少女革命ウテナ原画展 幾原邦彦監督トークショーまとめ
「あとやっぱり思考がジャンプすることがあって、それが原因の衝突は多い」 「 "A → B → C" という順序の思考があった時に、 "A → C" という形でBを省いて話してしまうことがある」 「自分の中ではBのイメージがあるけど、話を聞いてるみんなの中には無いから反論される」
2013-03-25 00:44:14「でもBが必ずしも言語化できないこともある」 「クリエイティブな仕事ってのはそういう思考の飛躍が必要なものだと思う」 「その "ジャンプ" をすることで、本来であればつながらないはずの線をつなげることができる。見たこともないようなものを生み出せる」
2013-03-25 00:46:26「(言語化できたとしても)言わなくてもわかるだろう、と思って言わないのだが大抵伝わらない」 「傲慢な言い方をすると、ジャンプしないものは人も物もつまんない。A→Cというジャンプをする人が好き」 「ジャンプしない人も誠実で必要な人間だけど、ジャンプしないと根本的な所で物を作れない」
2013-03-25 00:50:55「自分がキツイ状況になった時は、そういうジャンプが起こってると考えるようにしている。 "A → B → C" の順番を "A → C" って飛ばしちゃってるんだよ。Bが無いから訳がわからないんだよ。あぁ、また飛ばしちゃってるな~って」
2013-03-25 00:53:21「 "A → C" を B じゃなく D とか使って無理矢理つなげちゃうのがクリエーターなんだよ。だから、より困難なんだ でも、順番通りじゃないDとかのほうが、より面白いモノができるんだよね」
2013-03-25 00:55:05物作りの変化について。「今の若い人は柔軟。選択肢が豊富。自分が若い時は選択肢がなかった。それは人生の選択肢からしてそう」 「漫画的なことをして生きる選択肢がそんなに無かった。今はゲームであったりインターネットであったりと、漫画的な仕事が増えているが、当時は限られていた」
2013-03-25 00:57:22「今の人は、選択肢がたくさんあるせいか、物の考え方が柔軟。自分は頭固いし、PCにも弱い。どのボタン押したら何が起こるのかぜんぜんわかってない」
2013-03-25 00:58:52閑話休題、監督のご友人トッピさんの話題。ピンドラ制作中にイクニ監督のPCがこわれてしまい、大事なデータが入ってるので慌てた監督に対しトッピさん、「イクニさん、PCというのは友達じゃなくて恋人です。ある日突然連絡が取れなくなるんです」「あぁー、なるほど。いいこと言うなあ!トッピ…」
2013-03-25 01:01:12■■■■■■■■■■ トークショー 19:00 の部(補足程度) ■■■■■■■■■■
どんなに罵り合っても、翌日には笑って下らないことを言えるような雰囲気を心掛けている。 人と対話する時には、乗算になるように気にしている。人の話を否定しない言葉使いを考える。饒舌になってもらいたいから。会話が乗算になる相手がいい。『てゆうより』とか相手の言葉を否定するのはちょっと…
2013-03-25 01:28:55「その分野の仕事に触れてなかった人に "最初の仕事" として仕事を振るのが好き」 「経験者なら期日や賃金に見合ったある程度の仕事をこなす所が、未経験者だと妥協点が分からずストッパーが効かないが故にエネルギーが凄いから」
2013-03-25 01:30:27「その人の初めての恋人になりたい。何も知らない人が、知らないからこそできる部分に強く惹かれる」 「初めての事をしてもらうのが好き。初めてやると、落とし所が分からなくて突っ込めるから」 「初めてだからできることにはパワーがあると思ってる」
2013-03-25 01:30:52ウテナ展の見所を聞かれたイクニ監督、「昔のテレビは映像の周囲が切れて7割しか映らないので夕方アニメ故の自主規制で映せない部分がセル画や原画だと(自分が見たいから)描いて有るのでオススメ」
2013-03-25 01:31:55■■■■■■■■■■ 謎PV の部 ■■■■■■■■■■
イクニ「これが何なのかは言えない。こないだ温泉でたくさんカメラ回してきたけどそれを流すわけでもない」 イクニ「マタギもUFOを見ることがある」
2013-03-25 01:52:17