追悼 殊能将之
- kokada_jnet
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“殊能さんは2月8日付の自身のツイッターで、兄が脳出血で急死したと発表し、その次の最後となった更新では「んじゃまた」のみメッセージを寄せていた。”ってことはお兄さんが急死して後を追うかの様に亡くなったってことなのかな…?
2013-06-05 21:33:03若い文学青年をロブ=グリエに走らせる原因はなんだと言われたら市川真人が悪いとしかいいようがないよね。と思ったが、俺は殊能せんせーの読書日記とナボコフの書簡集上での絶賛と町山智浩の嫉妬あらすじ解説(たしかインセプションのPodcast)で興味をもって手にとったことを思い出した。
2013-06-06 04:21:18『樒/榁』については刊行時の若島正さんの書評http://t.co/EOzvlwKhytでも「ズレ」の形式について触れられていて、〈これは次に書かれることになりそうな「もっと長い別の物語」のための予備実験というか予告篇でしかないのかもしれないが〉とある
2013-06-08 17:02:37「もっと長い別の物語」というのは前半部のラストからの予想だろうけども、文庫版のように『鏡の中』と併せて読むと『樒/榁』の補完的な役割が強まり、むしろそれは『黒い仏』のラスト一行「最後の闘い」のようなほのめかしに過ぎなかったのではないかとも思う
2013-06-08 17:06:23「『本陣殺人事件』も『獄門島』も存在していないのに「百日紅の下にて」だけあるってのが、おもしろいんじゃないか」http://t.co/4LpN8WzKttとあるように、「樒」自体が示すのはハサミの蝶番だけがあるという感じで、そこから具体的な「本編」が敷衍されるという感じはしない
2013-06-08 17:13:42もちろん形式自体は『キマイラ』にも引き継がれ、それは館のトリックなどにも現れている。この蝶番性をめぐる「実験」の助走がその後どこへ向かったか……となると、さっきのウリポ的なほうということになるのかなあ、という推理をしているところ
2013-06-08 17:21:05「駄作を書かなかった」と言う読者がいる一方、「本気を出していなかった」と言う読者もいて、その二つの見方が両立するというのが僕は凄く不思議なことだと思うんだけれども、そう捉えられる理由の一端はこの助走性、蝶番性にあるのではないかという気がする。気がしています。
2013-06-08 17:27:55以前、memoにゆらゆら帝国の『Sweet Spot』(2005)について、誰だか知らないけど店内で流れていたのが良かったのですぐ買った、とあって、さすがだなーと思ったことがあったんだけど、そのあたりなのかなあ
2013-06-23 22:11:30ところで、殊能将之って亡くなったの知らなかった……。『美濃牛』で面白いもの書く人出てきた!と思ったんだけど、しばらくチェックしてなくて「新刊見ないなー」と思って調べたら……。今更だけど、ご冥福をお祈りします。
2013-06-27 11:20:28[入会宣言]( ^ω^)MIKE MIZNO監督の『SIBERIAN EXPRESS』を観てからミステリにハマり十数年…すっかりミステリの虜になってしまいました。偏愛する作家は殊能将之、敬愛する作家は鮎井郁介です。どうぞよろしくお願い致します。 #air_mys_ken
2013-06-27 23:52:02仕事で悩みすぎて自己啓発の類の本を買ってしまったんだけど、内容の4割がはてブのライフハック記事、5割が宗教、残りがヒッピーだったし、これの価格の3000円があれば最近ブックオフで105円で入手した殊能将之の美濃牛が28冊買える。(意味のない比較)
2013-06-28 22:12:35最近の朝飯が八枚切りの食パンが多くなってるのは明らかに殊能センセーとマレーシアのホステルに泊まった経験から。薄い食パン美味い。
2013-06-29 07:09:39