脅威を感じており、ロシアを対中包囲網に取り込む努力をすべきだとの主張自体は間違いではないが、やり方が間違っている。

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この件でロシアがどのような戦略を持っているかに対する考慮が欠けすぎている。要はロシアは中国に接近することで日本から妥協を引き出すために「ロシアが対中包囲網に参加するかもしれない」期待を抱かせているに過ぎない。ロシアは戦略的に日本から領土問題で譲歩を引き出そうとしているのだ。

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それに森元首相をはじめとする「ロシア好き」はホイホイ乗ってしまっている。100%相手の術策に嵌っており、こんな愚かな外交はない。構図は「ロシアが日本を利用する」類である。本当は「我々がロシアを利用する」でなくてはならない。そのためのやり方というものがあるのである。

fj197099 @fj197099

端的に言えば、それは「ロシアをむしろ突き放す」こと以外ではありえないはずである。ロシアは本当に中国の脅威を感じているか、我々としては十分な確信はない。招いた中国の国家主席に対日批判をさせるほどの国である。ならばまずはロシアをとことん突き放し、孤立させることが重要だ。

fj197099 @fj197099

日本としては「北方領土について四島返還の真剣な姿勢がないのなら、どうぞご随意に。日本は対中牽制のパートナーにはならない」と上から目線の姿勢でロシアに接するべきなのである。そこでロシアが中国に寄るようなら端から連帯はない訳だし、そうでないならロシア側に見せるべき誠意がある。

fj197099 @fj197099

すなわち、我々の持つべき戦略としては、「ロシアを孤立させることによって対中脅威感を持つかどうか旗幟を鮮明にさせ、もってロシア側から日本（及び米国）の側に接近せしめる」こと以外ではありえないはずなのである。我々はもっとロシアの地政学的な弱さを利用しなくてはならない。

fj197099 @fj197099

無論、このような主張に対しては「地政学的弱さと言えば日本の側にもある。ロシアはそれを利用している訳で、日本がそれを利用しようとしてもうまくいかないだろう」という反論があり得よう。だがそこが正にポイントである。地政学的脆弱性が両者にあるのなら、なぜロシア側だけにその利用を許すのか。

fj197099 @fj197099

対中牽制のために日本がロシアに接近し、あまつさえ北方領土において主権の妥協まで行うという議論は、その点において本質的に破綻しているのである。我々は全くロシアに妥協する必要はないのだ。ロシアの側から日本に擦り寄るようにまずは突き放すこともできるのである。それが外交である。