第３回twitter小説大賞に応募したやつ！（’～＾）ノ

プランニングにゃろ @planningNYARO

俺はナツメロトラベラー！ナツメロを聴くとその曲が流行った時代にタイムスリップする能力だ。で、ピンクレディーで飛んで昭和を満喫してたら、パチンコ屋の軍艦マーチで戦時中に飛ばされちまった。爆弾が降り注いできてる今、気がついたんだが、この能力・・・未来に戻れなくね？　#twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

惑星探査日誌８７３。この惑星の主要生命体は柔らかく繁殖力に優れ、食用に最適だが一定知能レベルに達している為、食用は禁止だ。ほとんどの個体の思考は、食事や繁殖の事が中心だが、惑星規模の情報ネットワークにより急激に進化しつつある。この惑星「地球」の今後に期待しよう。　#twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

死ぬほど大好きなあの娘を振り向かせるために、僕はイケメンに整形しデキる男の記憶を移植したが、代償に今までの記憶をすべて失った。ある日、オレはとある女に激しい恋をした。だが彼女は、行方不明になった片思いの相手を今でも忘れられないと言う。嗚呼、片思いとはつらいもの。 #twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

カニ料理で家族団欒。「またカニなん？」妹がボヤく。無理もない。極寒高気圧のこの星には甲殻類しか生息できないのだ。父「宇宙にはカニが高級料理って星があるかもしれんぞ？」「そんな星あるかー！」思わずツッコミがハモってしまい、みんな触角をカシャカシャ回して笑い転げた。　#twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

「願いはかなう。」とは昔から言われてきたが、近年それは当たり前の現象になっていた。詳しい原因は解明されていないが、特に子供の願いはよくかなう。クリスマスイブの夜、もはや晴れていても星は見えない。おびただしい数のサンタたちが夜空を埋め尽くしているのだ。 #twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

幽霊が怖いって話はよく聞くが、実際幽霊が見えてしまう俺にとって切実なのは恥ずかしいって事だ。どこで何をしていても幽霊が見ている。俺は彼らの視線から逃れるべく、宇宙飛行士になった。しかし、宇宙で待っていたのは、宇宙空間にみっちり詰まった全生命体の幽霊たちだった。　#twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

「俺、この仕事が終わったら彼女とけっこ・・・」「待てバカ！それ以上言うな！爆弾処理班に死亡フラグは厳禁だ！」なんとか爆弾を処理した俺たちは忘年会会場へ。ぎりぎり乾杯の席に滑り込む。署長「では乾杯だ！我が爆弾処理班に栄光あれー！」「あ！」どこかでカチッと音がした。 #twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

「君を愛してる！」「ごめんなさい。私…実はAIなの。」「それが何だ！俺なんてイルカだぞ！」「えっ？魚？魚は無理！」「魚じゃない！哺乳類だ！」「お別れね。」「お別れだ。」日課の破局ごっこは３６４８回目。無人宇宙船の制御AIとイルカ操縦士、宇宙の果てでずっと一緒。#twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

高層ビルの外窓清掃中、お腹が痛くなってきた。焦って非常階段に飛び移ろうと思った矢先、命綱が足にからまり中吊り状態になってしまった。報道ヘリによる全国生中継の中、レスキュー隊員が俺のお腹をギュッと縛る。「はうっ！」臨界点突破。その瞬間、命が助かり、社会的に死んだ。　#twnovel

プランニングにゃろ @planningNYARO

人生はクソだ！最低の日々に舌打ちしながら用を足し、便座横のボタンを押す。次の瞬間、俺は便座ごと宇宙空間にいた。それは排泄物を動力源とする地球外文明の宇宙船だったのだ。そして今、英雄「宇宙最速のクソ」として、俺は銀河を駆け巡る。嗚呼、人生はクソのように素晴らしい。 #twnovel