「アオバ」の宮尾岳さん、フロントフォークの脱輪防止ツメについて大いに怒る
もう随分と前の事になってしまうがMTBブームの80年代後半 ある事件が起きた。 「事件」というのは大袈裟だけどね。 MTBのフロントフォークエンドに「車輪脱化防止用ツメ」なるものが出来た。
2013-03-28 22:22:16つまり、何らかの拍子でクイックハブのレバーが開いてしまっても 簡単に前輪が外れてしまわないようにだ。 もしくは初心者が使い方を誤っても、外れないように。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 僕は怒り狂った。
2013-03-28 22:24:17なんのための「クイックハブ」だよ! クイックで!外せるから! クイックハブだろうが! 全く意味がなくなるじゃないか! これを発明したトゥーリョ・カンパニョーロに申し訳ないだろうが!と・・・
2013-03-28 22:27:03つまりこれは、どこかの国の何処かの初心者が MTBのクイックハブのレバーが緩んでたの知らずに乗って、んで脱落して 「すぐに外れるような危ない機構を持ち込むな!」 とか裁判起こしやがったな・・・と。
2013-03-28 22:31:40これはね、昔はクイックハブが付いているような車種は そのメーカーの中でもかなりマニアックなもので高額でもあるから それを買う人間は、当然のようにクイックハブの扱い方は知っているよね? というのが常識だったのだ。
2013-03-28 22:34:50それが急激に起こったMTBブームのせいで 猫も杓子もMTBに乗るようになって、構造なんか全く理解せずに あちこちいじり回して不幸な事故が起きてしまった。 未だに日本でもいるよね クイックハブのレバーを「ぐるぐる時計回りにねじ込んで」車輪止めてる人。
2013-03-28 22:37:35そこから先は、サスペンションフォークの普及に合わせて 脱落防火のシステムは義務化となってしまい、「簡単に外せないクイックハブ」は MTBでは常識になってしまった。 ここまではまあ我慢出来る。 無茶な乗り方するからねMTBは。 だが・・・・・
2013-03-28 22:42:32今度は! ロードレーサーにまで! 「前輪落下防止ツメ」が付くようになっちまった! ちょっと待てい!!! ロードレーサーは、本来は「競技のために」使うもんだぞ! 一分一秒を競うレース機材に 「外しにくい機構」を持ち込んでどうする!
2013-03-28 22:45:25だから・・・・ あくまでも自己責任というカタチで・・・ 僕らは自分で、その「脱化防止用ツメ」を削るしかない。 オーダーフレーム作る人は、最初にこれを除いてもらう事もできるが それは違法改造にあたるのだろうか?
2013-03-28 22:52:25はっきりいっちゃうと、自転車にかぎらず どんな素晴らしい機構も 無知な人間が扱えば事故は起きる。 それをいちいち「注意しなかったメーカーが悪い」だの 「事故が起こりうる構造が悪い」だの言うのなら切りがない。 世の中には鋭い刃物も、尖ったものも、硬いものも無限にある。
2013-03-28 23:08:19